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2010年08月03日

南伊豆の旅

ご無沙汰しておりました。
こんなに長くブログを書かないなんて、熱中症で死んでんじゃね?
とか思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、
夏休みに入ってすぐ新潟に帰っておりました。
それについてのお話も後日書きます。
「後日書きます」って書かなかった打率はイチローより高いです。
さてさて3週間くらい前に保留にしていたお話をアップします。
どうぞ。
房総から帰ってきてすぐに、今度は南伊豆へと旅立ちました。
今回は踊り子に乗車です。
どうせなら子供用プレイルームのあるスーパービュー踊り子に乗りたかったのですが、
贅沢は言いません。
踊り子にはまだ乗ったことがなかったので、
それだけでもルンルンです。
まずは熱川で下車して、バナナワニ園に行きました。
スコールのような土砂降りにあいながら熱帯の植物を見学すると、
本当に東南アジアにいるような気分です。
マナティ、レッサーパンダなどの動物、オオオニバス、ウツボカズラ、
バオバブ、やしの木などの他に、
スパイス・ハーブの植物コーナーがありました。
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育ちに育ったカレーリーフ
我が家のカレーリーフとはえらい違いのこの立派な体格。
太い幹、豊富な葉っぱ。
これだけ育っていれば、枚数を気にすることなくカレーが作れます。
何とも羨ましい状況です。
さすが南国の気温で育てているだけのことはあります。
背丈がわたくしを超えていました。
バナナワニ園の見学した後は、再び電車で下田を目指します。
この電車が素晴らしいものでした。

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運転席がガラス張りで前方が丸見え!
こちらの電車は伊豆急行のアルファ・リゾート21です。
海側の座席が海に向かって配置されているため、
首を横に向けずとも海が見れます。
晴れた日には伊豆諸島が見れるのですが、
残念ながらこの日は雨のため見ることができませんでした。
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東京の電車も全部こうならいいのに
一番前の車両は展望席となっており、
運転席前面がガラス張りで、運転席から遠い席になるに連れて、
シートの高さが高くなっている設計です。
これだとどの席からも電車でGO!の雰囲気が味わえます。
これが平日は普通列車として運行されているのですから、
鉄っちゃん&鉄子も大喜びです。
やるなあ、伊豆急行。
伊豆急行に乗りながら、
熱川で事前に購入していた金目鯛の押し寿司を食べようとしたら、
息子に全部食べられました。
どうやら金目鯛の美味さを知ってしまったようです。
牛乳も500円オーバーのノンホモ牛乳しか飲まなくて困ってるっつーのに、
鯵や鰯を食べずに金目鯛を所望されても、
エンゲル係数が高まるだけなのでやめてほしいです。
あと10年は金目鯛を解禁したくなかったなあ。
さてこの日の宿泊は、弓ヶ浜温泉の季一遊です。
これがまた予想以上に素晴らしい旅館でした。
そもそも家族で高級旅館に泊まるなんてことは
ありえないものだと捉えているので、
送迎バスで旅館に到着した時には正直ビビりました。
だって仲居さん達のお出迎えはあるし、
チェックインは各々テーブルに座って冷たい飲み物を供されながら、
マンツーマンで料理や浴衣のサイズやらのリクエストを受け付けるんですわ。
各テーブルに1名のスタッフがついているので、
一体何人働いているんだってくらいの人数がいます。
ごいすー。
「お料理のお刺身は金目鯛、はまち、鯵、平目の中でどれにいたしますか?」
「メインはサーロインステーキと
 伊勢海老のクラムチャウダー、どちらになさいますか?」
すごいわー。すごいわー。
普段口の中に入れたことのないような代物が、今日は食べられそうです。
部屋はうちより広いです。
洗面台は二つあるし、
海に面したバルコニー付きで、テーブルと椅子もあります。
すぐ裏が海なので、波の音が聞こえます。
わたくし達を担当してくださる仲居さんは若い方で、
息子のために折り紙をアレコレ折ってくださる方でした。
こちらの旅館は貸切露天風呂が3つあり、
予約制ではなく空いていれば誰でも使えるという
フレキシブルなものでした。
まずはプールで遊びます。
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浮き輪も貸してくれます
プール用のバスタオルやパラソルの準備、浮き輪の貸出も
全部スタッフの方がしてくださいました。
プールサイドにはバーがあるので、
ビールやジュース、お菓子も買えるようです。
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子供のトカゲを発見
プールサイドにトカゲがいたので捕まえました。
青から緑のグラデーションがとても綺麗な尻尾のトカゲでしたが、
息子が尻尾を掴んだらぶっつりと切れました。
根本から切れてしまい体長が縮んだトカゲの切断面は肉々しかったです。
トカゲ以外も、大きなカミキリムシを捕まえました。
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完全(な)変態の昆虫
旅館の裏は海でして、ここがウミガメの産卵地として有名だそうです。
満月になると産卵のために陸に上がるウミガメ。
4日前に産卵に来たそうで、残念ながらこの時は会えませんでした。
8月に入ると、卵が孵化して子ガメが海へと旅立つ様子が見られます。
これは見てみたいですね。
夕食は懐石料理をたらふくいただきました。
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旬菜盛り合わせ。日本料理って美しい
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海鮮昆布麺。坦々麺風。バーナ貝、蟹爪、金目鯛、イカ入り
鍋仕立ての坦々麺です。
魚介だしの贅沢な坦々麺でした。
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金目鯛の煮付け。伊豆の旅は怒涛の金目鯛ラッシュです
金目鯛は全部息子のおかずになりました。
母涙目。
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刺身盛り合わせ。勿論ここにも金目鯛が。そして当然息子の口へ
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サーロインステーキをマスタードソースで
夫は伊勢海老のクラムチャウダーをオーダー。
伊勢海老が殻ごとどかんと入っていました。
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イカ墨豆乳豆腐。べっこう餡かけ。ウニとじゅんさい入り
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ちりめん山椒ご飯、鶏団子の胡麻味噌仕立て、漬物
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フルーツが乗ったオレンジプリン
完食しました。
テーブルに一気に出されるものではなく、
個室で一品一品出される懐石料理でした。
夕食でこんなに美味しい物が出たのなら、
朝食はどんなのが出るのでしょうか。
朝食はビュッフェ形式でした。
いや、これがすごいのなんのって。
出されているものは、鯵の干物、ベーコン、オレンジジュース、おかゆなどなど、
和洋どちらも取り揃えた品揃えなのですが、
1品1品のクオリティが高いのです。
鯵の干物はその場で焼いてくれるし、ご飯はひじきご飯か白米が選べるし、
ご飯の上にしらす、たらこ、おくら、卵、
納豆、まぐろを乗せた海鮮丼の作り方なんて紹介もあるし、
じゃがいも入りのパンも焼き立て。
家族3人、朝から死ぬほど食いまくりました。
朝食でこんなに食べたのは、岩室温泉の綿々亭綿屋以来です。
ここは姉と一緒に行ったのですが、
わたくしはつわりだったわりにパクパク食べられて、
姉はおひつを隣に置いて4杯くらいお替りしていました。
食事が美味しいって温泉旅館に泊まる楽しみの一つですから、
質も量も満足できるということは大切な要素です。
ゲフ。
チェックアウト後もプール、大浴場の使用はOKとのことで、
最寄り駅への送迎バスの時間までのんびりプールで遊び、
踊り子号で東京に戻りました。
高級旅館と東京の家とのギャップが凄まじかったです。