2013年01月02日

Goodbeer Faucets

渋谷のビアバーGoodbeer Faucetsの1周年イベントに行ってまいりました。
クリスマス前の連休にパイント1杯500円均一で飲めるという破格なイベントに
付き合ってくれそうな友人に片っ端から連絡しましたが、総フラれ。
何人にもフラれて最後に付き合ってくれた友人Eちゃんに感謝します。
相当混むイベントになるだろうと予想して17時OPEN前に
店前で待ちました。
勿論ヘパリーゼは飲んであります。
するとわらわらと人が集まり始め、OPENする頃には立派な列が出来上がっていました。
この日のラインナップはコチラ。

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すんごい充実っぷりによだれが  ※クリックで拡大
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ストーンのカリベルジーク、ヌグネのブラン。サラミ最高
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マッドリバーのスティールヘッドダブルIPA
プルーフのトルバドゥールマグマだったような
この後ゆずドリームとクロンバッハを飲んだ気がします。
つまみも美味しくビールが進むこと進むこと。
30分くらいで最初の注文混雑は落ち着きましたが、
夜が深まるに連れて男性トイレも並ぶくらいの混雑となりました。
どこか隙間を見つけてグラスを置くテーブルを確保しないと大変なくらいです。
女子トイレの列でわたくしも並びましたが、
前後の方とビールの話などもできて楽しいひと時となりました。
こちらにはイスラエルの店員さんがいらっしゃいまして、
1年前に来た時にはファラフェルをいただきました。
なすのペーストもありました。
イスラエルの料理もアラブの料理も大して違いはないのにねえ、
などと考えた物です。
ということで1周年おめでとうございます。

2013年01月01日

新橋行脚

このお話は、新橋はサラリーマンの聖地であることが
目の前で立証されたところから始まります。
友人と新橋で飲むことになりましてSL広場で待ち合わせをしました。
広場にあるSLの周辺に近づくと、苦手な臭気と白い煙が漂っています。
SLの回りをぐるりと取り囲む形で、仕事帰りのスーツ姿の男性陣が
ぷかぷかの煙草を吸っているのです。
もう臭いのなんのって。
近年、喫煙者が肩身を狭い思いをするようになった世の中ですが、
新橋はまだまだ煙スポットが健在でした。
とてもじゃないけど煙草の臭いに耐えられそうもないので、
すぐそばのマツキヨに入りました。
ここでもまた新橋らしいと思わせる光景に出会いました。
時刻は17時過ぎ。
マツキヨに入ってくるスーツマン達は、
次から次へととある飲料の扉を開け、買ってその場で飲み干すのです。
スーツマンの手に握られる飲料は決まってウコンの力ヘパリーゼです。
それを買ったそばから一気に飲み干し、
飲料保管ケース前にある専用ゴミ箱に捨てていくのです。
これは圧巻でした。
1分で何人がそれを買っていったことでしょう。
わたくしもウコンの力を1本飲み干しました。
合流した友人も例に倣って飲み干しました。。
新橋の通過儀礼です。
喫煙場所でなければ吸い辛くなったため寒気に晒されながら紫煙を燻らし、
仕事の後は肝臓を労わりながら酒宴の付き合いへ。
ああ、サラリーマン哀歌なり。
肝臓ケアをした後はお目当ての店へ向かいます。
途中赤ひげ薬局の前を通りがかりました。
「今立ってた人、あの似顔絵そっくりだったよね」
「実際の効能はどうなんだろうね」
「リアルな使用者の声を聞きたいよね。誰か経験者いないかなー」
「いても言いづらいだろうねえ。でも聞きたいよねー」
そんな会話をしながらビアライゼ’98に到着です。
【ビアライゼ’98】
カウンターと広いホールのお店で、
雰囲気は今時のビアバーではなくビアホールっぽいです。
お店の方々は家族経営のような温かさ。
ここのオーナーのビールの注ぎ方をじっくり見てみたかったので、
カウンターに陣取りました。
目の前には珍しい氷冷式のサーバー。
氷水でゆっくり冷やすとビールあの味を損なわないのだとか。
ビールグラスに勢いよく注ぎ、泡を取り除きます。
しばらくしてからまた注ぎ規定量まで入れて、また泡を取り除きます。
泡はグラスを伝って下に垂れているところを手を受け皿にしながら、
供して下さいました。
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久しぶりのバスペールエールは2杯目くらいで
これは美味しいです。
アサヒのビールが主力タップですが、
そのアサヒのビールがとても美味しゅうございます。
友人曰く『げっぷが出ないビール』と言ってましたが、
本当にその通りでした。
飲んで炭酸の膨満感が邪魔しないのです。
友人2人で全種類を制覇しました。
最後の方は話に夢中で、飲み干した記憶のない空のグラスが残っていましたが。
こちらは料理も素晴らしいものでした。
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ベーコンうまうま
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名物メンチカツ
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すんごいジューシーでこのブラウンソースが最高にうまし
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下仁田ねぎの酢味噌和え
やっぱビールには肉だわー肉最高ーと言いながら完食いたしました。
世は満足じゃ。
帰る頃には満席の店内。
早目の時間に入って、名人の注ぎ方をかぶりつきで見れる
カウンターに座ることをオススメします。
【新橋ドライドック】
2軒目は日本一美味しいスーパードライを飲ませてくれるという噂の
新橋ドライドックです。
日本の食卓の邪魔をしないスーパードライ。
何にでも合うオールマイティーなビール。
わたくしは正直スーパードライが苦手です。
飲むとタイのビアチャンを思い起こさせます。なんとなく。
でもそれは品質の低下したスーパードライを飲んでいたからの評価かもしれません。
実は美味しいビールなのに、わたくしがそれに巡り合っていないだけかもしれません。
高架下のお店は満員気味で大混雑。
入れるか不安でしたが、立ち飲み場を確保できました。
早速スーパードライを注文しました。
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これが日本一のスーパードライ
美味しいです。
目隠しして飲んだらスーパードライとわからないと思います。
これにフライドポテトをつけました。
ビールと肉の相性はすこぶる宜しいものですが、
特にラガーには揚げ物が合うとつくづく思いました。
男性スタッフによるきびきびとした接客と勢いのある店の雰囲気ですが、
店内は狭いので、少人数で行くことをオススメします。

2012年12月27日

沢庵の仕込み

精米コーナーで残っていた糠を譲っていただきました。
これでようやく沢庵作りに取りかかることができます。
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糠と塩を混ぜた中に
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りんごとみかんの皮を干したもの
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昆布、ざらめも混ぜ込んで干し大根にふりかける
くちなしは入れなかったので白い沢庵になります。
1ヶ月くらいで食べ頃になるようですが、
大根を少々干し過ぎた感が否めないので水の上がりが遅いかもしれません。
初めての大根漬けがどんな仕上がりになるのかは、
来年の楽しみにしておきます。
さて余った糠で糠床も作ってみようかしら。

2012年12月26日

サルデーニャ料理タロス

秋口に某百貨店で開催されていたイタリア展で白バルサミコやシチリアのオリーブオイルを買って有頂天になっていたことがありました。
オリーブオイルやワインの販売に熱がこもる中、
サルデーニャ島のブースがありました。
サルデーニャとい言いますと、イタリアの西に浮かぶ島です。
わたくしの知識はそれくらいと蛆虫チーズが有名というくらいしか思いつきません。
本土と離れたサルデーニャでは
どんな料理が食べられているのか興味が湧いてまいりました。
さてサルデーニャの料理を出すお店が都内にありまして、
そちらに訪れたのが今回のお話です。
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前菜盛り合わせ
たこののマリネ、鰯のマリネなど色々盛り合わせです。
左の胡椒の隣にちらりと見えるのがパーネカラザウです。
サルデーニャの薄ーいぱりぱりパンです。
メインよりも前菜をあれこれ食べるのが好きですので、
盛り合わせはいいですね。
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こちらの名物、貝類とチェリートマトのフレーグラ
押し麦のような粒々パスタのフレグーラがサルデーニャ独特のものです。
クスクスよりも大粒です。
貝の旨味を吸い込んだフレーグラが美味しゅうございます。
余ったスープはパンに染みさせてきれいに平らげました。
貝のパスタといえばボンゴレしか知りませんでしたが、
この味は真似したいです。
ムール貝、あさり、ハマグリと。
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ケーキも盛り合わせ
たしかチーズケーキだったはずです。
ご一緒したお相手と相当喋り倒したので、
酒も入っていないのに味の記憶があまりありません。
これは珍しいことです。
料理、素材、店の内装、トイレにもサルデーニャ愛が感じられるお店でした。
ご馳走様でした。

2012年12月25日

干し大根の手触り

沢庵を漬けてみようと思い立ちました。
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手始めに2本だけ
実家では冬になりますと切り干し大根入りの松前漬けを作るために、
軒先に干しておりました。
北国ではよく見る光景だと思いますが、
年々そういう手間暇かけた作業を家庭ですることは減っているのでしょう。
今では年寄りのいる家でないとなかなか見ません。
昔ながらの保存と発酵の性質を併せ持った伝統食を絶やさぬよう
細々とですがこういうことを続けていきたいと思うのです。
大根を干して10日経ちました。
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切り干し大根の香りがたまらん
いい具合に干しあがりました。
ぐにっと半分に曲がるくらいが良いとあったので、
大根を曲げようと手に取ってみました。
冬の外気にさらされて冷たくなった感触。
水分が減り皺だらけになった皮。
表面は乾いていても中心にはまだ水を蓄えている重み。
この感触はどこか覚えがありました。
死んだ祖母の腕です。
握りしめてもはりのなくなった肉。
乾ききって老いた薄い皮膚。
細かく刻まれた皺。
二度と上がらない体温。
2ヵ月後にはこの萎びた大根は、
発酵という人類の恵みによって別のものに生まれ変わります。
そしていつかはわたくしも干し大根の手触りになる日がやって来るのです。

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