2009年03月27日
金継ぎ
友人のブログに、欠けた徳利を直す金継ぎについての記事がありました。
コチラ。
金継ぎとは欠けたり割れた陶器、漆器を漆を使って修復し、
金粉等で仕上げる技法です。
我が家にも欠けた器があるのですが、
一つはそのまま使用中、もう一つは接着剤でくっつけて使っております。
100円ショップで買った器ではなくそれなりに良い器ですので、
捨てるわけにもまいりません。
食事をする度に欠けた部分に気づきながら、
見なかったことにしていました。
悲劇は突然起こりました。
わたくしの大切な大切な塩入れの壺の蓋を落として割ってしまったのです。
壺の蓋が少しずれていることに気づいていたのに、
後で直そうと思ったままそのことをすっかり忘れてしまい、
壺の置いてあるラックにぶつかり、蓋が落ちて割れたというわけです。
こういう失敗をした時、わたくしは必ず悲鳴を上げます。
ギャーとかうわーとかそういう感じです。
黙っていれば誰にも気づかれずに失敗を隠蔽できるのに、
この習性のおかげで何度証拠隠滅に失敗したことか。
当然今回も息子が何事かと飛んできて、
「あーあ。ママが割ったの?ねえママが割ったの?」
と心の傷を抉るわけなんですが。
金継ぎの記事を読んだ後に即行自分で壺を割ることになるとは
誰が想像したでしょう。
ヘタレのわたくしは金継ぎ屋に電話することもなく、
接着剤への道を歩みました。
息子が塩壺を見るたびに、
「これママが割ったんだよね」
と言うのは何とかしてほしいです。
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