2010年04月24日

消しゴムはんこ講習会

本屋でバザーの出品物のヒントになるような物はないかと探していましたら、
たまたま消しゴムはんこの本を手に取りました。
消しゴムはんこと言えばナンシー関の似顔絵はんこ以外ありえないと思っていましたが、
この本に出ているはんこはそういうものではなく、
動物、植物、人間、乗り物などなど、かわいい雑貨的なテイスト満載でした。
パラパラとめくるうちに、
何だかとても今すぐ消しゴムを彫りたい欲望がむくむくと湧き上がりました。
そこで次に取った行動は本を買うのではなく、
消しゴムはんこの講習会に申し込むことでした。
わたくしの彫りたいものは、
植物でも動物でもなく脳髄とか眼球とかまあ臓物系なんですが、
初心者ですから基本的な技術を身につけるためには、
まず一度講習会に参加してみる方がいいと思いまして、
申し込んだ次第です。
当日。
こういう日に限って、山手線と総武線の遅延により20分程遅刻しまして、
会場に着いた時には、講師の先生を囲んでの最初の説明が始まっていました。
残っていた席に座ると、隣の方は慣れた手つきですでに3個ほど彫っています。
とても上手にさくさく彫り進めています。
一体どう始めればいいのか途方に暮れていると、
先生が指導してくださいました。
一連の流れを教えていただいていざ彫ろうと思いましたら、
かわいらしい春の花のハンコが押されたプリントが目の前にありました。
どうやら今日はみんなで春の花を彫るらしいです。
たくさんある花や葉っぱの中から好きなものを彫り、
最後は布巾着にスタンプしようという内容でした。
彫ったハンコを貸し借りすれば、
布地にたくさんのお花が咲くよ!ということらしいです。
そんな雰囲気の中で、脳髄を彫りたいとは言えませんでした。
ちゃんと前日に、脳髄と眼球と歯列弓のイラストを描いてきたなんて
言えませんでした。
だって皆さん、手作り雑貨が好きそうな優しい雰囲気の方々ばかりなんですもの。
「何を彫っているんですか?」
「脳髄です」
言えませんわ。
ですので、自分のイラスト案はかばんにお蔵入りにして、
皆さんと一緒に春の花を彫りましたとも。
1時間程彫り進めて、最後は布地にハンコ押しです。
隣のベテランの方は10個以上彫ってました。
講習会に10回くらい来ている方のようです。
その方からはんこを借りまして、
わたくしもチマチマと布地にはんこを押しました。
何だかしっくりきません。
やっぱり花より脳髄だと思いました。
ふんわりした雰囲気に包まれながら、はんこ押し大会は終了し、
最後は先生に本日作ったはんこの出来を評価していただきました。
改良点を指摘され、彫り方のアドバイスもいただき、
講習会は終了と相成りました。
基本的な彫り方やテクニックを学ぶことができ、
消しゴムハンコのキットもいただけたので、
大変参考になった講習会でした。
さて、これからは内臓にとりかかりますかね。

2010年04月07日

交通安全週間なのに

しばらく息子と青森に行っておりました。
その話は後日書くとしまして、本日目撃したお話を。
18時頃、新宿西口行きのバスを待っていました。
息子を連れて寒さに震えながらバスを待っていると、
早稲田通りからバスがこちらの方へと左折してきました。
ようやくこれで乗れると思った瞬間、悲鳴が聞こえました。
交差点とわたくしの待っているバス停との距離は50mほど。
バスの行き先が見えるくらいの距離です。
お目当てのバスが横断歩道上で左折しかかった状態で、
ハザードランプをつけて停車しています。
右前のタイヤの付近に何かが見えまして、
何か荷物でも踏んづけたのかと思っていると、
運転手さんが降りてきました。
右前方を確認し中に戻ると降車口のドアが開き、
乗客が次から次へと降りてきました。
これで事故ということがようやくわかり、
明治通りの新宿方面へ向かう車線をバスがふさいでいる状態ですので、
もうバスには乗れないと判断し、
都電で急遽池袋方面に移動することにしました。
停車しているバスの前を通り過ぎようとすると、
タイヤの下に人がいました。
手だけこちらの方向に向かっていました。
これは息子に見せてはいけないと、
「バスが故障しちゃって動けないから警察が来てるんだよ」
と話し、バスの方を見せないように歩きました。
丁度、学生の帰宅ラッシュ&新歓コンパに向かう人々の流れが
MAXの時間帯です。
交差点での事故で目撃者は多数いたようです。
信号待ちをしている間に色々な目撃談が耳に入ってきましたから。
交通安全週間の真っ最中である今日、
この帰宅ラッシュの時間帯は、交通整理の警察官も交差点にいました。
加えて徒歩2分ほどの距離に戸塚警察署もありますので、
警察の対応は速いものでした。
しかしバスを動かさずにタイヤの下に挟まっている人を救出するには、
パトカーと警察官だけでは足りません。
おそらくジャッキでバスを持ち上げるしかないのでは。
そうこうしている間にも早稲田方面からは高田馬場駅へ向かう
人の波が押し寄せてくるため、
交差点では何が起こったのかが丸見えなのです。
信号を渡り、池袋に向かおうとしたものの気分が全く優れないため、
近所のスーパーで買い物をするだけで帰宅することにしました。
スーパーから戻り、再び交差点を通りかかると、
救急車と消防車も出動し、ようやく右前方周辺がカバーで覆われました。
しかしながら、人間が何枚もの防護カバーの両端を手で持って覆うやり方のため、
背が高い人からは中が丸見えです。
そして何枚ものカバーの隙間からも見えます。
息子に見えないように必死にごまかしながら、
更に混雑してきた雑踏をかきわけ帰宅しました。
以前からこの交差点は赤信号に変わったのに
平気で横断する歩行者が多いと思っていましたが、
このタイミングで事故が起こるとは思いませんでした。
赤信号は必ず止まる。
しっかり息子に教えないといけませんね。
【追記】
事故についてコチラにアップされていました。
わたくしが聞いた目撃者の話の中に
「赤信号なのに渡っていた」というものがありました。
ソースの中でも、
『信号が青になったので左折し、横断歩道の手前で
 いったん停車して歩行者がいなくなってから再び発進した』
とあります。
赤信号だったのかどうなのか。
目撃者がいますから、その辺はいずれはっきりすることでしょう。
都バスにはよく乗ります。
明治通りや早稲田通りの路線は特に。
バスの前方に乗ると運転手さんの名前を見る習慣があるわたくしには、
加害者となってしまった運転手さんの名前も覚えていたのです。