2011年01月16日

高円寺麦酒工房

近場で自家醸造ビールが飲める日が来るなんざ、
今年は幸先がいいってもんよ
嬉しくって涙が出てくらあ。
場所は高円寺。
お店の名前は高円寺麦酒工房です。
このお店はビール仲間に教えてもらって、
夏頃から店をOPENすべく奮闘している様子をブログで拝見しておりました。
個人で醸造は結構というかかなり大変だと思うのですが、
無事酒類の製造免許も下りたということは、
必然的に年間の製造量が60キロリットル以上にならないといけなくなったわけで。
個人で60キロリットル(60,000リットル)を作るということは、
1回の仕込が100リットルだとしてもそれを600回。
醸造とお店の両立はしんどいと思いますが、
それをやってのけた醸造長さんは立派だなあ。
修行を始めて11ヶ月で店をOPENってのも
かなりのスピードではないでしょうか。
それでは2回分のビール&食べ物画像をどうぞ。

koenji01.jpg
アメリカンペールエール
koenji02.jpg
レッドエール
美味い!
美味いです!
ジョッキ1杯590円という魅力的な価格設定以上の味わいです。
エールいいわあ。
エールの香りがたまりません。
キレやシュワシュワ感がお好きな方にも飲んでいただきたい逸品です。
同行者と一緒に大感激しましたよ。
koenji03.jpg
手前がヴァイツェン、奥はアメリカンペールエールVer1.1
プレミアムモルツヱビスを愛飲している姉も、
このペールエールとヴァイツェンに心を鷲掴みされたようです。
以前、新潟でよなよなエールを飲んだ時は、
特にそれほど美味しいとは思っていなかったそうですが、
この日でエールの印象が替わったようです。
ガージェリーもそうですが、出来たてのビールは美味しいのです。
koenji04.jpg
ピルスナーのハートランドとペールエールの比較
下面発酵であるハートランドと上面発酵のエールは、
見た目から違います。
濾過をしているからハートランドはクリアー。
エールはそのまんま酵母を入れっぱなしだから濁っています。
姉にエールとの違いを見てもらうためにハートランドを注文してみました。
ハートランドは美味しいと思っていた姉でしたが、
エールを飲んだ後だと、
「味がない・・・」
という感想でした。
わたくしも同意見です。
ハートランドは美味しいビールです。
しかし香り高いエールを飲んだ後では、
苦味と炭酸を感じる程度のものに感じてしまうのです。
もしかしたらハートランドではなく、
プレミアムモルツとヱビス・ザ・ホップならまた違う感想になるかもしれません。
興味のある方はお試しください。
koenji05.jpg
フィッシュ&チップス
koenji06.jpg
チョリソーとジャーマンポテト
ビール注ぎはご主人、調理担当は奥様です。
お一人で調理されるので混み合ってくると時間もかかりますが、
それは仕方がないことです。
そういう時はすぐに出てくるナッツなどのフードメニューを頼みましょう。
フィッシュ&チップスは揚げたてさくさく。
小麦粉をビールと水で溶いた衣のフィッシュ&チップスは、
正直苦手です。
何故なら衣が大きすぎてどうしても油っぽくなるからです。
だけどこちらのはパン粉で揚げてあるので、
どでかい天ぷらみたいになることもなく
胸焼けすることもありませんでした。
こちらは息子のお気に入りメニューになりまして、
フィッシュも食べてくれました。
モルトビネガーもちゃんとあるのが高ポイントです。
こちらのお店の大変気に入ったところは、
ビールが美味しいだけではなく、禁煙ということが大きいです。
ベルクもいいのですが、時間帯により一部禁煙のため、
どうしても煙草臭くなるのが難点でした。
煙草を吸われると料理の味も台無しになるし、
ビールの香りを楽しむことができません。
勿論、喫煙OKのお店はそれはそれでありだと思います。
時間やお店を変える等の住み分けをすればいいだけの話ですし。
もう一点は、ソフトドリンクも良心的な値段で、
塩焼きそばや中華ちまきなどのがっつり系メニューあるので、
息子を連れて行けるところがとても有難いです。

2011年01月12日

横浜ビール

横浜ビールを飲みに横浜で行ってまいりました。
yokohamabeer01.jpg
右手前から時計回りにホワイトエール、サムライ、ヴァイツェン、
アルト、ピルスナー、IPA
一番飲みやすかったのはサムライというぺールエールでした。
エールらしい香りです。次にアルトでしょうか。
ヴァイツェンは後口がバナナの香りですが、
何かこう今まで飲んだヴァイツェンとは別の独特の味わいがあります。
ホワイトエールも柑橘系の香りよりも、苦味が勝つような感じです。
こういうスタイルもありなのね。
総じてホップの香りが少し変わっているように感じます。
ビールが苦手という人が飲んだら、
より一層ビールが嫌いになるかもしれない味だと思いました。
飲み手を選ぶビールといったところでしょうか。
うわー偉そう。すみません。
それに比べてホップの量が多いはずのIPAは、
思ったよりホップを感じませんので、
IPAが苦手な人には飲みやすいかもしれません。
料理は普通です。
パスタは味が濃すぎて塩辛く、
リゾットはリゾットという名の雑炊でした。
『前菜+パスタ or リゾット or 丼+デザート+飲み物』
というランチセット自体のボリュームはありますので満腹感は得られます。
接客はスマートです。
ホップの質問をしましたが、
イギリス産ホップとしかわかりませんでした。
銘柄は教えてもらえないのね。
残念。
【総評】
取り寄せてまで買うことはなく、
足を伸ばしてまで飲みに行くこともないと思います。
しかしこれは好みの問題ですので、
このビールの風味がお好きな方には良いのでしょう。
たまたまこういうコンディションの日に当たった
ということも考えられますので、
別の店舗で再挑戦してみてもいいかなあ。
機会があれば。

2010年12月25日

ガージェリー工場見学会

随分とご無沙汰しておりました。
別に海外に逃亡していた訳ではなく、
ただ単に息子中心の生活をしていたら、
ブログの更新が後回しになったというだけのことです。
唯一ゆっくりできるお風呂の時間は読書に当てていたので、
そこで長湯しすぎてぐったりしたり、
twitterでブツブツ言ってたくらいで電池が切れたりしていました。
ということでお待たせいたしました。
告知していたガージェリー工場見学会のお話でございます。
12月11日(土)、ガージェリーの委託醸造先である
新潟市のエチゴビール工場に行ってまいりました。
わたくしは友人と2名で参加です。
工場へ向かう道中、ビールの醸造について質問したいことをメモっていると
友人から
「工場見学中に質問すると飲む時間がなくなるから質問は呑み会で!」
との命令が下りました。
そうです。
この日の行程は、工場見学(2時間)→試飲会(2時間)の予定なのです。
つまり工場見学の時間がずれ込めば、
一番楽しみにしていた『掟破りの全商品飲み放題』の時間が少なくなるのです。
それは嫌だ。
ですので、友人の言うことをしっかり守って見学中は質問せずに、
試飲会で社長さんに質問しました。
しましたがモゴモゴ。
まあこれは追々書きますので、まずは画像をどうぞ。
一部、ガージェリーさんからお借りした画像も紛れております。
gargery01.jpg
このどんよりした冬空が新潟のデフォルト
gargery02.jpg
モルト粉砕機。ここで粉砕して階下に落ちる仕組み
gargery13.jpg
ガージェリーの使用モルトは農業大国フランス産
gargery14.jpg
モルトの山積み部屋
gargery03.jpg
理科室のような成分分析室
gargery04.jpg
pH検査
こちらでアルコール濃度、微生物、pHのチェックを行うそうです。
gargery20.jpg
ここから先は長靴を消毒してから入室。
工場内では社会科見学度がアップするアイテムを身に着けました。
キャップ、白衣、長靴という装いです。
チリの銅山見学だとヘルメット、マスク、保護ブーツでした。
ブラジルのダムでは飛沫がすごいのでレインコートが必須でした。
工場見学を楽しむには装備から。
これを踏まえると、見学の楽しみ方が更に増幅されます。
gargery06.jpg
発酵タンク
gargery05.jpg
発酵タンク脇にあるホース。
発酵MAX時には泡が黒矢印の高さまであったが、今は赤矢印まで下がっている
gargery07.jpg
仕込室にて。麦汁濾過後のモルトの残りかす。見た目がおから
gargery09.jpg
ホップを入れる寸前のところ。左にあるバケツにホップのペレットが入っている。
その後グツグツ煮る
gargery08.jpg
ワールプールタンク。麦の香りがすんごい
gargery10.jpg
搾り取ったモルトの残りかすを排出している様子
gargery11.jpg
これがモルトかす。甘い麦の味がした
これらは牛の飼料や堆肥にも使用されるのですが、
色々コストの面で廃棄処分になってしまうようです。
なんてもったいない。
後は捨てるだけならこれ貰ってお菓子を作ったら美味しそうです。
これでビスケットを作ったら美味しいだろうなあ。
食物繊維だらけで便通にも良さそうだし。
gargery12.jpg
煮沸後の麦汁を一気に冷やす冷却機。ここで麦汁を17度まで下げて発酵タンクへ
gargery16.jpg
酵母を加えてこのタンクで熟成させる。
中身の温度は0度が理想だけど2度くらいだそう
ガージェリーのエステラはここで60日、スタウトは100日熟成させます。
長い低温熟成であの香り高いビールが出来上がるのです。
gargery15.jpg
こちらが本日の試飲会で供されるために
わたくし達を待っている出来立てガージェリー
gargery17.jpg
エチゴビールが保管された桃源郷。見飽きない風景
gargery18.jpg
(多分)王冠をつける機械。この後のラベル貼りは手作業だそう
珪藻土を使った濾過装置や瓶詰めルーム等、
途中写真を撮ってない場面もありましたが、工場見学は以上です。
その後は待ってましたの試飲会です。
友人に言われたとおり質問をしなかったので、
工場見学がさくさく進み、予定時間よりも早目に試飲会が始まりました。
バンザーイ。
gargery21.jpg
まずは乾杯
この日はつまみ持ち込み大歓迎ということでしたので、
がっつり作ってきましたとも。
会心の作、パテ・ド・カンパーニュを。
なのに写真を撮り忘れました。
一応好評でしたので、後日自宅で食べた画像を載せておきます。

food201.jpg
ラミティエの前菜でパテを頼み続けた成果が今ここに!
友人は高座豚の燻製を1週間かけて作ってきました。
これが絶品でした。
燻製万歳。スペアリブ最高。
やっぱりビールには肉だと再確認しました。
他にも美味しい棒々鶏や叉焼あり、柿の種、ナッツ類の定番もあり、
新潟から唯一の参加者の方は、
甘海老や瑞花のうす揚を持参していらっしゃいました。
飲んで食べて飲んで食べて。
エステラだけ飲んだり、エステラとスタウトを7:3で注いだり。
ヴァイツェンも酵母ごと飲み干し、スタウトもゴクリ。
gargery19.jpg
麦汁の試飲もあり
gargery22.jpg
最後に記念撮影
上記の時にはすでに記憶がございません。
ですので試飲会の様子や見学の詳細については、
ガージェリーのコチラのブログにも当日の様子がアップされていますので、
合わせてご覧ください。
ガージェリーを飲んでみたい方は、
コチラでお近くのお店を探してみてください。
東京には結構ありますが、新潟ではガージェリーはまだ飲めないそうです。
そして小売をしていないガージェリー。
ガージェリーを毎晩のお供にするには、自分で店を開くしかないようです。
ふーむ。
【気づいたこと・やらかしたこと】
・この日のために禁酒をしたら、むしろ酒に弱くなってしまい酔い潰れた。
 周囲の方にご迷惑をおかけしました。お詫びいたします。
・気がついたら温泉に入っていた
・温泉で復活してからあんこう鍋とのどぐろの刺身を食べて更に生き返る
・自分で敷いたと思った布団が、実は敷いてもらった布団だった
・ガージェリーの社長さんにたくさん質問したのに、
 ほとんど覚えていないという失態
・ガージェリーは美味い。やっぱり美味い。
・壜内熟成のGARGERY23のヴァイツェンがこれまた美味い。
・あれだけ酔い潰れたのに、二日酔いもなく快適な目覚めだったのには驚いた
・これがビアチャーンなら翌日死んでた

2010年12月09日

GARGERYブルーワリー見学ツアー

春に出会った大変美味しいエールのGARGERY
こちらのブルーワリー見学ツアーに参加することになりました。
ぎゃー。嬉しい。
ツイッターでGARGERYさんのフォローをしておりましたら、
今回の見学ツアーの募集がツイートされておりまして、
内容は
・先着15名の少人数の募集
・参加費無料
・GARGERYの醸造工程を見学、
・極めつけは出来たてGARGERYの試飲(全種ご用意、掟破りの飲み放題)
とあるではありませんか。
注文を受けてから樽詰めされて翌日にはチルド配送されるGARGERYのうまさは
感動するくらいの味わいなのですが、
それを工場で出来たてのものを飲み放題だなんて。
もう死んでもいいわ。
ということでこれを逃してなるものかと、
知人を誘って行くことになったのです。
更に嬉しいことにつまみの持込大歓迎ということですので、
ビールに合いそうなものを適当に見繕って、新潟にに向かいたいと思います。
今年最後のビッグイベントです。
週明けにご報告いたします。

2010年11月19日

負けた・・・

晴れない心を何とかしようといつものベルク伊勢角屋ブランシェピエールを飲んでおりました。
いつも飲む生315円よりお高い598円です。
アルコール度数は高めの7%だけど、
口当たりが爽やかなのでくいくい飲めます。
ちょっと贅沢なビールを飲んだのでつまみなしで節約です。
すると隣に近所の公園でよく見かけるタイプの方がいらっしゃいました。
常にアウトドア系のような。
その方が怒涛の注文をしているのです。
ランチの贅沢品・エッセンベルク714円、
五穀米と十種野菜のカレーライス504円、
ここに生卵追加、さらにゆで卵と温泉卵も付けてます。
アイスコーヒー262円。
さらにさらにテーブルに乗り切らないくらい頼んでいるっていうのに、
まだレジ横のショーケースから離れずにサンドイッチを買おうとしています。
ベルクでビールを飲まずにいくら使ってるの?
確かにここんとこ学会でも
『卵=コレステロール取りすぎ』説が否定されてきているけど、
いくらなんでも一気に3個は、卵好き過ぎじゃない?
何日分を一気に取り戻そうとしているの?
てゆーかこっちはビール1杯しか頼んでないのに、
隣でこんなに豪勢にされちゃって何だか負けた気分だ!

« Previous | Next »