2010年09月22日

これもダメ

息子の朝ご飯用にと、
バナナとクルミのキャラメルマフィンを作りました。
先週、お友達の家で食べたバナナマフィンを
いたく気に入った息子のためにとせっせと作ったのですが、
これが残念な結果になってしまいました。
トッピングのクルミを食べて数分後、
息子が舌の痒みを訴えてきました。
ここまでならたまにあるので様子を見ていたら、
喉も痒いと言い始めました。
これはおかしいと考えているうちに、体を掻きむしり始め、
太腿に蕁麻疹が出てきました。
大至急、ロックな先生のところに駆け込みます。
そこで点滴を打ってもらうも、その間にどんどん症状が悪化し、
背中、腕、つま先、頭、ありとあらゆる所がボコボコになりました。
息子は発狂したように掻きむしり、皮膚が傷つき、
血が滲み、爪が割れました。
猛烈な痒みで泣き叫んでいます。
このまま呼吸が苦しくなったらアウトです。
急遽紹介状を携えて、医療センターへ駆け込むことになりました。
症状が一刻を争うので、すぐに診てもらうことになりまして、
抗ヒスタミン剤の点滴をしました。
点滴の準備の間、わたくしは待合室で待っていましたが、
息子の鳴き声は全く聞こえませんでした。
看護士さんに呼ばれて部屋に戻ると、
「全然痛くなかったよ。泣かなかったよ」
と息子。
いつもの先生の所では
4人がかりで押さえつけて点滴したのが嘘のようです。
すぐに薬が効いて痒みがなくなり、落ち着いた息子。
薬の作用で眠くなり、スーッと眠りに落ちていきました。
寝ている息子を観察すると、
蕁麻疹のボコボコが少しずつ引いていきましたが、
紅斑はまだまだ残り、
白い部分と赤い部分でまだら模様になっています。
顔は特に目立つようで、頬、額、首筋が赤く、その他は白く、
そのコントラストが痛々しいものでした。
今まで食べても平気だったクルミに反応が出たことは、
卵アレルギーが改善されてきて
楽になってきた除去食生活に暗い影を落とします。
ピーナッツ、クルミは禁忌ですが、
しばらくはナッツ類全部を控えた方がいいと言われたので、
また除去食になります。
とは言うものの、卵に比べれば除去も楽です。
ピーナッツオイル、クルミオイルなどのナッツオイルに注意を払い、
ナッツの粉末には近づけさせず、
トッピングのナッツもしっかりチェックくらいでしょうか。
それでも東南アジアはナッツのトッピングが多いですし、
インド料理はナッツのペーストを使う料理もありますし、
ヴィーガン料理だとナッツでコクを出すので、
これまた注意が必要です。
ナッツは気がつかないうちに料理に使われているので、
しばらくは外食を控えることになりそうです。
airasia日本就航記念に息子とマレーシアに行きたかったのですが、
食の問題が復活したのでまた厳しくなってしまいました。
ふう。
血液検査の結果は来週出ます。
そうそう。
「アレルゲン検査項目を13個選んで」と言われて
検査用紙を渡されたのですが、
アレルゲン項目にゴキブリもありました。

2010年08月22日

吉原散歩と寄席デビュー

友人夫妻が吉原に引越したのは去年だったでしょうか。
なかなか行くタイミングが合わずにいましたが、
ようやく遊びに行ってまいりました。
吉原という地名はもうありませんが、
昭文社の地図で見ると、観光名所・施設等に使う赤字で
しっかり『吉原』と書かれています。
友人宅は吉原の外れの方ですが、
向かいにはしっかりソープがあります。
それを気にしなければ、車の騒音もない大変静かな住宅街です。
近所を散策してみると、
喫茶店とは違う雰囲気の喫茶店をちらほら見かけます。
どの店も共通して言えるのは、
珈琲が500円であること、店名が喫茶店らしくないダサめのネーミング、
店内が見えにくいなどが挙げられます。
友人に聞いてみると、これは風俗の情報喫茶だそうです。
ここでどの店がいいのか、どんな娘がいるのかをリサーチして、
店を見つけるのだそうです。
つまり吉原インフォメーションセンターでした。
なるほど。
勉強になりました。
この日は息子連れでしたので、吉原のど真ん中に行くことは控えましたが、
次回、息子なしで、吉原大門方面を散策したいと思います。
さて、吉原を後にして、向かった先は浅草ホッピー通りです。
こちらで、『浅草を浴衣でぶらりツアー』の皆様と合流しました。
わたくしと息子以外は皆様浴衣。
風情もへったくれもなくてすみませんでした。
ホッピー通りで軽く飲んでから、浅草演芸場で寄席を見ることになりました。
息子に寄席はわからないだろうと思い帰ろうとしたら、
息子から「見たい!」とリクエストが入りました。
入場料払って、面白くないとか帰りたいとか言われたら
たまったもんじゃありませんから、
大人しく見ることを約束させ、見ることにしました。
さあここでパッカーメンバーの腕の見せ所です。
寄席終了まで1時間半であること、
大人7名+幼児1名の大人数であることから値切りました。
そしたら受付の方が快く割り引いてくださいました。
こういうところでも値切り交渉は有効だったのですね。
だてに今日のメンバー、世界放浪をしていません。
インドのリキシャに数ルピーをまけてもらう以上の金額でした。
息子とわたくしは前から3列目くらいに座ります。
この日のテーマは男と女の恋愛沙汰。
場所が場所だけに吉原の話がありました。
すでに始まっていた落語を聴きながら、息子が笑っています。
笑いの場所も間違っていません。
落語のオーバーな言い方がはまっているようです。
落語よりも漫談の方が大爆笑で、
演者も大喜びして、舞台から息子に話しかけてくださいました。
「小さい子に笑ってもらえるとは嬉しいもんだねえ。
 やる方にも張り合いが出るよ。お嬢ちゃんいくつだい?」
やはり女児に間違えられました。
髪型が悪いのか。
漫談の後のマジックも、息子にはとても素晴らしい催しで、
結んだはずの紐がはらりと解ける様子や、
何も入っていない紙袋から次々と大きな箱が出る様子が
不思議でたまらなかったようです。
落語の合間合間に、息子の目が覚めるような出し物があるので、
全く退屈せずに見終えました。
最後の幕が下りると、
「あー、面白かったねー!」
と会場中に聞こえる声で感想を言う息子が
少し誇らしく思えた日でした。