2013年05月22日
GW最終日。
新潟から戻ってきたわたくしを待っていた息子が成長していました。
背が伸びたとか、頭が良くなったとかそういうことではなく、
カードマジックができるようになっていたのです。
それも中々のカード捌きが身についているではありませんか。
帯状にカードを広げるリボンスプレッドや、
広げたカードをウェーブのようにひっくり返すリボンスプレッドターンオーバーが
できているのです。
これには驚きました。
毛布をマット代わりにテーブルで一生懸命練習している様は、
微笑ましくもあり、頼もしくもありました。
さて息子が大好きなマジシャンはふじいあきらさんです。
口からトランプを出す姿をTVで見かけた方も多いのではないでしょうか。
息子はふじいさんのDVDを見ながら練習していました。
試しに学童でカードマジックをやってみせたらやんややんやとなりまして、
自分にも自信がついたようです。
息子は手先が器用らしく、折り紙やらあやとり、けん玉が得意です。
ここにカードマジックも加われば、どれか1つは芽が出るかもしれません。
それならば息子を導いてみようかしら。
どこかでクロースアップマジックが見られる場所はないものかと探してみましたら、
なんとふじいさんが月2回レクチャーをやっていることがわかりました。
それも偶然にも調べていた日の夜に開催されるのです。
これはもう是非とも息子を連れて行きたいとなりまして、
子供の参加OKを確認してから電車に乗って行ったのでした。
いきなりふじいさんに会えることになった息子は、
それはもう大変な喜びようでした。
サインを貰うためにDVDとペンを持って行くくらいです。
緊張しながら会場のドアを開けると、
昨日までDVDで観ていたふじいさんがいました。
総勢12名の参加者が自己紹介をして、それからレクチャーが始まりました。
マジックのよもやま話、他のマジシャンのテクニック披露、
マジックの見せ方、捉え方などの話をしながらのレクチャーでして、
息子には少し難しいところもありましたが、
皆様から気を使っていただいて、楽しい時間を過ごすことができました。
ふじいさんの実演は間近で観てもさっぱりわかりません。
そこにあるはずのボールがない。
コインがあるはずのない場所から出てくる。
相手の選んだトランプが当たる。
どれを観ても「何で?何で?」という言葉しか出てこなくて、
息子と2人で顔を見合わせただただ舌を巻くだけです。
これだけ騙される快感を覚えると、トリックは知らない方が幸せかもしれません。
ふじいさんの飄々とこなす姿勢と
マジックの確実なテクニックは何度観ても飽きないので、
次回はショーを観に行こうと思っています。
サインを貰いたいのに恥ずかしくて言えなかった息子を連れて。
これが口からトランプ!
記念撮影までしてくださってどうもありがとうございました。
2013年04月25日
代官山にT-SITEができてから、訪れやすくなりました。
T-SITEとは何ぞや。
TUTAYAの入っている複合施設のことです。
でもってT-SITEはオシャレピープルの間ではホットなデートスポットらしいです。
打っていて鳥肌が立ちました。
『たまたま代官山にあるだけでネーミングもオサレに変えてみたけど
中身はやっぱりTUTAYAだよね』
というお前何様的な意識で代官山を闊歩できるようになったのも
T-SITEのおかげです。
ありがとうございます。
とか言いながらもT-SITEの何が良いかといいますと、
料理本の充実っぷりです。
日本の料理本は勿論のこと、洋書の品揃えも中々のものです。
中々って。またここでも何様発言。
つまり料理研究家や芸能人の料理本だけではなく、
柴田書店発行の専門書や外国の専門書、料理雑誌もあるのです。
おかげさまでここでわたくしもレバノン料理の洋書を買ったわけですが。
それからテーマを設けて本以外の関連商品も販売するフェア開催とか、
食にこだわりすぎて食材販売まで始めたりとか、
色々やっています。
ということは、気になる本を読んでこれ美味しそうだから作ってみようかな。
あ、食器もあるから一緒に買っちゃえ。
え、鰹節も売ってるんじゃん。よし買おう。
みたいな流れも可能なわけです。
実際ローズベーカリーフェアを見て、
8,000円前後の鉄瓶を買うかというとわたくしには無理難題ですが、
代官山に集うオサレピープルの経済的背景を考えますとおそらく買っちゃうよね。
さて、お菓子本コーナーを見ておりますと、
ここのすぐ近所にあるイル・プルー・シュル・ラ・セーヌの本が置いてありました。
イルプルーと言えば、オーナーパティシエの弓田氏のキャラクターが
良くも悪くも際立って有名でありますが、
ここのお菓子は美味しいです。
特に塩味のクッキーは、
クッキーランキングの中でベスト3に入るくらい大好きです。
そんなイルプルーで売られているお菓子類を網羅したレシピ本・
『贈られるお菓子に真実の幸せを添えたい 孤高の味わいを作り上げた心の歴史とともに』のお値段は8190円。
弓田ファンなら聞き覚えのあるフレーズ
『真実』、『本当』、『本物』、『孤高』が随所に散りばめられたコチラの本。
もうタイトルからビンビン伝わってまいります。
「俺以外の奴等はみんなカス」というイングヴェイの名台詞が頭をかすめつつ。
つかタイトル長すぎ。検索するのも面倒くさい。
何とかして。
それにしても8190円はちょっと高いんじゃないかしらと思うわけであります。
だってパティシエ界の重鎮・オーボンヴュータンの河田勝彦氏の
『古くて新しいフランス菓子』は4200円なのですから。
まあ河田氏の本よりも40P程多くて、レシピも多いし、
DVD付だから仕方がないのかな。
でも鉄瓶と同じくほいほい気軽に買えません。
そんな小市民のわたくしでも居心地の良いT-SITE通いはまだ続きます。