2010年06月29日

願いごとを書きましょう

近所の子育て地蔵尊の七夕の飾り付けができあがりまして、
誰でも短冊に願いごとが書けるようになっていましたので、
散歩がてら息子と書きに行ってみました。
すでにたくさん飾られている短冊の願いごとをあれやこれやと眺め、
『パラグアイに勝ちますように』という旬のネタもありました。
その中から息子が見つけたのがコチラ。

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よっぽど旅が好きなんですね
裏を見ると。

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夫でした
わたくしよりも先に願いごとを書いているということにも驚きましたが、
内容の方に目を奪われました。
短冊には、家族の健康が何ちゃらとか、子供のこととか、
世間一般的にはそういう誰に見せても恥ずかしくない優等生的な願いごとを
書くものだと思っていましたが、
そういう枠には囚われないフリーダムな人間もいるのだと
改めて痛感しました。
己の欲望を忠実に晒したこの短冊にいささかムカつきまして、
わたくしも負けずに、
『まりとかいろが健康でありますように』
と短冊に書いてみました。

2009年11月29日

積ンデレ

我が家は非常に狭いです。
その狭い我が家を更に狭くしている人がいます。
その人は部屋のあちらこちらの自らの芸術を作り上げるため、
放っておくとこの作品であふれかえるのです。
そんな積み重ねる人の作品をご紹介します。
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【不可逆性の崩壊、もしくはその調和と融点】
牛乳パックを使ったオブジェ。
このままジェンガを続けるには難易度A。
最上部のパックは、消費量の減り続ける牛乳のための祈り。
下部は酪農家と消費者の悲しみを現している。
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【あれにそびえるはヒマラヤ】
塵も積もれば山となるを体現した大作。
衣類ケースにはぎゅうぎゅうにTシャツが敷き詰められており、
洗濯後にケースにしまう気力もなくなりこちらとしては、
自分で片付けろよのつもりでここに置き始めたら、
いつのまにかここが衣類の保管スペースに変換された。
この後もどんどんうず高く積み上げられ、時々雪崩が起きる。
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【実存主義と快楽主義の対話】
本を縦横、縦横に配置することによって、
本で本棚を作っていた時代に終止符を打つべく、
わたくしが本棚を組み立て、本の分類をしたのは2年程前。
それから徐々に本棚のスペースを無駄に使い始め、
今ではこのとおり下の棚の本は出せない状態に。
過去の物(本棚)よりも、
それを塗りつぶしてまでも新たに構築し続けることに意義を見い出す
活気的な作品。
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【緯度と経度の方向性の具現化に関する実験】
これが縦横の法則。
隙間があるとそこに物を置く習性があるためこのような状態に。
空間というものは必要ないらしい。
適度な抜けの全くない完璧なまでの取り出しにくさを追求した作品。

2009年11月17日

ロンポスピラミッド完成

昨日の折り薔薇についての息子の反応は、
( ´_ゝ`)フーン
でした。
本当に↑こんな顔でした。
凄いのが出来ているけど認めない。
目の前に存在することを認めない。
そういう意思を感じ取りました。
さて、折り紙と同じく息子がはまっている物。
それはロンポスです。
ロンポスとは様々なパターンで繋がった球状ブロックを穴にはめ込むゲームです。
息子が持っているものは4×4の簡易タイプで、球状ブロックは7種類です。
これは平面パズルもできますし、ピラミッドを作る3Dバージョンも可能です。
パッケージには先に2つのブロックが配置された状態の例題が
10問書かれています。
4×4にうまくブロックをはめ込み、正方形になったら完成なんですが、
これがなかなかどうして難しいです。
息子も最初は「できないーーーー!!!」と泣いて暴れていましたが、
例題の一つができてからは、それはそれはサクサクと10問クリアーしました。
今ではパッケージを見なくとも、全部の配置も覚えています。
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息子作
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こんなの30秒もかからず作りますわ
しかしそんな息子にも3Dのピラミッドは難しいとみえて、
時々思い出したように挑戦してはどこかにブロックが余ったり、
空洞ができていたりました。
わたくしも何度試してもできずに悶々とする日々が続きました。
夫なんぞは
「絶対どこかにブロックが余るようになっているんだ。そういうもんなんだ」
と決めつけていました。
それが今日突然ピラミッドが完成しました。
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苦節数十日
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ついにピラミッドが
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完成しました
あーでもないこーでもないとブロック同士の組み合わせを熟考していると、
何となく展開が見えたのです。
そしてパーツを組み合わせては外し、別の場所にずらしとしていると、
ピラミッドが出来上がったのです。
思いがけず出来てしまったピラミッドを持って、
〆切りに追われている夫のところへ大興奮で突撃しました。
できるわけないと思っていた夫も、さすがに驚いていました。
肝心の息子はというと、
自分より先にピラミッドが出来たことが悔しくて、
涙を流さないようにしながら、執拗にぶっ壊そうとしていました。
そしてピラミッドの組み合わせを覚えて、
あとで自分で作ってみて何食わぬ顔で
「ほらできたよー!カイロが最初に作ったね」
と手柄を取る気満々なのはみえみえです。
これがいつものパターンですから。
これよりもっとパーツの多いロンポスもあるようなので、
今年のクリスマスプレゼントはこれにしようかと考えています。
わたくしもやりたいのです。

2009年11月10日

野獣風呂

先日、近所の住民関係者の皆様が
ちょっと早目の誕生日パーティーを開いてくれました。
築地のYっしーが魚介類を仕入れ、
o-iちゃんが本日のシェフです。
イカ墨煮、タコのマリネ、ディップ3種類、鯛のポワレ、
海鮮火鍋でした。
火鍋、最高。
窓を全開にして、皆様汗をかきかきしながら
火鍋に舌鼓を打っておりました。
ご馳走様でした。
皆様から素敵なプレゼントもいただき、
中には、「株主総会のおまけで貰ったけどいらないから捨てようっと。
あ。でもまりっぺの誕生日プレゼントにあげよう」的な物もいただきました。
メガテンのポスターとペルソナのポスター、
ペルソナのバッグにタオル。
ヤフオクでも買い手がついてないグッズでした。
さて夫からのプレゼントは、
澁澤龍彦のうつろ舟エスプレッソの歯磨き粉、そして野獣風呂でした。
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杉本彩プロデュース
豹柄をバックに、やや女豹のポーズで胸の谷間と太腿を強調する姐さん。
これで今日からわたくしも野獣デビューと試してみると、
お湯が真っ黒になりました。
透明感のある真っ黒です。
粗塩入りで溶けきるまで底がザシザシしています。
発汗作用があるのかやけに汗をかいた気がしますが、
このあたりが野獣なのかしら。
総額1,000円の誕生日プレゼントでした。
夫の誕生日にはこんなことをしたんですけど。

2009年11月02日

擬似家族

夫の実家から帰って来た息子の髪型が変わっていました。
いつも夫の母上が切ってくださるのですが、
それはそれは幼少時の夫の写真と瓜二つの髪型が出来上がってきます。
しかし今回はちょっと違いました。
短くなってはいるのですが、
いつものように耳の上でカクカクと段になっていません。
前髪から流れるようなラインです。
はて。どうしたのだろうか。
夕飯時に向かいに座った夫を見ると、
夫も髪を切っていることに気がつきました。
上海から帰ってきた時は板前カットだったはずなのに今回は違います。
なんと息子と同じ髪型です。
聞いてみると息子の髪は夫が切ったそうです。
ついでに自分の髪の毛も切ったそうです。
同じ顔で同じ髪型をしている親子が目の前にいるので、
食べているご飯を噴き出さないようにするのが精一杯でした。
更に、息子にはない顎ヒゲがついている夫は何かに似ていました。
考え考え、それが何なのかわかった時には腹を抱えて笑いました。
ひさうちみちおの『ヨセフ』という作品に出てくる
ヨセフでした。
不能のヨセフが妻マリアの妊娠に困惑し悩むという話なんですが、
そのヨセフに似ていました。
マリアが身篭っているのは後のキリストでして、
夫がヨセフというなら息子はキリスト。
そしてわたくしはマリアになるのですね。

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