2010年12月27日
食べ物の恨み
少し前にこんなニュースがありましたのを覚えておいででしょうか?
「冷蔵庫の中にあった大根おろしを娘が勝手に食べた」と立腹し、長女を包丁で殺害しようとしたとして、兵庫県警網干署は22日、姫路市網干区浜田、無職粟田冨男容疑者(82)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。
粟田容疑者は「包丁は脅かすために振り回した」と容疑を否認しているという。
発表によると、粟田容疑者は22日午前10時40分頃、自宅で包丁(刃渡り42センチ)を振り回し、無職長女(55)を殺害しようとした疑い。長女も近くにあったつえ(長さ約1メートル)を振り回して逃げたため、けがはなかった。粟田容疑者の妻(78)が110番し、署員が粟田容疑者を取り押さえた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101123-OYT1T00184.htm?from=main5
コチラのまとめブログにあれこれ書いてあるのでご参照下さい。
刃渡り42cmの包丁が自宅に普通にあること。
それを82歳のじいさんが振り回したこと。
55歳の無職の長女が1mの杖を振り回して逃げたこと。
1行ごとに非日常な光景が練り込まれている文章構成に目を奪われて、
そもそもの原因である『大根おろし』の存在が
わたくしの中では埋もれてしまいました。
大根おろしでここまでのニュースに。
このニュースが流れた日の食卓に
大根おろしの上る率の増減が気になるところです。
それにしても大根おろしを勝手に食べたら
解体包丁みたいなのを振り回されるなんて、
わたくしは今までの人生で何十回、何百回刺されていたことでしょう。
命がいくつあっても足りません。
輪廻転生も間に合わないと思います。
そして冷蔵庫の極上サラミがもう半分しかないのは内緒です。