2010年04月20日
初体験・鶏を屠る
遅くなりましたが、青森に遊びに行ってきた話をば。
青森では、馬を眺めたり、山羊と遊んだり、うさぎを愛でたりと
動物と触れ合いました。
触れ合うだけでなく、念願の鶏を〆ることにも挑戦してきました。
内臓を抜いた丸鶏から解体するくらいしかやったことがなかったので、
生きている鶏を屠るということ。
いつかは役に立つかもしれないこの技術を
習得する第一歩を踏み出せました。
以下、画像が続きますがグロ注意です。
小さい画像になっているものは、
クリックするとポップアップで拡大画像が出ます。
苦手な方は見ないようにお願いいたします。
ゲージに入れておいてもらった鶏を捕まえます。
足は紐で縛ります。
右膝で両足を、左手で頭を押さえ、右手には包丁。
渚のバルコニーみたい。
頚動脈を一気に切断します ※グロ注意!クリックで拡大!
足を持ち逆さにして放血させます。
フックに吊るして体から血を出し切ります。
首をはねます。
大きな包丁でストンと。
首はカラスの餌になるので放置。
首がなくなり、段々見慣れた丸鶏の形に近づいてきました。
羽根をつけたまま熱湯に丸ごと漬けます。
湯に漬けることにより毛穴が広がって羽根が毟りやすくなります。
毛の方向と逆に一気に毟ります。
クリスマスに見かける形になりました。但し内臓付き。
解体作業に入ります。
まずは足の周りにぐるりと切り込みを入れ、腱を切断。
足はいいスープが取れます。
手羽先、手羽元を取ります。
ささみを取ります。1羽から2本しか取れません。
ガラ部分を引っぺがして・・・。
きんかんがゴロゴロ。
産卵管を破ると卵が入っていました。
砂肝を割って、砂の入っている袋を取り除く。
見慣れた肉の塊になってきました。
コンフィにしたら美味そうな骨付きモモ肉。
内臓あれこれ。
ガラでスープを取ります。ここまでがわたくしの作業。
きんかんと産卵管は煮付けて。
肉は塩焼きに。
咬み応えのある肉質でした。
今回〆た鶏は、卵を産むための鶏でして、
広い場所で放し飼いにされております。
よく動くからか肉質も硬く、咬めば咬むほどいい味になる肉です。
鶏は思ったよりも血が出なく、グロさも感じず、
息子も見学できました。
逆さにして血が流れていくと眼の周りがが白くなるところに
注目して見ていました。
事前に説明したためか怯えもせず、しっかり見届けました。
よくやった。息子。
今回は鶏でしたが、もっと数をこなして腕を上げたいです。
最終目標は自分自身の手で豚1頭を屠り、
その場で肉を切り分け、内臓を使ってソーセージ、サラミなどの加工品を作り、
骨はスープを取り、余すところなく活用することです。
鶏は1人でもできますが、豚は数人いないと無理でしょう。
豚ちゃんも100kg越えしますから。
屠畜法上、許可を受けた屠畜場でしか豚の処理をできないと思っていましたが、
第13条1によると例外がありまして、自分が食用にする分には、
都道府県に届け出ればOKのようですから、
いつかできるかもしれないと希望の光が見えてきました。