2008年03月26日
1)宿
【KUCHING】
・B&B Inn Kuching
ドミRM16。シングル・ファン付RM25。シングルAC付RM30。キーデポジットRM10。
朝食付。共同トイレ&ホットシャワー。
ネット、キッチン、ツアー斡旋、タクシー手配もしてくれる。
BORNEO HOTELの横にある安宿。
中国系の気のいい夫婦が経営している。
【MIRI】
・FAIR INN
シングルRM28。ファン、水シャワー&トイレ、バスタオル、石鹸付、TV付。
大和旅館と同系列の宿。
大和旅館が満室だったのでこちらに案内された。
目の前がタクシースタンド。
【KOTA KINABALU】
・NORTH BORNEO CABIN
ドミRM20。朝食付。共同ホットシャワー&トイレ。
フリーインターネット、パブリックスペースにはTVがある。
スタッフも親切。
【KL】
・Backpackers Travellers Inn
男女別ドミRM11。共同ホットシャワー&トイレ。
屋上はバー。
中華街にある安宿。特に可もなく不可もなく。
2)移動
・ジョホールバルのラーキンバスターミナル→セナイ空港
COUSEWAY LINK、MAJU207、GML LINE G1の3つが20分間隔で運行している。
RM3。30分程。
SENAIはAIR ASIAが就航しているため、
シンガポールからここまで移動してくる人が多いと思う。
シンガポールからバスを使っての空港までの所要時間は2時間~2時間半。
JBのCITY LOUNGEからも空港行きバスが出ている
・クチン空港→市内
バスもあるが、夜遅くに着いたのでバスはなかった。
タクシーで市内一律RM17.5。
丁度同じ宿に行くスウェーデン人がいたのでシェアした。
市内~空港も同じ値段だが、深夜~6時までは50%割増料金がかかる。
・ミリ空港→市内
1時間に1本くらいの割合でバスあり。RM1.8。30~40分。
タクシーは交渉でRM15。早朝に飛ばして10~15分。
・ミリ→クアラブライト(ブルネイ)
バスターミナルよりMIRI BELAIT TORANCEPOT社が運行。
RM13。2時間半。
ミリからは7時、10時、13時、15時半の毎日4本。
国境手前に橋が完成したので川渡りはなくなった。
国境でブルネイ側のバスに乗り換えクアラブライトへ。
・コタキナバル空港→市内
16番バスでRM1。15~20分程。
・LCCT→KL市内
LCCTとはAIR ASIAなどの格安航空会社専用ターミナル。
売り上げ順調なAIR ASIAに対するマレーシア政府の嫌がらせらしく、
ターミナルに着くまでにすんごい遠回りさせられている。
ともあれ空港自体は賑わっており、空港と市内を結ぶバスも数社で競っている。
KLセントラルまでRM8~9。渋滞によってかなり変わるが45分~1時間。
中華街へ行くバスもある。
・KL→JB
プドラヤ・バスターミナルから頻発。RM23.95。
4時間半。
・JB→シンガポール
行きと同じくSBS170を利用。
RMでもS$でも払えるので、RMで払った方が得。
3)見所
【クチン】
・セメンゴ・オラウータン・リハビリセンター
親がいなくなったオラウータンや怪我をしたオラウータンを保護しているリハビリセンター。
1日2回の餌付けを見学することもできる。
入場料RM5(一緒に貰う注意書きの紙代がRM2・・・)
餌付けの時間には間に合わなかったが、オラウータン5匹に会えた。
サラワクトランスポートのバス6番で40~50分。RM2.5。
ミニバスはRM5。
【コタキナバル】
・キナバルパーク
トレッキングをする人にはここは外せないらしいが、
わたくしはトレッキングをしないので外すつもりだったが、
丁度バスがいたので山の麓をハイキング程度にしておいた。
時期にもよるが天候がすぐ変わるので、
ちょっとのハイキングでも雨具の準備をした方がいい。
長距離バスターミナルからRAHAU行きのミニバスでRM15。2時間。
ガイドブックには7時台の直行バスしか書いてなかったが、
11時半にミニバスに乗れた。
日帰りと告げたら、帰りのキナバルパークを通る時間を教えてくれたので、
同じドライバーのミニバスでコタキナバルまで帰ることができた。
【クアラルンプール】
・とりあえず食べる
ボルネオでの食事が今ひとつだったので、
KLでの食事だけが楽しみだった。
中華街やアロー通りでたらふく食べることをすすめます。
インド料理も美味しい。
2008年03月25日
1)宿
今回は深夜着&早朝発のフライトだったためどちらも空港で寝ました。
地下鉄MRTが始まるのは5時半頃なので、
それまでは入国せず無料インターネットをしたり、
免税店を眺めたり、トランジットカウンター内で寝てました。
空港内は絨毯が敷き詰められていて、
昔ほど冷房が効きすぎて寒いということはないので、
どこでもよく眠れます。
2)移動
・MRTとバスはEZ LINKカードが便利。S$15(含むデポジットS$3、カード代S$7)
・SINGAPORE→JOHOR BAHRU:
QWEEN STからはCAUSEWAY LINK、星条快車、市内バス170が頻発。
前者2つは国境以外はノンストップで行くので1時間くらい。
後者は1時間半くらい。S$1程度しか違わない。
この他MRTのKRANJI駅からも出ている。
3)見所
【リトルインディア】
・南インド料理が食べられる。
・テッカセンター市場はシンガポールの台所。
食材が何でも手に入るし、屋台も豊富。
【アラブ人街】
・ブギス近くにある。モスクや衣料品店、ハラールフードが食べられる。
【ナイトサファリ】
シンガポール最後の夜に時間が余ったのでナイトサファリに行ってみた。
事前にネットで調べてたよりも入場料が高くなっていて、
入場料のみがS$22。トラム代込みがS$32。
はっきり言って高いです。
このトラムが曲者で、トラムに乗らないと大型動物が見られないようになっているため、
皆高いチケットを購入していた。
トラムなしだと歩いて見学ということになり、
小動物や草食動物が中心になり味気ない。
【中華街】
昼間に行くとレストランは閉まっていて、
どれもこれも同じ品揃えの土産物屋しか空いていない。
大変つまらない。
2008年03月14日
フィリピンのバナウェからマニラに向かうバスの中での出来事です。
バナウェは山中の村でして、
ここからマニラへは朝か夜発のバスしかありません。
昼過ぎに着いたわたくしとカナダ人・ジャネットさんは、
バスが出るまで村を観光やネットをして時間を潰しておりました。
バスは19時に出発します。
バスはバナウェで一番高級なホテル・バナウェホテル前から出発です。
昼過ぎにはすでにバスは止まっていましたが、
運転手はバナウェホテルのドミトリーで仮眠中でした。
荷物の多いジャネットさんは、鍵の開いていた無人のバスに乗り込み
勝手に荷物を載せておりました。
これでバスだけいなくなったらどうするんだろうと思いながらも、
黙って見ていました。
18時半過ぎにバナウェホテルに向かいバスに乗り込むと、
運転手と車掌が出発準備をしていました。
お客はわたくし達二人以外おりません。
貸切です。何と幸運な。
極寒として有名なフィリピンのエアコンバスも、
客の二人が寒いというのでエアコンを弱くしてもらいました。
そして雨の降る中この後に乗ってくる客はいないと判断したのか、
19時より前に出発しました。
いつも陽気なジャネットさんは、ご機嫌で運転手と車掌さんと話しています。
夜の山道が大の苦手のわたくしは、
バスが動き出してすぐに横になり、
クネクネ道を曲がる度にかかるGに必死に耐えておりました。
15分くらい経った頃でしょうか。
バスが何かにぶつかった衝撃と大きな音で飛び起きました。
わたくしは崖に落ちるのかと思って「ギャーッ!」と叫んでしまいました。
バスはすぐに路肩に止まりました。
ジャネットさんに何が起きたのか聞いたら、
道の端に大きな岩があり、バスが避けきれずにぶつかったそうです。
右前方から思いっきりぶつかったそうでして、
乗降口を見てみると、岩の激突でステップの金属部分がこんもりと盛り上がっており、
ドアがつかえて開かなくなっていました。
バスを走らせると「シューッ」と妙な音もします。
バスの本数が少ない路線ですので後続のバスはありません。
それならばバナウェに戻ることになるのかと考えましたが、
運転手達は「とりあえず走るし、まあいっか」という感じでそのまま走り続けることになりました。
幸いタイヤに損傷はありませんので、
ドアが開かなくて妙な音もしますが走ることししたようです。
この辺の前向きさが好きです。
2時間後。
最初のドライブインで休憩になりました。
止まったはいいのですが、ドアが開かないので出られません。
窓も開きません。
車内から4人で手を振って、ドアが開かないことを必死にアピールしますが、
ドライブインの人達はそう深刻な事態とは思っていないようで、
誰も近寄ってきません。
運転手が外に助けを求めに行くことになりました。
しかし窓から出たくともどの窓も開かないタイプのバスで、
唯一開く窓は運転手席横の小さな窓でした。
体にかなりの厚みがある人だと通れないような大きさです。
ここからまずは運転手が飛び降りました。
続いて、わたくしとジャネットさんが運転手に支えられながらここから脱出しました。
地面までは結構な高さがあるので、
仰向けになって頭の方から出る格好です。
丁度前日に、ハンギングコフィンと呼ばれるサガダ方面特有の棺の山を見たのですが、
まるでその棺に収まっているような格好で運ばれているわたくしを見て、
ジャネットさんは大笑いしていました。
外からバスの前方を見てみると、右側のライトの下がぱっくりえぐれています。
タイヤにモロにぶつかっていたら、大事故になっていたかもしれません。
車掌がバスの中に残り、ドライブインの人に何か金属の棒を持ってくるように指示しました。
誰かがどこからか金属の棒を持ってくると、
バスの中から大工仕事より金属的な音が聞こえてまいりました。
どうやら棒で盛り上がったステップをガンガン叩きまくっているようです。
とりあえず盛り上がりを凹ませてドアが開けばOKという原始的な直し方です。
わたくしとジャネットさんが腹ごしらえをしているうちに、
金属音は止みました。
バスに近づくと、めでたくドアが開いていました。
これで一安心です。
運転手達も腹ごしらえを終え、わたくし達に聞いてきました。
「このバスに乗っていく?それとも他のバスに乗り替える?」
他にもマニラ行きのバスが3台止まっていますが、
どれも混雑しています。
わたくし達のバスは壊れ気味ですが2人で貸切です。
バスが岩にぶつかったり、ドアから出たりという経験によって
運転手とこの壊れバスにも愛着が湧いてきまして、
2人ともこのまま乗り続ける方を選んだことは、
とても自然なことでした。
バスに乗り込んで出発します。
が、今度はドアが閉まりません。
ドアも叩きまくったせいか閉まらなくなったようです。
開かないのも困りますが、
閉まらないのも大変困ります。
走行中、夜風が入りまくりになったら寒くて眠れません。
困ったなーと言いながら、ジャネットさんと話します。
バナウェホテルのフロントには、
マニラまでミニバスを貸切すると10,000ペソ(約25,000円)とありました。
でもこのバスは1人400ペソを払って2人で貸切です。
事故にあったことも含めてもラッキーだったと思います。
怪我人も出ずに済んだのですから。
そんなことを話しながら、バスはマニラに向かって走っていきました。