2010年11月15日

旅の小ネタ

宿や交通情報ってググればいくらでも出てくるから、
載せる必要はないかしら。
などと思い始めたので、先に旅のエピソードを。
感動秘話も何もありません。
暇潰しに読む程度の小ネタです。
【漫画のようなことを体験する】
スリランカはウナワトゥナでのこと。
幹線道路から路地を入って行くビーチでして、
道は舗装されていません。
雨が降れば大きな水溜りができるのでサンダルが必携です。
そんな道を歩いていると、突然何かに足を取られ滑って転びそうになりました。
バナナの皮でした。
バナナの皮で滑るなんて。
古典的なギャグにわたくしがハマるなんて。
幸い転びはしませんでしたが、
何故か少し嬉しく感じてしまいました。
すぐさま誰かに言いたくなったんですけど、
スリランカ人に「バナナの皮で滑ってさー」とか言っても、
「で?」
という反応が返ってきそうなのでやめました。
バナナの皮が道に落ちていることが日常的ではない日本以外の
バナナが取れる国でならありえる話かもしれません。
【シンガポールは正確です】
帰国日の朝5時。
シンガポールはスコールに見舞われていました。
雨は止む気配がなく、このままでは空港に行けません。
ですので、1晩泊めてくれた友人がタクシーを呼んでくれました。
タクシーを自宅まで呼べるということも驚きました。
「5分後に下に来るように」とのメッセージだったそうで、
慌てて紅茶を飲み、マンションの1階に下りると、
はたしてタクシーが待っていたのでありました。
更にシンガポールが好きになった出来事です。
【我慢が肝心】
行きの飛行機でDinner for Schmucksという映画を見ました。
「あれ?これって『奇人たちの晩餐会』と同じじゃね?」
とか思いながら見ていまして、
さっき調べたらハリウッドのリメイク版だったようです。
えーと、簡単に内容を言いますと金持ちによるバカの品評会のお話です。
コメディになるのかしら。
オリジナル版もそのバカっぷりにイライラしましたが、
ハリウッド版もかなりイライラしました。
バカ本人ではなく、主体性なく振り回される主人公にイライラ。
ビートルズの曲に惹かれて見てしまったわたくしが一番バカでした。
で。
帰りの飛行機は月も変わるので、別の映画が見られるわと期待しておりましたら、
ハリウッドらしいのが来ました来ました。
インセプションソルト
インセプションが面白そうだったので、まずはこっちを鑑賞です。
複雑な設定でそれを飲み込むのには1回じゃ足りませんでした。
本当は設定がわからなかっただけじゃなくて、
我慢できずに行ったトイレの間に映画が終わっていたので、
もう1回見ること決定。
まさか終わり間近とは思わずにトイレに行ってしまったわたくしがバカ。
後半さえ見れればいいので、それまではソルトを鑑賞し、
「へー。ふーん」で見終わって、
そのままインセプションをラストまで鑑賞。
でもやっぱり設定の疑問点や、あの意味は?これって何?みたいな
疑問点がたくさん出てきましたので、
もう一度見ないといけないかもしれません。
頭の中がかゆくなる映画でした。
【うつ病の説明は難しい】
スリランカでのこと。
外国人の奥さんがうつ病になったという
スリランカ人のご主人の話を聞いていました。
奥さんがうつ病になった時、ご主人はそんな病気を知らなかったため、
全く理解できなかったそうです。
そのうつ病をスリランカの身内に説明するのも一苦労。
「誰にも会いたくなくって、ご飯も食べなくって、仕事もしたくなくって」
「なにそれ?」
説明すると上記のような会話になるとか。
でも、つい最近まで内戦をやっていた国なのだから、
なんらかの精神的ダメージとして後遺症は残っているはず。
だからきっとうつ病もあるのではないかしら。
ただそれに気づかないだけじゃないのかしらと、
ちらっと思いました。
経済的成長を望むなら、仕事に責任が付きまといストレスは増える。
ゆるさを選ぶならストレスもないけれど、発展は遠い未来になってしまう。
どちらが正しいとは言えませんが、程々って大切ですね。

2010年11月14日

格安航空会社を使い倒す

今回の旅は計7フライトでした。
成田~シンガポールはマイレージで飛び、
残りは格安航空会社(以下LCC)を利用しました。
・シンガポール~KL:Tiger Airweys
・KL~ティルチラパッリ:Air Asia
・チェンナイ~コロンボ:Spice Jet
・コロンボ~KL:Air Asia
・KL~シンガポール:Air Asia
KL~トリチー間が2時間遅延したくらいで、
他にはキャンセルも出ずに無事旅を終えることができました。
5フライトで合計3万円くらいです。
わーお。
当初予定していたフランス~スペイン~ポルトガルの旅なら、
航空券だけで12万円くらいいってたというのに。
LCC万歳!!!
LCCだけ使えば世界一周もかなり安くできそうです。
そして世界一周チケットのルールもないから、ルートも好きに組めますし。
そういえば下川裕治さんが格安エアラインで世界一周という本を出していました。
ネットが繋がっていればどこでもチケットが買える便利な世の中になりました。
カーボン紙のチケットが懐かしいです。
追記:
Air Asia、Tiger Airwaysは自社サイトで購入できましたが、
Spicejetのみカード支払いの段階で弾かれました。
RENFEIndian Railwaysも同じくカードで弾かれたので、
その国発行以外のカードは弾かれることがあるようです。
アメックスならいけるとか、マスターならいけるとか色々あるようですが、
試しに入力してダメだったら別のカードを使いましょう。
それでもダメだったわたくしの場合、
インドの楽天みたいなコチラのサイトを利用しました。
ここは手数料数十円が上乗せされるだけで無事購入できました。
Indian Railwaysは同じくインドのコチラのサイトで購入しました。
鉄道のチケット(AC寝台2nd)購入した時点で
Waiting Listで3番目でして、
当日の乗車5時間前にようやくベッドを確保できるという
ハラハラしっぱなしのチケットでした。
今のインドの鉄道はとても便利なのですね。
予約番号を入力すると自分のチケットの状況がわかるようになっている端末機が
駅と予約センターにあるし、電話でも確認ができます。
駅構内には空港のようなディスプレイで列車のお知らせと、
各コーチナンバーがホームの電光掲示板で示されるので、
荷物を持って右往左往することもありませんでした。
勿論、寝台も快適そのものでした。

2010年11月10日

インド食べ物&その他画像

マレーシアの次はインドです。
今回はティルチラパッリ(トリチー)、マハーバリプラム、チェンナイに絞った
南インド料理を食べるための訪問です。
あ。観光もしました。石窟寺院を見たかったのです。
でもミールスを食べる方が優先でしたけど。
フライト、列車、宿情報は後日掲載します。
まずは食べ物画像などをどうぞ。
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ベジレストラン・SARAVANA BHAVANのメニュー。Rs1=約2円くらい
南インド料理に詳しい方なら、
このメニューを見るだけで唾液腺が刺激されることでしょう。
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トリチー駅前の食堂のミールス。これこれ。ぼくちんの食べたかったものは
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パパドの下にはポリヤルとクートゥ
ミールスは安くてたんまり食べられるのが魅力なのですが、
時々虫が入っていたり石が入っていたりするのは、
値段の高低と関係があるのかもしれません。
上記のミールスはRs32でしたが、
生きているアリがサンバルに入っていました。
うっかりサンバル鍋に落ちてしまったのでしょうか。
まあRs32ですからね。文句は言えません。
それにアリよりも何倍もでかいセミを食べたことがあるんだから、
アリごときでガタガタ抜かすなということもありますし。
気にしない気にしない。
だって美味しかったんだもの。
ギーもかけてくれたし、チャトニもつけてくれたし。
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軽食パニプリ
丸くぷっくり膨れた球状の揚げたプリの天辺を親指で割り、
その中にじゃがいもとひよこ豆の具が入れます。
そこにタマリンドソース、ミントソースを注ぎ込まれたら
すぐさま口に放り込みます。
これにたっぷりとヨーグルトをかけたダヒプリも美味しゅうございます。
湿気ているプリだと美味しさも半減です。
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豆と米からできたポンガル
柔らかいご飯のような触感のポンガル。
日本では中々お目にかかれないので挑戦してみました。
ココナッツチャトニとサンバルと混ぜていただきます。
ポンガル自体の密度がとても濃いので、
半分もお腹に納められませんでした。
これはお腹にたまりますわ。
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南インドの〆はコーヒー
南インドではコーヒーもよく飲まれています。
ステンレスのカップから下のたらいのような受け皿に勢いよく注ぎ、
またカップに戻すという作業を繰り返すと、このように泡立ちます。
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サンバル・ワダ
チェンナイのCMBT(バスターミナル)のスタンドにて。
バス待ちの時にパクつけるこういうものはありがたいです。
ウラドダルをペースト状にしてスパイスと混ぜ揚げた
ドーナッツ状の揚げ物です。
ここにサンバルをかけていただきました。
ココナッツチャトニをつけたり、ヨーグルトをかけたりもします。
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ボンダ
見た目パコーラーで味はごっついワダっぽいボンダ。
調べてみると、米粉をまぶす、じゃがいもを入れる、小麦粉をまぶす、
ベスン(豆粉)をまぶすと様々なレシピが出てくるので、
ボンダの定義がよくわかりません。
もう少し勉強します。
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ミールス。マハーバリプラムにて
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カードチリ付き
ここはいたって普通のミールスでしたが、
カードチリが付いてきたのが高ポイントです。
カードチリとは赤唐辛子を塩とヨーグルトにつけて天日干しにし、
揚げたものです。
これがしょっぱうまい。
ぽりぽりかじりながらご飯が進みます。
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丸い巨岩
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横から見ると今にも落ちそう
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後ろはこんな感じで割れています
マハーバリプラムにあるバターボールと呼ばれる岩です。
落ちそうで落ちない。
この手のバランシングロックって結構ありますね。
ミャンマーのチャイティーヨーとか、タンザニアのムワンザのとか。
その前で岩を持ち上げるポーズで写真を撮るインド人が続出していました。
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キングフィッシャーのスーパーストロング
インドは中々おおっぴらにビールを飲めないので、
観光客が来るようなこじゃれた店で飲みました。
一人でスーパーストロングを大瓶1本を閉店30分前入店はきつかったです。
帰りはふらふらになり、
鍵のかかってない宿の門の鍵を一生懸命こじ開けようとしていました。
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トマトスープ
インドのトマトスープは世界一美味しいと思っているのは
わたくしだけでしょうか。
メニューに『トマトスープ』の文字を見ると反射的に注文してしまいます。
濃厚なスープでクリーミー。
スパイスは入ってないような気がします。
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パニール65
チーズのスパイス揚げです。
ビールのつまみに頼みました。
チキン65のパニール版。他にはゴビ65もありました。
店員さん曰く「スパイスが65種類」と言ってました。
そんなにスパイスって種類あったっけ?
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こんなところにナーガラージャ
ナーガラージャというとアンコールワットでよく見かけましたが、
マハーバリプラムでも見ました。
美しいレリーフです。
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マサラドーサ
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中にはじゃがいものマサラが入っています
ようやくドーサにありつけました。
左上からサンバル、トマトチャトニ、ココナッツチャトニがついてきます。
このトマトチャトニがめちゃくちゃ美味しい。
玉ねぎを炒めているのが入っているような風味です。
若干甘味があり。
ここのココナッツチャトニはさらっとしたタイプでした。
ココナッツチャトニはスープ状のものから、
フレークがそのまま残っているようなそぼろ状のものまで、
形状が様々なところが面白いです。
さあ、以下3枚はノンベジ料理になります。
ここまでストイックにベジ料理だけを食べてきましたが、
美味しいレストラン情報を入手したため、
がっつり肉に行ってしまいました。
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激ウマビリヤニ。中には肉がゴロゴロ
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ビリヤニに付いてくるカレー
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店の名前を冠したPonnusamy Chicken
チェンナイ在住歴5年の方に教えていただいたレストラン・
Ponnusamy Hotelでたらふくいただきました。
人気レストランらしく、日曜の昼間に行ったらインド人が並んでいました。
えー。
皆さん店の中で順番待ちをしているのですが、
ここの従業員はきびきびと働いているので、
見ていても大変気持ちが良いです。
空いたテーブルを見つけては的確に指示を出すマネージャー。
素早くテーブルの上を片付け、拭き、客を案内するボーイ。
神谷町のニルヴァナムを再現しているかのよう。
おかげでわたくしも相席ながらすんなり席に着くことができました。
で、料理です。
ビリヤニうめー。
これにライタをかけたらいくらでも入ります。
でももっと衝撃的だったのはPonnusamy Chickenでした。
カレーリーフがこれでもかというくらい入っている鶏肉炒めです。
鶏肉は骨を外して細かく割いてあります。
旨味たっぷりのビリヤニ、玉ねぎの辛さが程よいライタ、
辛いカレー、カレーリーフ炒めを混ぜて混ぜて口に放り込む。
今なら笑って死ねるぜ。
そう思いながら食べました。
残念だったのは、一人で食べたために他のメニューを試せなかったことです。
つか、旅行者にほとんど会ってないのです。
今回は。
日本人はマハーバリプラムの宿で会いましたが、
インドは4日間だけということを話すと
「じゃあ情報ないですね」
とか言われたし。
食い物情報ならたんまりあるんだけどな!!
教えてやんねー!お前らには教えてやんねー!
食べ物以外の写真を最後に。
トリチーの立派な教会とゴプラム。
ロックフォートも行きました。
食べてばっかりではなくちゃんと観光もしました。
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中は結構極彩色。インドらしい派手さでした
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ロックフォートの天辺からも見えたくらい高さのあるゴプラム