2011年01月28日
回文
幼稚園のお母様から絵本を何冊か借りました。
その中で息子が特に気に入ったものが、
『さかさことばでうんどうかい』という絵本でした。
これは動物達の運動会のお話と書いてしまえばそれだけなのですが、
文章全てが回文で構成されているのです。
例)
・きめわざきまり とりまきざわめき
・できる やれば ねばれ やるきで
・たまに がにまた
・ねると ふとるね
上記の回文はほんの一部で、競技毎に回文で実況され、
最後の表彰台のシーンまで回文でした。
回文だけで1冊の絵本が出来上がるとは圧巻です。
素晴らしいのは文章だけではありません。
登場する動物達も大変ユーモラスです。
目が回るトラや、新体操をするがにまたの馬、
跳び箱を飛ぶにわとりとことりとわに(回文)などが、
躍動感あふれて描かれています。
この回文の話を姉にしたところ、
「肉の多い大乃国という回文を口にしました。
昔、私が姉に教えたとのことですが、
そのエピソードはすっかり忘れていました。