2011年12月07日
日常/ワケあり
先月、友人の田口一枝さんのグループ展を観に行ってまいりました。
場所は横浜。
彼女はわたくしの誕生日に素敵な写真を送ってくれた人です。
もう20年の付き合いになります。
彼女のインスタレーションを大きな会場で見るのは初めてです。
扉を開けると見たこともない幻想的な風景が広がっていました。
光を生み出す柱が天井から何十本も吊り下がっている
今日だけ座布団を敷いて好きな所で光を見られる特別イベントを開催していた
薄いフィルムに光を当てると光の洪水が生まれる
壁にも床にも光の曲線
光の軌跡が美しい
光の色を変えると
光と影の両方を愉しめる
回転するLEDライトが壁のフィルムにぶつかる一瞬だけ見れる光の表情
見れた瞬間光は消える
明るい柔らかな光。海岸線をイメージしているのだそう
七色のフィルムだと光の反射も一味変わる
鏡の反射で壁に作品が生まれた
龍の鱗のよう
息子も私も一緒に行った友人も皆で圧倒されました。
人が通る度にその風で光が揺れます。
そして光の波動が幾重にも重なります。
宇宙ってこんななのかなあ。
3人で座布団をフィルムの柱の真ん中に置いて光の中から作品を眺めます。
誰よりも最後まで鑑賞していたのは息子でした。
この後彼女はNYとベルリンで展覧会の予定です。
次に彼女に会えるのはベルリンかしら。