2010年05月13日

GARGERY

またまた美味しいビールに出会ってしまいました。
それは近所のお気に入りのバーで出されていた生ビールが、
バス ペールエールから、別のビールに変わったことから始まります。
お気に入りのバーに行ったという近所の住民から、
「最近生ビールが変わって別の銘柄になった。それがすごく美味しい。
 あまりビールを飲めない私でも美味しいと思った」
と聞きました。
ビールを飲めない人でも美味しいと思えるビールということは、
苦味が少なく、香り高いビールであろうことは想像がつきます。
近所でエールの生が飲めるなんてバーは希少価値が高かったのですが、
その店があえて別の生ビールを導入した経緯が気になります。
近所の住民の話によると、そのビールは注文を受けると即日樽詰めをし、
翌日にはチルド便で配送されるそうです。
なんとまあ贅沢な。
それほど保存の利かない無濾過の新鮮な生ビールが飲んでもらうために、
受注生産、翌日配送によって美味さを保つという活気的なシステムのようです。
ですので、注文をした日(=樽詰め日)にはビールがないこともあるのだとか。
ここまでこだわったビールが、GARGERY(ガージェリー)です。
beer04.jpg
これはエステラ。角をモチーフとしたグラスがかっこいい
ぶどうジュースの香りがしました。
渋いワインのぶどうの香りではなく、
甘いジュースの香りです。
甘ったるいわけではなく、かといって苦味がないわけでもない。
濃すぎないエールの深い味わいです。
これは美味しいです。
グビグビぷはーと喉越しと爽快感を楽しむピルスナーとは違い、
一口ずつ味わうことのできるビールです。
それほどアルコールを感じずに飲みやすいため、
調子に乗って早々に2杯を注文しましたが、
アルコール度数は5.5%と少々高め。
2杯目を飲み終わる頃にはほろ酔いでした。
こちらのガージェリー。
キリンビール出身の方が作った会社が、
エチゴビールに委託醸造しているのだそうです。
つまり醸造所を持たずともビールが作れるという画期的なシステムであります。
しかし醸造メーカー側としては、
他社のビール用の発酵、熟成タンクが必要なわけですから、
デメリットも多いはずです。
ガージェリーを作っているメーカー・ビアスタイル21の全株式が
キリンからエチゴビールへ移動したことで、
解決しているのかしら。
まあその辺はよくわかりませんが。
それにしてもこの新鮮なビールを飲めるシステムはいいです。
いいんですが、個人には一切販売していないのが悲しいところ。
ガージェリーはお店に行って飲むビールなのです
これからはハレの日に飲むビールにします。

2010年04月28日

京都で仕入れたもの

この間、京都にちょろっと行ってまいりまして、
行きたかったお店を訪れて、買いたい物を買うことができました。
ざっと書き出しておきます。
【甘露千鳥】
愛用中の千鳥酢の村山造酢から出ている
合わせ酢の甘露千鳥です。
米酢、柑橘果汁、醤油と合わせた合わせ酢でして、
野菜にそのままかけたり、揚げびたしにしたり、
ドレッシングにもなる便利な調味料です。
これを買うために村山造酢本社に伺いました。
社屋周辺には、ツンと酢の香りが漂っているのですぐわかりました。
醤油蔵の近くは醤油の香りがしますが、
酢の醸造蔵の香りは初めてです。
近所の方はこの香りを嗅ぎながら生活しているのですね。
これだけ酢の成分が宙に舞っているということは、
醸造蔵で働いている方々は酸蝕症になっているのかしら。
社屋に入ってすぐの受付で村山造酢製品が買えます。
お目当ての甘露千鳥もありました。
ガラス瓶に千鳥が描かれていて可愛いです。
【まつひろ商店】
村山造酢近くにあるがま口専門店です。
当たり前ですががま口ばっかり売ってます。
極小サイズからカバン級のビッグサイズがま口まで幅広いです。
わたくしは財布を作るべく親子口金を買いました。
浅草橋の口金卸の角田商店では、
わたくしの求めていたサイズの口金がなかったため、
ここで買おうと決めていました。
通販で口金1個買って送料がかかることと、
京都に行って口金1個を買うことではどっちが得なのか。
小学生にでもわかりますが、
口金を買うためだけに京都に行ったわけではないので
まあよしとしましょう。
【恵文社】
某知人の日記にこちらの本屋さんの話がのっていました。
おしゃれ系の本屋兼雑貨屋さんということで女子に人気のようです。
本と雑貨のセレクトショップと書いた方がイメージしやすいと思います。
最近は本屋さんも様変わりしました。
自宅にいながらネットを使って欲しい本を送料無料で買えるわけですから、
わざわざ本屋に足を運ぶことが確実に減っています。
そこに加えて大型書店の台頭もあって、
個人経営の書店は激減しています。
そこで雑誌や新刊の本をただ売るだけではなく、
明確なコンセプトを打ち出した本屋が増えてきています。
例えば、全国規模の有名どころでは
天井までぎっしり商品で埋め尽くされたおもちゃ箱のようなヴィレッジヴァンガード
本棚の配置が凸凹で、縦横に本が陳列されているのも見ものの松丸本舗や、
旅をテーマにした旅の本屋のまどなどがあります。
中でも松丸本舗では縦に並べた本の上の隙間に
今度は横向きに本がぎっしりという棚があり、
それがおしゃれと言いますかアーティスティックに見えるのです。
ということは誰かの本棚も見方を変えれば、
松丸本舗のごく一部に昇格するのではないかと思うわけであります。
それはともかくとして、松丸本舗へは息子と一緒に行ったために、
早々に退却する羽目になりました。
幼児の目線では絵本だらけではない本屋は面白くないでしょう。
つまんねーから早く出ようコールが起こりました。
ちっ。
話が逸れましたが、恵文社です。
昼下がりの店内は女子率が大変高くほぼ女子のみでした。
それもおしゃれな女子が多いこと多いこと。
見た目、美大生や天然生活ku:nelなどの愛読者も多そうです。
こちらはテーマごとに本が別れているためお目当ての物を探しやすいですし、
たとえお目当ての本がなくとも、
関連本やグッズなどがズラッと置いてありますから、
関連タグを辿っていくかのように次から次へと手が伸びていきます。
澁澤龍彦の本が置かれた怪しいコーナーに置いてあった
夜想の耽美特集で、
三島由紀夫の切腹ごっこの写真や、
自分のマッチョな裸体を見せつける三島由紀夫の写真を見ました。
モンスター&フリークス、シュヴァンクマイエル特集などなど、
すんごい好みの特集ばかりを組む夜想。
大人買いしそうでしたがぐっと堪えました。
ギャラリー兼カフェが浅草橋にあるようなので、
そちらを堪能しつつ買おうかと思います。
がま口といい夜想といい、いま浅草橋が熱いです。
個人的に。
こちらでは本は買わずに、雑貨と文具を買いました。
ブリキの缶・大小夜長堂のレトロモダンペーパー、
関美穂子さんマッチ売りの少女シールなどなど。
夜長堂さんの乙女モダン図案帖
も欲しかったのですが我慢しました。
夜想といい、この本といい、この店で何回我慢したことでしょう。
ふう。やれやれ。想像以上に危険な店だぜ。
ここに来る時は札束を握り締めて、野ぎくちゃんと来たいと思いました。
【ANGERS】
新宿マルイに入っているアンジェの本店です。
新宿のアンジェはよく行きますが、
やはり一度は本店に足を運びたいと思っておりまして、
ようやく願いが叶いました。
ちなみに楽天にもアンジェがあります。
店内を入ってすぐにいとしのFREITAGちゃんコーナーがお出迎えでした。
ここで時間を相当食ってしまい全然進みません。
北欧テイストの雑貨、インテリア、キッチン用品などが溢れていますが、
特にほしいと思うものはありませんでした。
センスが良くておしゃれだけれども、
他のお店でも買えそうな品揃えだったので、
別にここで買う必要はないかなーと。
って何様だ。
京都、いいなあ。
京都に住みたいなあ。