2013年04月25日
代官山にT-SITEができてから、訪れやすくなりました。
T-SITEとは何ぞや。
TUTAYAの入っている複合施設のことです。
でもってT-SITEはオシャレピープルの間ではホットなデートスポットらしいです。
打っていて鳥肌が立ちました。
『たまたま代官山にあるだけでネーミングもオサレに変えてみたけど
中身はやっぱりTUTAYAだよね』
というお前何様的な意識で代官山を闊歩できるようになったのも
T-SITEのおかげです。
ありがとうございます。
とか言いながらもT-SITEの何が良いかといいますと、
料理本の充実っぷりです。
日本の料理本は勿論のこと、洋書の品揃えも中々のものです。
中々って。またここでも何様発言。
つまり料理研究家や芸能人の料理本だけではなく、
柴田書店発行の専門書や外国の専門書、料理雑誌もあるのです。
おかげさまでここでわたくしもレバノン料理の洋書を買ったわけですが。
それからテーマを設けて本以外の関連商品も販売するフェア開催とか、
食にこだわりすぎて食材販売まで始めたりとか、
色々やっています。
ということは、気になる本を読んでこれ美味しそうだから作ってみようかな。
あ、食器もあるから一緒に買っちゃえ。
え、鰹節も売ってるんじゃん。よし買おう。
みたいな流れも可能なわけです。
実際ローズベーカリーフェアを見て、
8,000円前後の鉄瓶を買うかというとわたくしには無理難題ですが、
代官山に集うオサレピープルの経済的背景を考えますとおそらく買っちゃうよね。
さて、お菓子本コーナーを見ておりますと、
ここのすぐ近所にあるイル・プルー・シュル・ラ・セーヌの本が置いてありました。
イルプルーと言えば、オーナーパティシエの弓田氏のキャラクターが
良くも悪くも際立って有名でありますが、
ここのお菓子は美味しいです。
特に塩味のクッキーは、
クッキーランキングの中でベスト3に入るくらい大好きです。
そんなイルプルーで売られているお菓子類を網羅したレシピ本・
『贈られるお菓子に真実の幸せを添えたい 孤高の味わいを作り上げた心の歴史とともに』のお値段は8190円。
弓田ファンなら聞き覚えのあるフレーズ
『真実』、『本当』、『本物』、『孤高』が随所に散りばめられたコチラの本。
もうタイトルからビンビン伝わってまいります。
「俺以外の奴等はみんなカス」というイングヴェイの名台詞が頭をかすめつつ。
つかタイトル長すぎ。検索するのも面倒くさい。
何とかして。
それにしても8190円はちょっと高いんじゃないかしらと思うわけであります。
だってパティシエ界の重鎮・オーボンヴュータンの河田勝彦氏の
『古くて新しいフランス菓子』は4200円なのですから。
まあ河田氏の本よりも40P程多くて、レシピも多いし、
DVD付だから仕方がないのかな。
でも鉄瓶と同じくほいほい気軽に買えません。
そんな小市民のわたくしでも居心地の良いT-SITE通いはまだ続きます。
2013年04月06日
私の生まれ育った町・沼垂(ぬったり)は発酵の町と言われておりまして、
味噌、醤油、日本酒、納豆などの発酵食品が今も作られています。
そこをアメリカ人が訪ねるという動画がありまして、
これが大変素晴らしいです。
観光PRが今ひとつ苦手と思われる新潟ですが、
日本料理は世界中で人気がありますから、
外国人にアピールするにはこういう切り口でいくのはとても面白いと思います。
日本酒の香りを嗅ぎながら歩いた通学路。
友達の家へ行く途中で醤油の香りが立ち込めると、
ここが折り返し地点。
食卓に上る納豆は朱色のパッケージで粒も大きめ。
色々なことを思い出しながら動画を観ました。
自分が住んでいた町がこんなに魅力溢れる要素があったことを知るのに
30年以上の月日が経っていました。
毎年3月に有名な『酒の陣』が開催されていますが、
それ以外で新潟に来ることがありましたら、
レンタサイクル(3時間100円)で沼垂の町を回ってみてください。
発酵食品以外にも、沼垂の朝市、
空いた市場の店舗を再利用してのカフェや惣菜屋さんもあります。
そして私の作る料理は発酵ものが多く、大好きなビールも発酵食品。
やりたいお店のコンセプトを展開するための土壌が沼垂にはあります。
無理に東京にいなくてもという気もしないでもありません。
それとも沼垂を東京に持ってくるか。
考えることがたくさん出てまいりました。
村上の鮭。これも発酵食品