Top >

2010年11月22日

旅の戦利品・其の壱

この度の旅行でも予想通り食料品ばかり買い込みました。
しかし移動に次ぐ移動でしたので、先に訪れたインドではほとんど買えず、
スリランカで買い物大爆発でした。
で食べ物関係だけれども食べ物ではない素敵な物を二つ買いました。
それがSimply South: Traditional Vegetarian Cookingとコチラです。

75 Simple Middle Eastern Recipes
75 Simple Middle Eastern Recipes
日本のamazonで買えることを今知りました。
前者の料理本は、2008年度のグルマン世界料理本賞のベジタリアン部門で
2位となった
本です。
この賞は、料理研究家の栗原はるみさんが受賞したことで
日本でも名が知られるようになった賞です。
この本はベジの南インド料理のレシピ本です。
写真は少ないですがそれ以上にレシピの数と質が充実しています。
初めてインド料理を作る方には完成のイメージが沸きにくいとは思いますが、
作ったことのある方でしたら、
レパートリーを広げる強い味方になってくれること請け合いです。
ざっと書き出しまして、サンバル、コザンブ、ラッサム、ポリヤル、
クートゥ、ご飯、スナック類、スイーツ、
チャトニやポディなどの付け合せのカテゴリーがありまして、
その中にそれぞれの料理のレシピが書かれています。
例えばラッサムですと、13種類のラッサムレシピがあります。
チャトニとポディに関しては20種類も書かれています。
これ1冊あれば自宅で様々なミールスができますので、
南インド料理愛好家の方には超オススメでございます。
後者は中東の料理レシピ本です。
こちらはオールカラーで女性誌くらいの大きさです。
中東というかイラン、トルコ料理がやや大目と見受けられます。
ぶどうの葉のドルマのレシピが掲載されていたところ高ポイントです。
ハーブ、スパイスを使ったエキゾチックな料理が
でかでかと写っているので、
眺めているだけで空腹感が襲ってきます。

2010年11月15日

旅の小ネタ

宿や交通情報ってググればいくらでも出てくるから、
載せる必要はないかしら。
などと思い始めたので、先に旅のエピソードを。
感動秘話も何もありません。
暇潰しに読む程度の小ネタです。
【漫画のようなことを体験する】
スリランカはウナワトゥナでのこと。
幹線道路から路地を入って行くビーチでして、
道は舗装されていません。
雨が降れば大きな水溜りができるのでサンダルが必携です。
そんな道を歩いていると、突然何かに足を取られ滑って転びそうになりました。
バナナの皮でした。
バナナの皮で滑るなんて。
古典的なギャグにわたくしがハマるなんて。
幸い転びはしませんでしたが、
何故か少し嬉しく感じてしまいました。
すぐさま誰かに言いたくなったんですけど、
スリランカ人に「バナナの皮で滑ってさー」とか言っても、
「で?」
という反応が返ってきそうなのでやめました。
バナナの皮が道に落ちていることが日常的ではない日本以外の
バナナが取れる国でならありえる話かもしれません。
【シンガポールは正確です】
帰国日の朝5時。
シンガポールはスコールに見舞われていました。
雨は止む気配がなく、このままでは空港に行けません。
ですので、1晩泊めてくれた友人がタクシーを呼んでくれました。
タクシーを自宅まで呼べるということも驚きました。
「5分後に下に来るように」とのメッセージだったそうで、
慌てて紅茶を飲み、マンションの1階に下りると、
はたしてタクシーが待っていたのでありました。
更にシンガポールが好きになった出来事です。
【我慢が肝心】
行きの飛行機でDinner for Schmucksという映画を見ました。
「あれ?これって『奇人たちの晩餐会』と同じじゃね?」
とか思いながら見ていまして、
さっき調べたらハリウッドのリメイク版だったようです。
えーと、簡単に内容を言いますと金持ちによるバカの品評会のお話です。
コメディになるのかしら。
オリジナル版もそのバカっぷりにイライラしましたが、
ハリウッド版もかなりイライラしました。
バカ本人ではなく、主体性なく振り回される主人公にイライラ。
ビートルズの曲に惹かれて見てしまったわたくしが一番バカでした。
で。
帰りの飛行機は月も変わるので、別の映画が見られるわと期待しておりましたら、
ハリウッドらしいのが来ました来ました。
インセプションソルト
インセプションが面白そうだったので、まずはこっちを鑑賞です。
複雑な設定でそれを飲み込むのには1回じゃ足りませんでした。
本当は設定がわからなかっただけじゃなくて、
我慢できずに行ったトイレの間に映画が終わっていたので、
もう1回見ること決定。
まさか終わり間近とは思わずにトイレに行ってしまったわたくしがバカ。
後半さえ見れればいいので、それまではソルトを鑑賞し、
「へー。ふーん」で見終わって、
そのままインセプションをラストまで鑑賞。
でもやっぱり設定の疑問点や、あの意味は?これって何?みたいな
疑問点がたくさん出てきましたので、
もう一度見ないといけないかもしれません。
頭の中がかゆくなる映画でした。
【うつ病の説明は難しい】
スリランカでのこと。
外国人の奥さんがうつ病になったという
スリランカ人のご主人の話を聞いていました。
奥さんがうつ病になった時、ご主人はそんな病気を知らなかったため、
全く理解できなかったそうです。
そのうつ病をスリランカの身内に説明するのも一苦労。
「誰にも会いたくなくって、ご飯も食べなくって、仕事もしたくなくって」
「なにそれ?」
説明すると上記のような会話になるとか。
でも、つい最近まで内戦をやっていた国なのだから、
なんらかの精神的ダメージとして後遺症は残っているはず。
だからきっとうつ病もあるのではないかしら。
ただそれに気づかないだけじゃないのかしらと、
ちらっと思いました。
経済的成長を望むなら、仕事に責任が付きまといストレスは増える。
ゆるさを選ぶならストレスもないけれど、発展は遠い未来になってしまう。
どちらが正しいとは言えませんが、程々って大切ですね。

2010年11月14日

格安航空会社を使い倒す

今回の旅は計7フライトでした。
成田~シンガポールはマイレージで飛び、
残りは格安航空会社(以下LCC)を利用しました。
・シンガポール~KL:Tiger Airweys
・KL~ティルチラパッリ:Air Asia
・チェンナイ~コロンボ:Spice Jet
・コロンボ~KL:Air Asia
・KL~シンガポール:Air Asia
KL~トリチー間が2時間遅延したくらいで、
他にはキャンセルも出ずに無事旅を終えることができました。
5フライトで合計3万円くらいです。
わーお。
当初予定していたフランス~スペイン~ポルトガルの旅なら、
航空券だけで12万円くらいいってたというのに。
LCC万歳!!!
LCCだけ使えば世界一周もかなり安くできそうです。
そして世界一周チケットのルールもないから、ルートも好きに組めますし。
そういえば下川裕治さんが格安エアラインで世界一周という本を出していました。
ネットが繋がっていればどこでもチケットが買える便利な世の中になりました。
カーボン紙のチケットが懐かしいです。
追記:
Air Asia、Tiger Airwaysは自社サイトで購入できましたが、
Spicejetのみカード支払いの段階で弾かれました。
RENFEIndian Railwaysも同じくカードで弾かれたので、
その国発行以外のカードは弾かれることがあるようです。
アメックスならいけるとか、マスターならいけるとか色々あるようですが、
試しに入力してダメだったら別のカードを使いましょう。
それでもダメだったわたくしの場合、
インドの楽天みたいなコチラのサイトを利用しました。
ここは手数料数十円が上乗せされるだけで無事購入できました。
Indian Railwaysは同じくインドのコチラのサイトで購入しました。
鉄道のチケット(AC寝台2nd)購入した時点で
Waiting Listで3番目でして、
当日の乗車5時間前にようやくベッドを確保できるという
ハラハラしっぱなしのチケットでした。
今のインドの鉄道はとても便利なのですね。
予約番号を入力すると自分のチケットの状況がわかるようになっている端末機が
駅と予約センターにあるし、電話でも確認ができます。
駅構内には空港のようなディスプレイで列車のお知らせと、
各コーチナンバーがホームの電光掲示板で示されるので、
荷物を持って右往左往することもありませんでした。
勿論、寝台も快適そのものでした。

2010年11月13日

シンガポール食べ物画像

最後はシンガポールの食べ物画像です。
singapore07.jpg
お約束のタイガービール。冷えているビールってうまいなあ。
singapore08.jpg
ドライワンタンミー。ちょっと物足りない味付け
singapore09.jpg
焼鴨
singapore10.jpg
揚げ茄子
singapore11.jpg
麻婆麺
singapore12.jpg
チャンギ空港のラクサ
早朝ラクサはきつかったですが、
ここで食べておかないと次いつ食べられるかわかりませんから、
死ぬ気で食べました。
ラクサ美味いよ。美味いよラクサ。
スリランカは中華、マレー、インド、シンガポール、日本など
何でも食べられるから食べることに困りません。
それがシンガポールの醍醐味。
今度は息子と来ます。

2010年11月12日

スリランカ食べ物&その他画像・其の弐

スリランカの続きです。
まだあるんです。
srilanka45.jpg
ボーンチのカリー
srilanka46.jpg
人参の炒めもの
srilanka47.jpg
ほうれん草のマッルン
srilanka48.jpg
ココナッツオイルで揚げたパパド。かなり風味が強い
srilanka49.jpg
いただきます
スリランカ人のご家庭でいただきました。
野菜は全て自家製です。うまい!
srilanka50.jpg
HIghland Milkの牛乳500ml
srilanka51.jpg
乳製品移動販売車
これからバスで移動だというのに、
美味しいと勧められてついつい牛乳を購入。
でも一番小さい瓶で500mlっておかしくないか。
牛乳ハーフリットルって気軽に飲めないと思うんですけど。
味は濃いけどがんこじいさんの牛乳程のコクはない。
さすがに500mlは無理でした。
そこへ「牛乳ちょうだい」と物乞いの老婆がやって来たので、
残りを飲んでもらいました。
こちらは捨てるのももったいないし、
かといって無理して飲んだらお腹を壊しそう。
あちらはお腹が空いている。
ということでお互い助かったのでした。
srilanka52.jpg
炒飯
この炒飯はニゴンボにあるハラールレストランでいただきました。
これがすごい。
味がすごいんじゃなくて作り手がすごい。
大興奮して動画を撮ってきたので、まずはご覧ください。

いかがでしたでしょうか。
中華鍋がリズムを刻んでいたのがおわかりいただけましたでしょうか。
炒飯と炒麺、両方を彼が作っているのですが、
そのリズムが素晴らしいのですよ。
レストラン中に響き渡る鉄の音。
炒飯を食べながら、耳はそのリズムを捉えていました。
隣の料理人は両手でフライパンを持ち、一気に中身を煽りますが、
この彼のような音は出しません。
調理終了が近づくと料理人後方にいるおじいちゃんが、
持ち帰り用のビニールをささっと広げ、
その上に炒飯を乗せる包んでいきます。
これもあうんの呼吸です。
srilanka53.jpg
チキンカリー
srilanka54.jpg
フライドチキン
srilanka55.jpg
シーニサンボル
srilanka56.jpg
玉ねぎと唐辛子のすんごい辛い和え物
srilanka57.jpg
ストリングホッパー
srilanka58.jpg
ニゴンボの魚市場。地べたに置いて売る人も
srilanka59.jpg
カード&キトゥルパニ
スリランカで一番美味しかった食べ物。
それがカードとキトゥルパニです。
カードはヨーグルト、
キトゥルパニは椰子から取れる蜜です。
これがうんまい。
カードは素焼きの入れ物に入って売っています。
スーパーのプラスチックのヨーグルト味が全然違います。
カードは水牛のヨーグルトでして濃厚濃厚。
キトゥルパニは見た目メープルシロップの色合いで、
味はハチミツともメープルシロップとも違った甘さです。
ハチミツほど癖はありませんので食べやすいと思います。
あんまり美味しいのでキトゥルは1瓶だけ持ち帰ってきました。
カードは画像のような手の平サイズのものから、
1リットルの巨大なものもあります。
srilanka60.jpg
軽食のてんこ盛り。テーブルに置かれたこの中から食べた分だけ支払う
srilanka34.jpg
エラワル・ロティとサモサ
srilanka61.jpg
アーッパ
srilanka62.jpg
アッパーに付いてくるカリー
srilanka63.jpg
唐辛子の調味料ルヌ・ミリス
srilanka64.jpg
盛り付け
アーッパは朝ご飯によく食べられています。
生地はココナッツミルクと米粉を溶いたもので、
お碗型の鍋に生地を流し入れ、蓋をして、
焼き上がったらくるりとはがします。
周りはパリパリ、真ん中はもちもちしていて、
付け合せのカレーに浸していただきます。
この時は4枚食べました。
srilanka65.jpg
ブラックティー
いつもミルクティーだったのでたまにはブラックを。
コーヒーで胸焼けがすることが多いわたくしにとって、
美味しい紅茶が飲めるということは幸せなことです。
srilanka66.jpg
元ヌーディストビーチ・ウナワトゥナ
srilanka67.jpg
そのビーチを眺めながらLIONラガー
南部ゴールの近くのビーチ・ウナワトゥナは最高でした。
湾状になっている海は青く、
サーフィンのメッカ・ヒッカドゥワに比べて波も穏やか。
やたらと構ってくるスリランカ人が多い中、
ここで泊まった宿の従業員は放っておいてくれるので、
気が楽で連泊してしまいました。
停電が多いのが玉に瑕ですが。
srilanka68.jpg
ビリヤニ
srilanka69.jpg
付け合せのカレーとチャトニ。このココナッツチャトニが辛くてうまい
ビリヤニが美味しいと評判のお店でいただきました。
チェンマイで食べたビリヤニの方が数倍美味しいのですが、
久しぶりに嗅いだスパイスの香りと、
チャトニの上手さで全部食べてしまいました。
srilanka70.jpg
パッタイ
スリランカ最後の夜はどうしてもカレー以外の料理が食べたくなり、
フードコートに入っていたタイ料理屋でパッタイを頼んでみました。
期待していなかっただけに、予想以上の出来栄えに感激。
だってしっかりパッタイの味がするんだもの。
ライムを搾って、砂糖も混ぜて、
何年経ってもルールのわからないクリケットの中継を見ながら食べました。
以上が食べ物画像です。
皆様もスリランカ料理が食べたくなったでしょうか。
さてお次は食べ物ではない画像のクイズです。
srilanka02.jpg
これはなんでしょう
srilanka03.jpg
なんかいっぱいいる
srilanka04.jpg
こんなにいる
srilanka05.jpg
もっといた ※クリックで拡大
ここまできたらおわかりでしょうか。
正解は動画をどうぞ。

ゲンゴロウでした。
直射日光にさらされたダーガバ(パゴタ)の石の上で暑さにのた打ち回っていた
ゲンゴロウだったのです。
おそらく雨が降ってできた水溜りに卵を産んで、
数がわんさか増えたのでしょう。
しかし雨も止み、あとはじりじりと太陽に照らされて水は干上がり、
暑さに苦しむゲンゴロウ、すでに息絶えたゲンゴロウ、
最後の水場で何とか生き永らえているゲンゴロウがいたのでした。
水場じゃない場所で動くゲンゴロウなんて初めて見たので、
最初は何の昆虫なのかさっぱりわかりませんでした。
むしろゴキブリかと勘違いしたくらいです。
どうりで陸上に不向きな動きだったわけです。
納得。
srilanka06.jpg
象がずらりと
srilanka12.jpg
シーギリヤロック
ちゃんとシーギリヤにも行きました。
そこで見たものは・・・。
srilanka13.jpg
巨乳
srilanka14.jpg
巨乳
srilanka15.jpg
巨乳
一部色鮮やかなまま美女画(巨乳画)が残っていました。
しかしながら損壊は激しく、500体あった美女画が今では18体のみ。
巨乳だから残ったのかしら。
今も昔も時代は巨乳です。
srilanka16.jpg
ライオンの入口
シーギリヤロックの頂上へ登る手前にあるこのかっこいい入口。
昔はライオンの顔があり、口の中に入る形になっていたのでは
と言われているようです。
そうだとしたら余計かっこいい。
この頂上の岩山には狂気の王が城を築いたのだそうです。
その高さ361m。
頂上の城があった部分は強風吹き荒れる廃墟でした。
風の音しかしません。
こんな所によく11年も住んだなあというのが感想です。
切ない。
srilanka26.jpg
アリ塚と記念撮影
スリーウィーラー(三輪自動車)の兄ちゃんが撮ってくれました。
アリ塚と一緒に撮られても全然嬉しくなかったです。
どうしてこれと?

« Previous | Next »