2013年03月09日

濃縮還元とストレート

先日たんかんなる柑橘類が送られてきました。
送り主曰く、皮と実が離れづらいのでジュースにすると良いとのこと。
アドバイスどおりに12個全て絞り、シノワで越して息子に飲ませました。
「美味しい!!」
偏食家の息子が一気に飲み干しまして絶賛しました。
わたくしも一口飲んでみると、
みかん程ではありませんが、甘味が強くて香りも良いです。
これは美味しいです。
当然1ダース分の果汁は翌朝には全て飲みつくされました。
数日後。
冷蔵庫にみかんといよかんがありました。
インフルエンザ罹患中の息子のビタミン補給に、
これらを絞ってブレンドしてみました。
ついでに紙パックの濃縮還元ジュースもコップに入れてみました。

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左がいよかん、みかんのブレンド。右はパックの濃縮還元オレンジジュース
品種も色も違うので比較実験にはなりませんが、
息子に両方飲んでもらってどちらが美味しいか聞いてみることにしました。
「こっち!全然違う!」
息子が選んだのは左のブレンドジュースでした。
両方一口飲んですぐ答えたので、相当味が違うのでしょう。
香りも乏しいですし。
子供の味覚は侮れません。

2011年12月11日

金魚の世界は深いのよ

かなり前の話ですがアップします。
金魚資料館なる場所に行ってきたのですが、
スネークセンターよりも昭和感漂う場所でした。
ヘビ研よりも規模が段違いに小さいことと、
個人が趣味で始めた延長の手作り感のおかげで、
妙な期待が高まります。
もしかしてパラダイスかもしれない。
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看板も屋根もザ・昭和
周囲は金魚のための貯水池だらけで、夏は蚊が多そうです。
内部は金魚に関する資料展示室と水槽に入った金魚の展示室に別れていました。
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のっけから金魚のホルマリン漬け
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何故か竹串でぐっさり刺されて固定中
ホルマリン漬け以外には金魚の浮世絵から金魚の玩具まで
幅広く節操なく展示されています。
だって俺が資料館の主役と言わんばかりに、
展示室のど真ん中に猛禽類の剥製がどーんと鎮座ましましているんですもの。
とてもフリーダム。
ホルマリン漬けではなくちゃんと生きている金魚の水槽が並ぶ展示室では
様々な種類の金魚がいました。
ええ、様々な種類が。
はっきり言ってグロいです。
品種改良という名の下に生まれた金魚たちは、
素人のわたくしからすると美意識という価値観の相違を
見せつけられている感じがしました。
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この辺はまだ普通の金魚
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もしもし?脳みそが乗っかっていますよ
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眼が・・・眼がー!
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眼が袋に包まれて見えないんじゃないの?
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辛うじて上から見えるのか。でも視野が上のみ?
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やっぱり横は完全に見えないじゃん
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かなり大きめの金魚
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眼自体が巨大化している・・・・
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日野日出志だー!
展示室の解説によると、眼を覆う巨大な袋のために上しか見えない金魚は
上から見るのがこの金魚の正しい鑑賞法なのだそうです。
つまりこの金魚が一番美しく見える姿である目が上向きのものが最上で、
斜めになっているとランクも落ちるということ。
脳みそが上に乗っかっているような金魚は、その瘤が美しいのでしょう。
眼が全部袋で覆われている金魚は、その袋が美しいのでしょう。
わたくしには奇形にしか見えませんでしたが、
それこそが美しさの基本である世界があるのです。

2011年12月10日

インド料理のお店あれこれ

なかなかアップできなかったインド料理のお店をちょろっとご紹介します。
【想いの木】
インド料理らしからぬお店のこちらのお店は神楽坂にあります。
職場の人に推薦されて行ってみることに。
店内はインド料理とは対極にある
オサレオーガニック系のシンプルなカフェといった趣です。
インド音楽も流れていなければ、調度品もインドらしからぬ物が多いです。
サラダ、ラッシー、ハーフナン、ハーフライスカレー3種が付くランチセットを注文しました。
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サウザンドレッシングじゃない
個人的にレタスやキャベツの千切りにサウザンドレッシングをかけただけの物を
サラダと称する飲食業界の風潮はいただけないです。
ですのでランチの『サラダ付き』表記には要注意と常々思っていましたが、
こちらのサラダはれっきとしたサラダでした。
人参のすりおろしドレッシングにパニールがかかっていました。
具材はレタスでもこの一手間でサラダの存在価値も急上昇しました。
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ラッシー
容器がアルミ容器でもガラスでもありませんでした。
濃すぎずとても美味しいラッシーです。
湯のみくらいのサイズでした。
贅沢を言えばボリューム感がほしいところです。
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ラッサムを別注文
同行者がラッサムを好きなので、ラッサムを注文。
むむむ。
これは美味しい・・・。
酸味と辛味が良いバランスです。
これはいやがうえにも後続のカレー3種に期待が高まるではありませんか。
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メインが来ました
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ブラウン海老カリー、大地の息吹カリー、チキンカリーだったかな・・・
同行者はマトンカリー、野菜カリーを頼んだので、
この日のランチカリーを全制覇できました。
お味は、もう文句なしに美味しゅうございます。これはいい。
インドの食堂の味ではなく、
インドの高級レストランで味わう洗練されたカレーです。
たまにはこういうナンに合うカレーもいいなあと思いました。
だってナン自体がとても美味しいのですもの。
全体的に量が少なめですが、
一般的な女性には丁度良いボリュームかもしれません。
ということはわたくし的には足りねーよレベルです。
でも美味しいわー。
「インド料理屋には1人で入りづらいわ」なんて可愛らしい女性や、
オサレカップルのデートにも良いお店だと思われます。
【ダバインディア】
八重洲にあります有名な南インド料理専門店。
ミールスやドーサが食べられます。
平日のランチタイムは場所柄、東京駅界隈のサラリーマンやOLで大混雑ですが、
カウンター席もありますので1人でふらりと入ることもできます。
平日ミールスランチを頼みました。
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右から順にマトンひき肉と野菜のカレー、レモンチキンカレー、
ダルマハラニ、サンバル、ラッサム
ライスに刺さっているのはパパド。これにパトゥーラがつきます。
ライスはもっちり日本米でした。
うーん。バスマティライスを出せとは言わないけど、
もう少しさらりとしたご飯だといいなと思いました。
でも美味しいです。
美味しいと評判のお店ですから期待して行きましたが、さすがのお味でした。
全体的にお値段がお高めですが場所と客層から考えて妥当だと思います。
【アーンドラキッチン】
御徒町にありますこちらのお店は、
上記の八重洲のダバインディアで働いていた元シェフのお店です。
ホリデーランチミールスをいただいてきました。
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この頃は海老を食べていたのか
海老カレー、ポリヤル、ラッサム、サンバル、ライス、チャパティ、パパドがつきます。
デザートはバミセリを甘く煮た物。
ダバインディアのミールスは2,100円でしたっけ。
それに比べたらリーズナブルです。
ホール係の方が随分人懐っこい感じでした。
子供の相手をしたり、手でがつがつ食べているわたくしに話しかけてきたり。
今度はディナーの一品料理でアーンドラプラデーシュ料理を食べてみたいですね。
ビンディベイガンやアーンドラチキンとか。
【ケララの風Ⅱ】
5月で一旦店を閉めた大森のケララの風がリニューアルして、
ランチのみの営業となりました。
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ミールスは変わらず1,000円
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ふわっふわのワダ
新メニューでワダ、イドゥリ、ウプマ、ウタッパムが増えていました。
ミールスで満腹になることはわかっていましたが、
ついついワダも注文。
注文後、厨房からミキサーの音が聞こえてきました。
もしやココナッツチャトニを作っているのかしら。
出来たてフレッシュかもしれないココナッツチャトニ、
揚げたてワダにサンバルがついてきました。
わたくしが作るワダは足元にも及ばないくらいふわふわのワダでした。
チャトニは水分がかなり多めのシャバシャバなチャトニでした。
青唐辛子ががっつりきいています。
こういう南インドの軽食(ティファン)が気軽に食べられる店が増えると
食の愉しみも増えそうです。
パニプリ食べたい。

2011年12月02日

ジャパンスネークセンター

全国のヘビファン憧れのジャパンスネークセンターに行ってきたお話をいたします。
ヘビが苦手という方は沢山いらっしゃるとは思いますが、
当ブログではこれまで散々セミ会鶏を屠る等のお話も載せておりますので、
そのまま掲載いたします。
苦手な方はご覧になりませんようよろしくお願いいたします。
スネークセンター(以下ヘビ研)に行く日をカレンダーに早々と書き込み、
指折り数えてその日を待っていたわたくしと息子。
車で行くかそれとも東武の特急りょうもうで行くか悩みましたが、
ビールも飲めて車内移動もできる気楽な電車を選択しました。
この特急りょうもう、数名で車両を貸切してくるかのような乗車率が悪さです。
まるで房総へ行った時の特急さざなみクラスです。
いいなあ。こういう過疎特急。
目的地の駅に到着し歩いてヘビ研に向かいます。
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昭和チックな門構え
いいよいいよ。嫌いじゃないよ。こういうの。
入口に入るとすぐチケット売り場兼お土産売り場がありまして、
ガラスケースの中にお土産品が置かれている様はまるで旧共産圏のようです。
今日は一日ヘビ研にどっぷり浸かる気満々なので、
チケット売り場でガイドツアーを申し込みました。
研究員の方がガイド役でヘビに関する様々な話を聞かせてくれるので、
行かれる方にはツアーをオススメします。
ではヘビを見に行きましょう。
まずはコチラ。
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いきり立つ巨大ヘビ
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ヘビに散歩させんなよ
巨大なダーナちゃんがガラス越しに天井へ向かう様子を見ていますと、
腹鱗を使って前進する動きが大変良くわかりました。
脱皮をしたばかりなのか、ダーナちゃんの伝ったガラスには鱗のカスがついていました。
天井へ向かったかと思うと、横向きに移動し、
終始落ち着きがなく動いているダーナちゃん。
実はこれは大変珍しいことなのです。
ガイドさん曰く、
「ダーナは2ヶ月に1回くらいしか動きません。いつも端の方でじっとしています。
 こんなに動いているダーナを見れるなんて今日はラッキーですよー」
とのこと。
活発なダーナちゃんに会えて嬉しいです。
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ダーナちゃんがお気に入りの息子
ダーナちゃんのいるヘビブースは、日本各地で押収されたヘビブースでもありました。

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こんなの飼うなよ
無許可で飼育していた男性自身が咬まれて119番したおかげでばれて逮捕というニュースのヘビがコレ。
綺麗な緑色です。
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ブラックマンバも押収品
たまに毒蛇が逃げたというニュースを聞きますが、
こんなヘビに咬まれたらひとたまりもありません。
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な、なんだってー!!
きっと恭子さんが興味本位で飼い始めたけど、世話は専ら美香さんで、
そのうち「美香さんヘビが好きなのよね」って押し付けられて
最後にここに来たんじゃないかしらと、容易にストーリーが思い付くのが怖いです。
ちなみに叶姉妹本人達が持ち込んではいないそうです。
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道でこんな長いヘビに会ったら間違いなく漏らすレベル
こちらのヘビ皮は、とある方が戦時中の東南アジアから持ち帰った物を寄付されたそうです。
それにしても長いなあ。
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お約束の記念撮影
ええ。
金を払って撮りましたとも。
何故なら大きなヘビを首にかけるのが夢だったんですもの。
夢が叶いました。1,000円で。
そう思えば安いじゃありませんか。
息子も一緒に撮ろうと誘ったのですが、何故か頑なに拒否。
母親ばかり浮かれて何枚も写真を撮ってもらっているのに、
息子はダーナちゃんばかり見ておりました。
撮影に使ったヘビはボアコンストリクターというヘビです。
咬まれたらどうしようという不安はありませんでした。
ヘビの口がテープでぐるぐる巻かれていたからです。
透明テープだから撮影にも邪魔になりません。
だからこそこの満面の笑みになったのです。
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外の飼育所でもひょっこり現れるかわいいヘビ
外の飼育所が賑わうのは冬眠から覚めた頃だそうです。
春にはうじゃうじゃなのでしょう。
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抜け殻。鱗1枚1枚もくっきりです。そして丈夫
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一日一善のおかげでヘビ研も存続しているのね
ヘビの咬傷による症状のグロい写真が飾ってある部屋には、
海外に生息する小型ヘビ達のブースでした。
息子はそういう写真に釘付けで、どうしてこんなに腫れているのか
皮膚の色が黒いのか、ガイドさんに質問していました。
ちゃんとヘビも見てね。
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こんにちは
ガイドツアーの締め括りはヘビとの触れ合いです。
この美しい色のヘビはコーンスネークという種類のアルビノだそうです。
初心者が飼うのにオススメのヘビだそう。
この赤い色の瞳。ちろちろと高速で揺れている舌。
全く表情が読めない面構え。
何て可愛いのかしら。
一瞬でこのヘビの虜になりました。
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結構長い
このコーンスネークに触りたい放題タイムになり、
息子は大喜びです。
首にかけてもらうとヘビをさすっていました。
写真も喜んで撮ってもらっています。
どうしてわたくしがヘビを肩にかけて一緒に写真を撮ろうと誘った時は断ったのに、
今はいいのかと聞いてみると、
「さっきは恥ずかしかった」
と。
本当は一緒に撮りたかったのだそうです。
まあ息子的にはこっちの色合いの方が気に入っているようなので、
これで良しとしましょう。
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最後に記念撮影
このガイドツアーとは別に、
ヘビの採毒実演やヘビのお食事タイムというわくわくイベントもありまして、
こちらにも参加しました。
ヘビの採毒実験では、研究員の方が片手にマイク、片手にスネークフックなるものを持ち
流暢な説明をしながらヘビを怒らせたり、ケージからコブラを出したりと、
手に汗握るスリリングなものでした。
このスネークフック、先が鍵状に曲がっており、
これでヘビのケージの開閉をしたり、ヘビを引っかけて出したり入れたり、
八面六臂の使い方をしていました。
ヘビにまつわるクイズも出題されましたが、
自分の中のヘビ像は思い込みや迷信でできているものだとよくわかりました。
例えば、ヘビは顎を外して獲物を食べる、頭が三角だと毒蛇、
コブラは常にフードが全開の形をしているとか。
全部間違いでした。
ヘビについて無知すぎました。
この採毒実験の説明をしてくださった先生はマムシかヤマカガシかに咬まれた経験があり、
がどういう痛みだったかというと、
筋肉を直接ガリガリと削られるような痛みだそうです。
血清を打った後もそれが1ヶ月続いたと仰っていました。
うげえ。気が狂いそう。
そうそう。
この先生はこの方でした。
ロフトでヘビイベントもやっているようです。
先生の語り口調はロフトにとっても合います。
次回は絶対行きます。
はい。
お次はヘビのお食事タイムです。
本日のメニューはコチラ。

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小動物
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いただきます
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いただいています
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これはマムシの唐揚げ
ヘビのお食事タイムもよろしいですが、
人間様のお食事タイムの画像もどうぞ。
息子たっての願いでマムシの唐揚げを注文しました。
骨ごと揚げてあるのでカルシウムががっつり取れそうです。
骨粗しょう症にマムシの唐揚げを。
ここで一つ食事のお話を画像なしでいたします。
わたくし達がマムシの唐揚げを食べるためにレストランへ入ると、
乳幼児を連れた家族がカウンターで食べていました。
マムシ料理人のシェフから説明を受けて食べています。
どうやらマムシのコース料理を食べているようです。
するとシェフが部屋の脇にあるマムシの飼育ケースから
小さなマムシを数匹ひょいと持って行きました。
しばらくしてできてた皿の上には動いているマムシが見えました。
どうやらマムシの赤ちゃんの踊り食いのようです。
うにょんうにょん動いているのがしっかり見えましたもん。
シェフの説明を聞いてみると、マムシの出産シーズンが8,9月で、
10月くらいまでならこの刺身が食べられるそうです。
それを過ぎると寄生虫の問題が出てくるから、今が旬の食べ物なんだそうです。
フルコースのご夫婦は活きの良さ驚いていましたが、ちゃんと食べていました。
すごいです。
さすがにわたくしも生は無理です。
おまけ。

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何なのこの磁性流体は!
※クリックで是非拡大
いやー、ヘビ研は一日いても全然飽きないくらい楽しいスポットです。
ヘビ嫌いな人を連れて行くと更に楽しいと思います。
再訪決定。

2011年12月01日

球状立体迷路

「息子が運動会の徒競走で1位になったら何か買う」という約束をしましたら、
まんまと1位になったので買うことになりました。
息子御所望の品はコチラ。

これはボールを転がしてゴールに進めるという単純な玉転がしゲームなんですが、
形からおわかりのように
球状の中をジェットコースターのようにルートが張り巡らせてありまして、
立体的にボールを進めて行かねばなりません。
空間的形状、平行性など様々な要素が組み合わさり、
ボールが落ちると正に「A-(あー)!!!」と叫んでしまうこと請け合いです。
学童クラブにこれと同じ玩具があり、息子がハマっているようです。
学童にあるんならそっちでやれよと思ったのですが、
近所のバーにも何故かこの迷路があり、
当然の流れでわたくしもミイラ取りがミイラということになってしまったのです。
酔っ払いながらやると更に面白さ倍増です。
先日我が家に突撃してきた従兄も酔っ払いながらやってました。
息子のお友達の御宅へ迷路を持参で遊びに行ったら、
お友達もすっかり気に入ってしまいサンタさんにお願いすることになった模様です。
junkitaさん家族とかも好きそうな気がします。
いや、これ大好きでしょ。

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