Home > 9月, 2009

2009年09月23日

恵比寿麦酒祭

幼稚園児のいる家庭で5連休を貰っても嬉しくも何ともありません。
1人になれる貴重な時間が削られるわけだし、
家族で出かける予定もないし、
つかそもそも家族で出かけるくらいなら男2人で行ってほしいし。
という感じでやさぐれていた9月の5連休でしたが、
素敵なニュースが飛び込んできました。
恵比寿麦酒祭です。
情報源は恵比寿が縄張りのyvesさんです。
どうもありがとうございます。
HPを見てみると、ヱビスビール、ヱビス< ザ・ホップ>、琥珀ヱビス、
ヱビス スタウト クリーミートップの樽生が飲めるとのこと。
これはもう雨が降ろうが槍が降ろうが行くしかありません。
とはいっても息子連れなので、息子も楽しめるものはないだろうかと見ると、
さすが5連休の家族連れを狙ってます、サッポロ。
ガーデンプレイス内をリボンちゃんSLが走るそうです。
リボンちゃんとはサッポロが誇る炭酸飲料・リボンシトロンのキャラクターです。
とはいってもキリンレモン、三ツ矢サイダーの方が
市場で幅を利かせていると思いますが。
やっぱり地味だわ、サッポロ。
このリボンちゃんSL、
電気で動くSL風な連結車です。
一番先頭が電気駆動で、後ろの4両を引っ張り、園内を周回します。
時間にして5分程。1人300円。
息子だけ乗せて、わたくしは歩いてSLに付いていくことにしました。
kairo25.jpg
ドナドナっぽく売られていく様
同じくSLに付いていく見知らぬお母様に話しかけられました。
お母様 「いい儲けですよね。これ1回で4,500円ですよ」
わたくし 「あはは。私もさっき同じことを考えてましたよ」
「5分くらいなのにねえ」
「でも最後に100円のジュース貰えるみたいですよ」
「200円でも高いわ。上の子なんて乗る気もないくせに
 DSを隠れてやりたいから乗ってるんですよ」
「あ、ホントだ。DSやってますね。5分くらいしかないのに・・・」
みたいな会話を交わしました。
そういう話をしそうじゃないタイプのお母様に見えたので、
親近感が湧きました。
SL周回が終わり、ジュースを貰って満足の息子を連れて、
ようやく本日のメインイベント、生ビールです。
ヱビスちゃん、待たせてごめんよ。
お待ちかねのスタウトと琥珀ヱビスを飲みました。
・・・・・・。
・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・。
不味い。
すごく不味い。
こんな不味いビールを飲んだのは、
生を頼んだら発泡酒が来た某店以来でしょうかね。
嫌味たっぷりに「これビールですかねえ?すんごい水っぽいんですけど」
とか聞いちゃったら、「ビールです」ってきっぱり言われた時くらいの不快感。
誰が店で発泡酒を飲みたいんじゃー!!
・・・みたいな嫌な記憶が蘇るくらい不味いです。
まずですね、琥珀ヱビスの味がしない。
つーか臭い。グラスがすごく臭い。
グラスの洗い方が全然なってなくて臭いが残っていて、
おかげでビールの味がしねえ。
スタウトのグラスはセーフでしたが、何かね、ふーんって味でした。
箸にも棒にもかからないレベル。
元は確実に美味しいビールのはずなのに、
注ぎ手とグラスの状態でここまで味が落ちるのかと思ったら、
悲しくなりました。
まあこれだけの人数が押し寄せてビールを飲みに来ているわけですから、
アタフタするのもわかりますが、あの味はひどかったです。
ビール会社のイベントで不味いものを飲ませてどうする。
mixiの日記で軽く調べてみると、
美味しかったという日記が多かったので、
たまたまわたくしの飲んだものがハズレだったと思うことにします。
いつもの麦酒記念館のビールだったら、絶対こんな味になりません。
あのおじ様が注ぐビールはこんな寝ぼけた味じゃない。
最初から記念館に行けばよかったと後悔しました。
さて、ヱビスから意外なダメージを喰らってHPを減らしたわたくしが、
その晩、向かった先はデリリウムカフェ
ここで美味い樽生を飲まないと今日は負け日で終わってしまうと
鼻息荒くカウンターに陣取りました。
頼んだものはSt. Bernardus Abt 12
目の前におかれた琥珀色のビールをグビッと。
美味い。
やっぱこれだよ。
クリーミーな泡に、ドライフルーツの味がする濃厚なビール。
ピルスナーでは味わえないコクとまろやかさ。
勿論グラスは無臭です。
カウンター内を見てみると、
グラス専用のトング風なスポンジでグラスの内と外を丁寧に洗っていました。
注ぐ前に、冷却水のシャワーが出るマシンの上にグラスを逆さに置いて、
グラスを冷やし、その後乾燥させてました。
やはりこういうことをしないといけないのね。
美味しいビールを15分という短時間でぐいっと飲み干し、
HPも一気に満タンになりました。
終わりよければ全てよし。
つーことでyvesさん、行かなくて良かったと思います。
記念館がベスト。

2009年09月22日

メンテナンス中です

表示がずれていますが、しばらくお待ちください。

2009年09月19日

2009年夏・ビール合宿

恒例の越後湯沢ビール合宿に参戦してまいりました。
今回は新潟から東京へ戻る途中で立ち寄るプランにしました。
息子は新幹線の中で大きい声で、
「越後湯沢に着いたら、お酒飲むんでしょ?
 お金入れてお酒が出てくるところで飲むんでしょ?」
とわたくしに向かって聞いてきます。
これは駅構内にあるぽんしゅ館で試せる利き酒マシンのことです。
500円で5枚のメダルと交換して、
1枚でおちょこ1杯分の新潟の地酒が飲めるという大変画期的なシステムです。
越後湯沢に行く度に、ここで酒を飲むことを息子がすっかり覚えてからというもの
メダルを入れる係は息子になりました。
メダルを入れては
「早く飲んで。次メダル入れたいの」
と急かすのは止めてほしいです。
殺す気か。
ほんのり日本酒でいい具合に出来上がって、着いた先は桃源郷でした。
yuzawa05.jpg
これだよ。僕の捜し求めていた物は・・・
yuzawa07.jpg
マンションのプールで服のまま落ちたマナーのなってない大人
yuzawa06.jpg
息子は泳げるようになりました
yuzawa08.jpg
合宿先の主の「10分で飽きた」という理由で頂戴したラジコン
yuzawa10.jpg
近くの川原でBBQ
yuzawa09.jpg
水が綺麗でとても冷たいのでビールや野菜を冷やせる
yuzawa11.jpg
今回はこのTシャツ着用が義務付けられていた
BBQの時に食べたジンギスカンが美味しくて美味しくて、
マトンなのに何でこんなに美味しいのーと喚いていたら、
お土産にジンギスカンをいただきました。
それがかねひろのジンギスカンでした。
羊の臭みは脂にあると何かの本で読みましたが、
その脂のないロースを食べたから、臭みが軽減されていたようです。
息子もパクパク食べていました。
次の桃源郷訪問は冬か春です。

2009年09月18日

聖地巡礼・宇治編

聖地巡礼、最後は宇治です。
何故宇治なのか。
宇治に行ったことがなかったから。
10円玉でよく見ている平等院の鳳凰堂を死ぬ前に一度見ておかねばと思ったから。
今考えつきました。
宇治といえば宇治抹茶と平等院しか思い出せないわたくし。
美味しいお茶が飲みたかったのです。
美味しい抹茶アイスを食べたかったのです。
平等院は二の次でした。
ユネスコ関係者の方々、すみません。
鳳凰堂を見学していたら、友人からこんなメールが来たり。
鳳凰堂の写真はありませんが、以下は宇治にて。

uji08.jpg
抹茶ソフトに抹茶を振りかけたダブル抹茶ソフト
uji07.jpg
ここで京番茶をお買い上げ
uji01.jpg
平等院の蓮コラ。つーか蓮そのもの
uji02.jpg
立体的な物が動きそう
uji03.jpg
蓮華は美しい
uji04.jpg
宇治神社の手水は兎から
uji05.jpg
レフ板効果が際立つ、世界遺産の宇治上神社
uji06.jpg
レフ板の正体・清め砂

2009年09月17日

聖地巡礼・帯解編

帯解。
『おびとけ』と読みます。
天理の次はここにある寺を訪れるべく、帯解へと出向きました。
ここにも寄りたい理由がありました。
三島由紀夫の最後の作品、
豊饒の海に出てくる月修寺のモデルとなった寺がここにあるのです。
わたくしの中での三島作品は、高校時代に金閣寺を読んで難解だと思い込み、
潮騒を読んでは青臭く感じ、それからは遠い文学になりました。
その頃は筒井康隆、芥川龍之介が大好きだったもので。
月日は流れ、去年NYの友人宅に遊びに行った時に、
豊饒の海をリクエストされ買っていきました。
amazonで注文し届いた物を何の気なしにパラパラとめくると、
話にぐいぐい引き込まれ、ページをめくる手が止まらなくなりました。
これが身内で有名な
『人が買ってきた(借りてきた)本を先に読んでしまう同好会』の特徴です。
わたくしはよくこれを姉と夫にやらかして、
大変嫌がられます。怒られます。
自分が読んでないのに、先に読むとは何事だ、と。
だっていつまでたっても置いてあるから・・・・。
話が逸れました。
読むことが止まらなくなった理由。
それは買った本が全4巻の内の3巻と4巻で、
特に3巻の前半はバンコクとインドが舞台なのです。
時代は違うのに、バンコクの灼熱、湿気を含んだ重く甘ったるい空気が
本を通してわたくしの中に流れてきます。
全てを飲み込むようなバラナシの光景が、
インド回帰熱を発症させようとします。
それよりも惹き付けられたのは、4巻の絹江でした。
あんなに見事なまでの幸せの国の住人は絹江しかいません。
絹江最強説。
話が先に進みませんね。
ともかくこの本が面白かったのです。
で、NYで友人に先に読んでしまったことを謝罪し、
この本がいかに面白かったかを話したら、
友人が1,2巻を貸してくれました。
この後訪れるドミニカにも持っていっていいというので、
有難く借りて、カリブ海のビーチで三島を読んでいたのです。
なんて贅沢。
ああ、これじゃいつまでたっても帯解の話に行き着きません。
ってことで帯解に着いたというところまでワープします。
でー、念願の寺に着いたんですけどー、
普通に道路の真ん前に建ってるし、お坊さんもその辺を普通に歩いていました。
あれ?もっとこう神秘的で人が立ち入れない寺ではなかったかしら?
本では80歳を過ぎた老翁が、
体に鞭打って寺の山門までをほうほうのていで登り続けるくだりがあるのです。
この寺はどう見てもそんな山の上にはありませんし、
安産祈願はココ!みたいな看板もあって、
とてもオープンな雰囲気です。
まあ時代も変わって周辺が開発されたのね程度に思うことにして、
かなりがっかりしたまま立ち去りました。
さて、帰宅後。
何故あんな寺になったのか気になり調べていると、
わたくしは悲鳴を上げそうになりました。
わたくしが見たのは帯解寺
本のモデルになったのは圓照寺
前者は帯解駅から徒歩3分の好立地。
後者は帯解駅から徒歩30分の山の中。
何という勘違いをしてしまったのでしょう。
マジで血の気が失せました。
これで帯解に再訪問しなければならない理由ができました。

« Previous | Next »