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2009年09月08日

新潟は自転車の町・其の参

其の壱はコチラ。其の弐はコチラ。
今までの話は、自転車の話よりも新潟の美味いもの情報的な内容でした。
ここからですよ。奥さん。新潟の本当の凄さがわかるのは。
にいがたレンタサイクルだけが、新潟のレンタサイクルじゃなかったのです。
新潟のベロタクシーをやっている会社でもレンタサイクルをしているのです。
それがスマートクルーズです。
料金体系は、
•3時間まで……1,500円
•1日……2,500円
と、3時間で考えたらにいがたレンタサイクルの15倍するんですけど、
その貸してもらえる自転車のラインナップがびっくり仰天。
それがコチラ。
外国物だとLOUIS GARNEAUTREKBianchiCOLNAGOGIANTなどなど。
国産だとBridgestonePanasonicです。
自転車オタではないわたくしでも知っているメーカーが入っています。
とりあえず5万とかの自転車だよねーと思ったら、
10万以上の自転車ばかりだそうです。
自転車オタ気味な人に教えたら大興奮だったので、
多分凄いことなんじゃないかと思われます。
最先端だよ。新潟。
このスマートクルーズ、
買おうかどうしようかを迷っている時の試し乗りにもいいですし、
高性能自転車で新潟の平野をサイクリングするのもいいです。
これからの季節、田んぼが黄金色になる風景がとても美しいので、
郊外に足を伸ばして見るのもいいかもしれません。
どうせ借りるなら丸一日借りたいので、
次回の帰省時に、息子を母に預けられるか交渉して、
これに乗って1日新潟を回ってみるつもりです。
変速を使って異人池の坂が上りきれるかの実験もしなくてはいけません。
このような観光に関するシステムをもっと国内&外国にも売り出せばいいのに。
なんか自己アピールが下手な気がします。新潟って。
毎年8月のアースセレブレーションと一緒にロンプラ辺りに取り上げられたら、
新潟にも観光客が増えると思うのですが。
だって食べ物は美味しいし、お酒は美味しいし、
海あるし、温泉だらけだし、山へ行けばスキーもできるし、佐渡あるし。
いいことばっかりじゃん。
そういえばこの前のGWに台北に行った時に、
市街地のとある要所要所にレンタサイクルスペースがありました。
自動貸出システムのレンタサイクルでして、
パリのヴェリブに似ています。
台北でこれを借りようかと宿のオーナーに話したところ、
「轢かれて死にますよ」
と言われました。
多分、新潟なら死なないと思います。
新潟に帰る楽しみがまた一つ増えました。

2009年09月07日

新潟は自転車の町・其の弐

前回の続きです。
八千代橋を渡っていると見えたものは、これでした。


多足生物に見えなくもない何か
niigata02.jpg
反対側から。入口から入ってみましょう
niigata03.jpg
木のトンネル!(BY トトロ)
中はドーム上の竹ひごでできています。
川辺にあり、編み方のゆるさのおかげでか風通しもよく、
数人が中でくつろいでいました。
どうやらこのオブジェは水と土の芸術祭というアートイベントの作品らしいです。
信濃川とやすらぎ堤の景観に結構馴染んでいると思いました。

エコクラフトの編み方。ということは根気と努力があれば作れるのか
niigata04.jpg
上はこんな感じ
niigata06.jpg
対岸にはレインボータワー
サイクリングは続きまして、
お次は礎町の竹林味噌へ向かいます。
去年買って大変美味しかった糀漬けの素を再度購入です。
添加物なしで漬物ができるので便利なのです。
そして美味しい。
刻んで漬けて揉むだけですぐ食べられる~♪みたいな商品よりも、
断然美味しく出来上がるのですから、
もっとこの商品を売り出せばいいのにと思います。
竹林は味噌だけじゃないんだぜ!みたいな。
HPを見る限り、電話で問い合わせないと通販できなそうだし・・・。
と思ったら、11/25~30まで日本橋三越本店の催事に出店するようですから、
東京在住の皆様、この機会に竹林味噌をお試しください。
特に糀漬けの素。
お次は、store roomへ行きました。
ここは北欧、東欧で買いつけた雑貨、文具、キッチン物が取り揃えてあります。
月光荘の文具も売っています。洋服もあります。
センスのいいご夫婦で店を切り盛りしていらっしゃいまして、
行くとついつい買ってしまうのです。
スウェーデンのリネンとか、5mm幅のマスキングテープとか、
ワックスペーパーとか。
買いそうになって思いとどまった品はシールワックス、
えらく高い北欧のデッドストック食器、
はと目パンチセット、東欧の切符用紙などなど。
ここは新潟・散財危険地帯の一つに挙げられます。
さて、サイクリングの仕上げは
チョコが大好きな友人にオススメされた、Give me Chocolate
チョコパフェを食べることにしました。
これが失敗。
いえ、美味しいんです。
美味しいんですけど、500円弁当を食べた後のおやつにはヘビーすぎました。
これはわたくしの作戦ミスです。
だってチョコアイスにガトーショコラが乗っかって、
その上に生クリームとチョコソースがたっぷりかかってるんです。
チョコフレークは入っていたかは忘れました。
とにかく怒涛のチョコ責めでした。
空腹時に頼むべきメニューでした。
わたくしが牛歩で食べていると、わたくしにチョコパフェを勧めた超本人が現れまして、
同じくチョコパフェを注文し、嬉しそうに食べていました。
本当にチョコが好きなのね。
ここで約束の4時間が経ちゲームオーバー。
自転車を返した後、息子を迎えに行きました。
天気に恵まれ、友人にも会え、お腹も満たされ、お土産も買えて満足。
息子は、一時保育で気の合う友人ができ、
「また行きたい!」と言うくらい楽しかったようで満足。
お互い、素敵な時間を過ごせたようです。
niigata07.jpg
こんな出会いもあったっけ

2009年09月04日

朝からこんなニュースが

玉置浩二と石原真理が6カ月で破局らしいです。
これで音楽活動に専念するか、
はたまたまた別の恋愛が始まるまでは治療に専念か。
どちらにせよ、チャンスが巡ってまいりました。
5人目の座はしばらく空けておいてください。
ああ。なんだか朝から気分がいいわ。

2009年09月02日

新潟は自転車の町・其の壱

帰省すると必ず使うにいがたレンタサイクルが、
今回の帰省でも大活躍しました。
繁華街に点在するレンタルステーションなら乗り捨てOKで、
3時間まで100円という手軽さが大変良いのです。
息子は大和内にある市の一時保育施設に放り込み、
ペダルを漕ぎ漕ぎ、1人の時間を目一杯楽しみます。
まずは、友人のインテリアショップに顔を出しました。
友人は東京と新潟のショップを2週間ごとに往復しているのですが、
特に連絡をしなくとも帰省時には不思議と会えるので、
今回も会えるだろうと思って行ったら、案の定いました。
明日から東京へ行くのだそうです。
いつもこんな感じでふらっといってばったり会うみたいな適当さ加減が、
長い付き合いの秘訣なのかなとも思ってみたり。
さて、こちらのショップで力を入れているのが自転車です。
トーキョーバイク踏力という国産メーカーと、
ノルウェーのALTA BIKEを取り扱っています。
わたくしが乗ってきたにいがたレンタサイクルの欠点は、
放置自転車の再利用なので状態が大変よろしくないことです。
そのレンタサイクルに比べたら、
当然ながら店頭のデザイン自転車が輝いて見えます。
銀座の高級ホステスと大久保界隈に立っている方々くらい違います。
要はトランペットが欲しい少年の気持ちもわかるってことですよ。
だから試乗しました。
乗りましたのは、トーキョーバイクちゃん。
まず驚いたのは、その軽さです。
片手でも持てるくらいの軽さで、11kgくらいらしいです。
これなら階段でも持ち運びができます。
乗り心地も実に軽い。
実はわたくし、生まれてこのかた変速付きの自転車に乗ったことがありません。
慣れない前傾姿勢でペダルを踏み、
ドキドキしながらギアチェンジをすると、
ペダルが更に軽くなりました。
感動しました。
この軽さと変速を使えば幼稚園の山も登りきれそうです。
すごく・・・・欲しいです・・・。
「うちはどんな自転車でも3,000円で引取りしてるから、東京から持って来い。
 で、これに乗って帰れ」
こう友人に言われまして、
一瞬、
「それって名案(はぁと)」
とすぐ乗せられてしまう自分が嫌になりました。
ふう。危ない危ない。
うっかり買うとこだったぜ。
結局ここではトーキョーバイクの1/75の値段のペットボトルホルダーを買いました。
これがカラビナが付いて便利なのです。
ペットボトルの首部分にUの字型のアルミをがっしりはめ込で使います。
自転車につけるなり、かばんにつけるなり使います。
そのままブンブン振り回しても取れません。
いざという時の凶器にもなるので一石二鳥です。
自転車とは量販店で買うものだと思っていた
わたくしの心に火をつけた店を後にしまして、
この店の友人と向かった先は美谷商店でした。
ここでたらふく食べたため、そのカロリー消費するべくサイクリングを続けます。
次に向かった先はロシアチョコレートのマツヤです。
友人にここのチョコレートとクッキーを頼まれていたのです。
さくっと買って、また古町に戻ろうと八千代橋を渡っているところで、
それが見えました。
続く。

2009年09月01日

ノックアウト弁当

「飯食いに行くか。奢るよ。但し500円だ。500円だけどマジでびびるぜ」
こう言って友人に連れて行かれた店は、
古町にある『美谷商店』というお総菜屋さんでした。
本町の伝説の惣菜屋・大野商店をこじんまりとさせた店構えです。
美谷商店についての詳しい記事はコチラ。
左のメニューバーの記事もかなり面白いでどうぞ。
さて、常連の友人が弁当二つを注文し、
店内にある小さなテーブル前に折りたたみ椅子をセッティングします。
そう。びびるぜ発言の正体はお弁当だったのです。
でもって店内で食べられます。
店に流れるのはAM。
ショーケースには、新潟の惣菜・かきあえなます、
昆布と豆の煮物、揚げ物などなど
いっぺことあります。(新潟弁でたくさんありますの意)
創業60年のお店で、
気さくなおばちゃんがお弁当とお茶を運んでくれました。
こ、これで500円・・・?
友人の予言どおりびびりました。
衝撃の度合いが強すぎて写真を撮り忘れたくらいです。
どんなお弁当かは他のブログの写真をご参照ください。

・メンチカツ、唐揚げ、ポテトサラダ、炒め煮、 切干大根の煮物、サラダ、たくあん、ご飯
・唐揚げ、千切りキャベツ、ポテトサラダ、ちくわと青菜の煮物、 +4品、たくあん、ご飯
地元の素材だけで作られているこの弁当が、
このボリュームで500円。
ちなみにわたくしがこの日食べたメニューはこちら。

・アジフライ、コロッケ、ポテトサラダ、千切りキャベツ、
 昆布豆、ちくわと玉ねぎの卵とじ炒め、もう1品(失念)、たくあん、ご飯
言葉を失いかけているわたくしをよそに、
友人はいただきますのご挨拶。
わたくしも我に返り、箸をつけました。
揚げたてアジフライは衣がさくさく。
コロッケは具がホクホク。
ソースがそれほど好きでもなく、
そして揚げ物もどちらかといえば苦手な部類に入るのに、
全ては胃袋へ。
ちくわと玉ねぎの卵とじ炒め煮は、懐かしい味です。
母親が豚肉と玉ねぎの卵とじ炒め煮をよく作ってくれましたが、
その味です。
昆布豆もこんなに素朴な味なのに、箸が止まりません。
豆を拾う箸が、お弁当容器と口をせわしなく往復します。
こんなに食べられないと思った量を、ご飯一粒残らず平らげました。
新潟で食事をして思うことは、ご飯が美味しいこと。
どこで食べてもご飯は美味しいです。
ここのご飯もふっくらだけどべとつかず、
かといって柔らかすぎず汁気のある料理に合う固さです。
美味いよう。
ここのお惣菜はどれも家庭の味です。
奇をてらうようなものではなく、素朴で、誰もが食べたことのあるメニューです。
だから普通というと普通なのかもしれませんが、
誰もが懐かしさを感じる味を出せるところが
ここのお弁当の凄みなのではないかと思いました。
デパ地下の洗練された惣菜屋は、
彩を考えた素材構成を用いており、盛り付けは美しく、
その料理を映えさせる照明もあり、接客もソツがありません。
そして美味しいです。
でもきっと豪華な料理を食べ続けると飽きてしまうように、
帰ってくるのはこういう普通の料理、
つまり美谷商店の惣菜になるような気がします。
おばちゃんと何気ない会話を交わし、弁当を手渡してもらい、
世間話をしながら食べられるこの安心空間がそう思わせるのかもしれません。
弁当の黄金率を体現したかのようなこの美谷商店は店内で食べるか、
もしくは信濃川の土手・やすらぎ堤で食べるのが、
より一層美味しくさせる隠し味だったりします。

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