2010年06月24日
都会のホタル
去年、行けなかったホタルを見に、椿山荘に行ってまいりました。
椿山荘の庭に放し飼いにされているホタルを見ようと、
それなりの混雑です。
鑑賞スポットで目を凝らしてみると、ぼんやりと小さな豆電球が時々つきます。
葉っぱの中に埋もれていた影が、ふわふわと火の玉のように飛んでいます。
ホタルを見るのは小学校以来のような気がします。
そしてホタルは断続的に光るということを忘れていました。
ほたるの墓も思い出しました。
ああ、切ない。
息子は去年も見ていますから、感動もそれなりのようでした。
周囲を見ても子供よりも大人、それも50歳以上の方々の方が
歓喜の声を上げていたように思います。
「昔はたくさんいたのに」
という思い出話をしながら、都会のホタルを見ている大人の多いこと。
ほたるの墓のように電気代わりになるくらいのホタルを見てみたいものです。
すみません。
実はホタルよりも感動したものが椿山荘にありました。
それはトイレです。
一瞬トイレとわからない扉を開け進むと、
我が家の全面積より広いトイレのスペースが現れました。
すんごい贅沢な作りで、白を基調としたラグジュアリーな空間です。
現在、台所でトイレの芳香剤としか思えない香りで
大迷惑な虫コナーズとは大違いのいい香りがします。
我が家はトイレ以下でした。
ここならトイレでも住めそうな気がします。