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2010年01月10日

品川で黒湯温泉

毎度おなじみituleさんが、
品川手づくり市に出店するというので遊びに行ってまいりました。
場所は京浜急行新馬場駅、目の前の品川神社。
この駅構内の看板に目が留まりました。
『温泉の出る銭湯、天神湯。大人450円。手ぶらセット100円』
などと書いてあります。
これを見た瞬間、手づくり市の後、怪獣公園で息子を遊ばせ、
銭湯で汗を流して帰るプランが決定しました。
手づくり市では、ituleのお二方にご挨拶をし、神社でお参りをし、
品川富士に登り、寅さんのコスプレおじさんに出会いました。
帽子、背広、腹巻、体格、トランクなど、どこをどう見ても寅さん。
神社の境内で誰に喋るでもなく喋っている口調も寅さん。
寅さんは、この辺に住んでいるようです。
コチラ。
北品川いいなあ。
神社を後にして、怪獣公園へ行く途中に、東急バスの渋谷行きバス停を発見。
帰りは混雑する山手線をやめて、これと副都心線で帰ることにしました。
公園で軽く汗をかいたところで、
本日のメインイベントに急遽なった天神湯へいざ参らん。
昔ながらの銭湯を思い描きながら辿り着くと、
そこはミニスーパー銭湯のようなスタイリッシュさ。
なんだかとっても綺麗な建物です。
なのに下駄箱は昔ながらの下足札なのが面白いです。
中に入ると、風呂上りにTVを見る人々が座っている風景は銭湯なのですが、
TVはブラウン管じゃなくて液晶だし、裸の人はいないし、
カウンターのような番台には若くて綺麗な女性が座っています。
シャンプーやリンスが売っていなければ
小さなホテルのカウンターにも見えますが、
ここがれっきとした番台でした。
手ぶらセットを購入すると、タオルと1回分ボディソープ、
リンスINシャンプーがついていました。
このお値段設定は嬉しいです。
階段を登って2階が浴場になります。
エレベーターも完備です。
休日のためか大変混雑していましたが、
ほとんどのお客さんは回数券を使って入っている御近所さんのようです。
浴場は広いとはいえませんが、
大勢の人が使えるようになっているシャワーの配置で、
白湯のジェットバス、熱湯(と書いてあった)、そしてドアを隔てて黒湯がありました。
黒湯は本当に真っ黒です。
首まで浸かると生首にしか見えないくらい黒いです。
息子と湯の中に手を沈めて黒湯じゃんけんができるくらい見えません。
ペロリとなめると、無味でした。塩味もなし。
でもって黒湯に浸かると肌がつるつるになりました。
つるっつるです。
何だあのつるつる感は。
この黒湯の成分は何なんだ。
常連のおばあちゃんに訊ねてみたら、
現在、成分分析中とのこと。
帰宅後調べてみると、大田区近辺では同じような黒湯が出るそうなので、
それと同じだと思われます。
最初、熱くて入れないと言ってた息子も、
温度に慣れてきてからは肩まで浸かっていました。
脱衣所で常備されているナノケアドライヤーで髪を乾かし、
服を着て、風呂上りにはヨーグルトドリンクを飲みます。
体はポカポカです。
自宅でのお風呂上がりの温まり方とは明らかに違います。
体の内側から温まっているのです。
冷え性のわたくしですら帰宅後もまだポカポカしておりました。
自宅から一番近い温泉と思われる新宿十二社温泉は1,900円、
夫と息子がよく行く瀬田温泉は平日1,600円、
土日祝日はなんと2,300円という強気な価格設定ですが、
ここ天神湯は銭湯の価格で温泉に入れるというところも魅力の一つです。
北品川に住みたいかも。