2012年11月28日

2012年東京セミ会

今年も行ってまいりました。
8月恒例のセミ会へ。
今回は料理担当をお願いされまして、
公園でのセミの捕獲はそこそこにして他の料理担当メンバーと共に
調理会場へと移動しました。
セミの成虫を捕まえるのも楽しいですが、
どちらかというと日が暮れかけた頃に
地中より這い出てくる幼虫の捕獲の方が好みです。
飛んで逃げることはありませんし、おしっこをかけられることもありませんし、
何しろ可愛い。
しかし料理担当となると成虫を全員から集めてからそこで会場へ向かうため、
幼虫の捕獲ができません。
後ろ髪を引かれながら公園を後にしました。
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セミは洗濯ネットに入れる
今回はセミの成虫が不作でした。
虫捕り網もカゴも用意して行ったのに全然獲れない。
セミが少ないのというよりも
人間の手の届かない木の上の方に止まっているため獲れないという印象です。
上方からの鳴き声に余裕すら感じました。
どうしてみんな上にいるのかしら。
まるで毎年8月第1土曜日はセミ狩りがあるらしいよという情報が
セミ界に伝わっているんじゃないかと思うくらいに。
料理の素材はセミ以外にも蚕、カナブン、イナゴ、こおろぎ、
ジャイアントミールワーム、アリ、蛾の卵等色々ありますが、
今年はこんなのがいました。

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誰よ!こんなのを持ち込んだのは!
まあ昆虫ですけどね。
フサフサした毛がちょっと食感悪そうな気がします。
わたくしはカナッペ担当でした。
あ、タルティーヌと言った方がオシャレで美味しそうですね。
カルシウムが豊富なヘルシータルティーヌを作りました。

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ジャイアントミールワームとコオロギのタルティーヌ
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ほーら美味しそうでしょ
例年ですと、天ぷら、燻製、素揚げ、唐揚げと居酒屋的なメニューが中心でしたが、
今回は野菜と昆虫のコラボ料理になりました。
バゲットを焼いた人もまさか虫が載るとは思ってなかったでしょう。
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ジャイアントミールワームとイナゴの素揚げ
イナゴは足が硬くて、足だけ残してしまいました。
ジャイアントミールワームは生きているうちに手のひら一杯に載せて
その感触を楽しむとうっとりします。
素揚げにすると今度は味覚でうっとりします。
揚げるとスナックのようにさくさく食べられます。
まさにおつまみ感覚です。
ビールと合います。
さて去年はセミ会に韓国のTV局が来ていましたが、
今回は朝日新聞の取材が入っていました。
虫を片手に写真を撮ったり、インタビューを受けたりとした結果、
2ちゃんのまとめサイトに載りました。
広角レンズの端っこに映って歪んだ画像付きです。
コチラ。
いつも見ている痛いニュースに自分が載る日が来ようとは夢にも思いませんでした。
しかもすごい言われよう。
・かまきりみたいな顔
・ゲテモノ食いばばあ
・目がイッっちゃってる
昆虫を食べるという事柄に対する反応を客観的に見れたことは
プラスになりましたし、
昆虫食に抵抗がある人は多いということがよくわかりました。
だからといってそれを強制するつもりもないし、
毎日食べることもありません。
でも年に一度、網を持って虫を追いかけるイベントはやめられません。
また来年も参加したいと思います。

2012年06月18日

家ビール画像あれこれ

自宅で飲んだビールをせっせと写真に納めていましたが、
全然ブログにアップすることもないまま枚数だけが貯まっていきました。
こうなるともう味の記憶も曖昧になりまして、
感想も書けないのですが、とりあえず記録として残しておこうと思います。
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アンカー ハミングエール
アンカーのスチームビールから始まって、アンカーを色々飲んでみました。
IPAとかインペリアルスタウトはなく、飲み飽きない味のビールだと思います。
アンカーは。
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京都町屋麦酒 御所麦酒
京都駅で購入し、新幹線で飲み干しました。
味はうん。そういうこと。
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フレンスブルガー ヴァイツェン
成城石井でドイツビールをまとめ買いした時のものです。
本場ドイツでヴァイツェンをたらふく飲みたいです。
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ブリュードッグ ハードコアIPA
ブリュードッグをまとめ買いした時のものです。
これが初ブリュードッグでした。
ブリュードッグのIPAは美味しいなあ。
どうしてこんなに美味しいIPAを何種類も作られるのかしら。
ちなみにブリュードッグはスコットランドのビールです。
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サンクトガーレン 湘南ゴールド
瓶で飲むのとタップで飲むのとでは、柑橘の香りと味わいが違いました。
柑橘とビールは合いますね。
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アンカー スチームビール
THE 飲み飽きないビール。
タップで飲んでみたいビールです。
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ブリュードッグ シングルホップIPAシリーズ ネルソンソーヴィン
このシングルホップシリーズが大変気に入りました。
どれも山椒の香りが大変強く、よくもまあここまでホップを利かせられるもんだわと
感心することしきり。
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アンカー サマービール
大好きなアンカーですが、味は覚えていません。
スタンダードな味。多分。
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ブリュードッグ シングルホップIPAシリーズ シトラ
これも美味しかったです。
もろ山椒です。
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コエドビール 伽羅
ここのところスーパーやバーで勢力を伸ばしているコエド。
残念ながらわたくしの好みではありませんでした。
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ホフブロイ シュヴァルツ ヴァイス
ヴァイス。いいよね。
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ブリュードッグ シングルホップIPAシリーズ ソラチエース
シングルホップシリーズの中でどれか選ぶとしたらソラチエースです。
こら旨いわ。
ホップの苦味が苦手な人には飲めないと思いますが、
そこを乗り越えたらwelcome to IPA worldです。
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ミッケラーとブリュードッグのコラボ I hardcore you
あのデンマークのミッケラーとブリュードッグのコラボビール。
どっちもとんがったビールを作るすごいブルワーです。
コペンハーゲンにはミッケラーのタップが飲める直営店があるそうなので、
スカンジナビア航空でコペンハーゲン乗り換えミュンヘンIN、
プラハOUTでビール三昧をしたいものです。
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ブリュードッグ シングルホップシリーズ ブラムリング クロス IPA
こちらのシングルホップシリーズIPAは飲み口はミディアム。
山椒がっつりなソラチやシトラと違い、落ち着いて飲めるIPAです。
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南信州ビール アップルホップ
これまたわたくしの大好きなビールです。
使うりんごは王林だったり、ふじだったりとバージョン違いがある模様。
ここの直営店に行ってみたいです。
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ニューキャッスルブラウンエール
遮光瓶を使わないイギリスのエール。
炭酸が少ないイギリスらしいエールです。
ぐびぐびぷはーみたいな爽快感はありません。
その代わりお腹にもたまりません。
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シェラネバダ ペールエール
これは美味しかったということだけ覚えています。
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ストーンIPA
ルイネーションIPAよりもまずはこっちを。
これを飲んでからルイネーションへ移行しましょう。
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ナギサビール プレミアムウィート
なかなか美味しゅうございました。
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シェッファーホッファー へフェ ヴァイツェン
ヴァイツェンいいわー。
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ローグ ジェニパーペールエール
ローグって渋いよね。ルイージみたいなおっさんがラベルで。
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オゼノユキドケ
いつ飲んだのかすら覚えていません。
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サンクトガーレン 黒糖スイートスタウト
バレンタインの時期に飲んだと思います。
デザートのような濃厚なスタウトです。
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田沢湖ビール ヴァイツェン
東武の地下で試飲販売していたので買いました。
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サンクトガーレン スウィートバニラスタウト
すんごいスイートでした。
でもこれもビールだから。
これのパイントを飲みきる自信はありません。
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道後ビール アルト
愛媛のお土産にいただきました。
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道後ビール スタウト
同じくお土産です。
これを飲んで道後温泉に入りたいです。
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ヤッホーブルーング インドの青鬼 
昔、一口飲んであまりの苦さに飲みきれなかったことがありましたが、
インペリアルなIPAを飲むようになった今、
飲みやすいIPAと感じるようになりました。
ホップの利いたエールと言った方がいいかもしれません。
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オラホ ペールエール
このデザインはシンプルで好きです。
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九十九里オーシャンビール スウィートヴァイツェン
ノーコメント。
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ハーヴェストムーン マスカットウィート
マスカットの味が強すぎると思いましたが、
フルーツビールが好きな方にはウケが良いと思われます。
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新潟麦酒 ゴールデンケルシュ
新潟麦酒のビールはとても質が良く美味しいと思います。
あまり流通していませんがイチオシ。
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ラグニタスIPA
現在のアメリカのIPAですね。
がっつーんIPA。
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エチゴビール ラオホラガー
ラオホとはスモークビールのことです。
面白いジャンルです。
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ヒデジビール ヴァイツェン
ヴァイツェン好きの従兄が来た時に買い揃えたものです。
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サンクトガーレン エルディアブロ バーレイワイン
何年か寝かせて飲もうと思って買ったのに、
買った翌日に数十分で空になりました。
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ブリュードッグ ケイオスセオリー
ブリュードッグさんたら。
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エルディンガー ヴァイス
怒涛のヴァイス責め。
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ベアレン ヴァイツェン
またヴァイツェン。
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ヒデジビール 花のホワイトヴァイス
またまたヴァイツェン。
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ドッグフィッシュヘッド 60ミニッツ インペリアルIPA
インペリアルクラスになるとたくさんは飲めないのよね。
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サッポロ 那須 森のビール ヴァイツェン
サッポロなのに440円くらいしたビール。
3種類を買いましたが、どれもこれもラガーな味わい。
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エチゴビール ホワイトビール ヴァイツェン
ノーコメント。
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梅錦ビール ボック
これは美味しかったです。
ボックいいなあ。

2012年04月07日

見た目は同じでも

冷蔵庫が3倍に大きくなってからというもの、
せっせと食材を買い込み、加工している毎日でございます。
以前の冷凍庫部分ではアイスクリーマーの保冷ポットが入らず、
アイスクリーム作りは幻と化しておりましたが、
今度はホームサイズのアイスクリームも入りそうです。
ですので早速アイスを作ることにいたしました。
保冷ポットは18時間以上冷凍庫で冷やし、
その間にアイスの中身を作ります。
ピューレにした苺、牛乳、キビ糖、生クリームを合わせたものを
冷蔵庫で3時間以上冷やします。
以上の下準備をしてこの日は寝ました。
翌朝。
アイスクリーマーをセットし、冷蔵庫に冷やしておいた中身を注ぎます。
「あれ?なんか少ない?」
昨日作った中身が目減りしているような気がします。
アイスクリーマーの撹拌パドルに辛うじてかすめる程度しか量がありません。
ラップをしなかったから蒸発したのか、
それとも元々少ない量を作ったのか。
減ったという確信がないまま、再び同量の中身を作り、
アイスクリーマーに継ぎ足しました。
アイスクリーマーが一生懸命にアイスを撹拌しているところに
夫が起きてきました。
「それ飲みたいんだけど」
アイスクリームだから飲めませんよ。
「昨日それ飲んだけど」
なぬ。
犯人はお前か。
どうやら冷蔵庫に冷やしてあった中身を苺シェイクと勘違いして
グビグビ飲んだようです。
どうりで少ないわけです。
砂糖たっぷりのあの液体を美味そうにグビグビ飲んでいる様を
思い浮かべたら笑えました。
あんまり面白かったので、マンゴーラッシーを作ってあげました。
座布団代わりに。

2011年12月21日

入院顛末記

アルゼンチン産の赤海老が1匹100円で売られていました。
5匹だと398円でした。
茹でる前から赤いその海老は大変大きく立派でした。
買いでしょ。これは買いでしょ。
ベッドに佐々木希が裸で寝ていたら行くでしょ。
タモリが夕飯を作ってくれたら食べるでしょ。
それと同じです。
5匹の海老はこの日の夕食になりました。
パエーリャです。

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旨そうな面してとんでもねえ野郎だな
ムール貝もパクチーもあったのでパエーリャにしました。
ムール貝は白ワインで蒸して、海老はにんにくとオリーブオイルで炒めて、
海の幸のエキスがたっぷり染み込んだパエーリャはサフランの香り。
一口頬張ればバルセロナで食べたパエーリャの味がしました。
これは過去最高の出来でした。
海老アレルギーの心配があるため
念のため海老以外をガツガツ食べました。
2時間後。
何だか胃が痛いです。
3時間後。
身体の局所が痒くなってきました。
そして下痢も始まりました。
これは久しく出ていなかった海老アレルギーの症状に違いありません。
迂闊でした。
ここ3年くらいトムヤムクンを食べてもブイヤベースを食べても無症状だったので油断していました。
加えて非常薬のアレロックも切れているのです。
これはまずい。
そうこうしているうちに全身が赤味のまだらになってきました。
痒みはありますが、掻くとぼこぼこに腫れたことがありましたので、
我慢します。
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顔のT字ラインが真っ赤
この頃はまだPCをいじる元気もありました。
赤味と腫れがちょっとひどくなってきたので夫に見せたら、
音楽を聴くためのイヤホンを外して「どうしたんだ!」と声をかけられました。
イヤホンを外してまでの会話は珍しいです。
相当ひどい形相だったのでしょう。
そして全身痒いけど寝て起きたら治ってるかもなどと淡い期待を抱きつつ
布団に入りました。
就寝して1時間後。
息苦しくて目が覚めました。
顔と手が腫れ上がりすんごいことになっていました。
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赤味が引いたように見えても腫れが増大
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7号サイズの指が力士化
これはまずいです。
息が苦しくなってきたということは気管が狭窄しつつあるのではないか。
近くの救急外来へ駆け込むことにしました。
夫を起こし顔と手を見せ、病院へ行くからタクシーを呼んでほしいと頼んだら、
タクシーを手配してまた寝ました。
えーと、手がパンパンに腫れているので洋服も着れないんですけど。
鍵も閉められないんですけど。
言われたことしかしない気の利かなさと
事の重大さを認識していない態度に腹が立ち、再び起こして手伝わせました。
アレルギーは死ぬこともあるってのに、息子の時の対応といい今回の対応といい、
どちらかがアナフィラキシーで死ぬまでわからないのかもしれません。
タクシーの清算時に財布を出しましたが小銭が持てませんでした。
指が細かく動かないのです。
ですのでカードで支払いました。
サインをするのも一苦労。
小学1年レベルの字になりました。
救急外来の手続きをして待合室でぐったりしながら待っていると、
看護士さんがやってきてまだらで膨らんでいるわたくしを見て驚いていました。
そしてコートを脱がしてくれました。
指が動かなくてボタンが外せないからです。
すぐさま抗ヒスタミン剤とステロイドの点滴です。
これを打っている間に問診です。
3人の若い医師に診てもらったのですが、
今日食べた夕飯の話と5年ほど前に海老を食べて蕁麻疹が出たこと、
ここ3年くらいは海老を食べても症状がなかったことを伝えました。
すると1人の医師が
「じゃあ今日はあえて海老を食べちゃったって感じですかあ?」
と言ってきました。
うわー。問診なのに何だか若者っぽいわー。
しばらく点滴を打っても腫れが引かず、息苦しさも変わりがないので、
「これは重症です。入院の適応です。3日間は入院してください」
とこの日が土曜日なので、月曜日まで入院を宣告されました。
実は月曜日は有休を取っておりました。
それなのにこれが入院に使われるなんて。
初めての有休を取っていたのはこの入院のためじゃないのに!
仕事に支障をきたすことはないのですが、
タイミングが良いのか悪いのかわたくしの貴重な有休がー。
とりあえず夫に電話をし入院を伝えます。
出産以外で人生初入院です。
車椅子で点滴台と共に病棟へ運ばれました。
個室風の4人部屋に通され、心電図、点滴をセットされます。
点滴が激しく液漏れしておりまして、
「あー、液漏れしてる。先生気づかないのかしら。全く」
とブツブツ言いながら看護士さん達がてきぱきとセットし直してくれます。
点滴のせいか、それとも睡眠不足のせいか。
自然と眠りにつきました。
朝、先生に起こされ具合を聞かれました。
どうやら2時間寝ていたようです。
顔の赤味が消えていますし、手の腫れも大分改善しています。
喉が詰まっている感じも良くなってきています。
先生にそれを伝えると、このまま症状が改善されるなら、
今日中に退院しても良いし、明日まで様子を見てもいいとのこと。
安心しました。
身体が楽になってきたので、朝食を軽く食べ、
テーブルに置かれた入院案内を見ましたら、
飲んでいる牛乳を噴出しそうになりました。
『救命救急センターの当病棟は特定入院料の加算があるからそれも含めて
 1日当たり約98,000円(3割負担で33,000円)かかりまっせ』
みたいなことが書かれているではありませんか。
ぎゃー。
1日33,000円ってどこの高級ホテルですか。
明日まで入院したら更に倍。
これで一気に赤味も引いたと思います。
まだ浮腫んだ手をしながらも次の回診時に先生に
「夕方退院します!」
と元気よく伝えたのは言うまでもありません。
そんな感じで短時間で無事退院しました。
救命救急病棟に入院するとこんなにお金がかかるもんだとは知りませんでした。
たしかに周囲は重病っぽい方がちらほら。
帰宅後自分の加入保険で保険金が降りるか調べましたが、
入院5日目以降からの適応でした。
特定入院料とダブルで凹みました。
今回は身体的にも金銭的にも恐ろしいアレルギーでの入院となりました。
皆様も生命保険の見直しをオススメいたします。

2011年12月11日

金魚の世界は深いのよ

かなり前の話ですがアップします。
金魚資料館なる場所に行ってきたのですが、
スネークセンターよりも昭和感漂う場所でした。
ヘビ研よりも規模が段違いに小さいことと、
個人が趣味で始めた延長の手作り感のおかげで、
妙な期待が高まります。
もしかしてパラダイスかもしれない。
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看板も屋根もザ・昭和
周囲は金魚のための貯水池だらけで、夏は蚊が多そうです。
内部は金魚に関する資料展示室と水槽に入った金魚の展示室に別れていました。
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のっけから金魚のホルマリン漬け
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何故か竹串でぐっさり刺されて固定中
ホルマリン漬け以外には金魚の浮世絵から金魚の玩具まで
幅広く節操なく展示されています。
だって俺が資料館の主役と言わんばかりに、
展示室のど真ん中に猛禽類の剥製がどーんと鎮座ましましているんですもの。
とてもフリーダム。
ホルマリン漬けではなくちゃんと生きている金魚の水槽が並ぶ展示室では
様々な種類の金魚がいました。
ええ、様々な種類が。
はっきり言ってグロいです。
品種改良という名の下に生まれた金魚たちは、
素人のわたくしからすると美意識という価値観の相違を
見せつけられている感じがしました。
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この辺はまだ普通の金魚
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もしもし?脳みそが乗っかっていますよ
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眼が・・・眼がー!
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眼が袋に包まれて見えないんじゃないの?
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辛うじて上から見えるのか。でも視野が上のみ?
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やっぱり横は完全に見えないじゃん
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かなり大きめの金魚
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眼自体が巨大化している・・・・
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日野日出志だー!
展示室の解説によると、眼を覆う巨大な袋のために上しか見えない金魚は
上から見るのがこの金魚の正しい鑑賞法なのだそうです。
つまりこの金魚が一番美しく見える姿である目が上向きのものが最上で、
斜めになっているとランクも落ちるということ。
脳みそが上に乗っかっているような金魚は、その瘤が美しいのでしょう。
眼が全部袋で覆われている金魚は、その袋が美しいのでしょう。
わたくしには奇形にしか見えませんでしたが、
それこそが美しさの基本である世界があるのです。

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