2008年11月03日
ノーベンバーフェスト・買出し編
11月は年に一度のお祭り月です。
何故ならわたくしの誕生月だからです。
それと今年は我が家でノーベンバーフェストを開催するからです。
ノーベンバーフェストをノーパンバーフェストと勘違いしてた人もいましたが、
皆でノーパンになって直接ジーンズや生スカートを楽しむイベントではなく、
オクトーバーフェストの11月版でございます。
ということは皆でビールを飲もうという素敵なイベントです。
このイベントは3週間前から東京と奈良の往復書簡によって企画が進行しておりました。
ビール好きを集めて利きビールとベルギービールを堪能しようという内容です。
ベルギービール好きが高じて、
この夏に自転車を担いでベルギーまでビールを飲みに行ったヤス君と、
ただ単にビールが飲みたいわたくしの思惑が合致しまして
この企画が実現したのです。
多分ヤス君は、美味しいベルギービールを皆で飲みたい、楽しみたいという
純粋なベルギービール博愛主義者。
対してわたくしは、ベルギー物じゃなくても美味しいビールを飲みたい、
ケニアでもアルゼンチンでも地ビールでも何でも来いの雑食系です。
そしてヤス君はどのビールを購入するかの計画を綿密に練っており、
わたくしはお品書きも作らずに、
おんぶに抱っこでノーベンバーフェストの前日を迎えました。
ノーベンバーフェスト前日。
午前7時過ぎ、ヤス君が夜行で到着しました。
このお祭りのために有休を取ったのです。
これだけでも彼のこのイベントにかける並々ならぬ意気込みが感じられます。
合計9人が参加するこのイベントに必要なビールの本数は
40本弱くらいを予想していますので、2人で買出しへ繰り出しました。
場所はルミネエストのOsakayaです。
こちらはワインとベルギービールの専門店です。
イベントを企画が出てからたまたま入ったルミネエストで見かけたのが
このお店でした。
まさに今回のイベントにぴったりの立地と品揃えです。
店が近づき看板が見えたところで、ヤス君はハァハァと興奮し始めました。
店に入ると、綺麗に陳列されたビールを眺めながら、
普段は小難しい顔をしている彼がニヤニヤしているのが印象的でした。
とりあえずビール棚の鑑賞をしてハフハフしていたら喉が乾いてきたので、
購入は後回しにして水分補給をすることにしました。
お次は新宿ベルクです。
こちらもルミネエストに店舗があります。
ヨシコさんご推薦のベルクで飲むは、白穂乃香です。
1週間ぶりに会う白穂乃香ちゃんは綺麗な色白はもち肌泡でした。
2人とも無言でグビグビ飲みます。
ああ、美味しい。甘露だわ。
生ビールの一番のお気に入りはこの白穂乃香で決定です。
1杯だけ飲み干して、次に向かうは同じくルミネエストのオイスターバーです。
今なら生牡蠣が半額ということでここで食べようと決めていたのです。
こんな機会でもない限り、馬鹿高い生牡蠣に手は出せませんから。
生牡蠣は2個×産地別3種類が供されました。
レモンを絞ってちゅるんとすすると、
笑いが止まりませんでした。
平日の昼間にこんなものを食べている贅沢と、
味蕾の刺激で脳内麻薬物質が駆け巡ります。
ああ、幸せ。
生牡蠣の他に牡蠣のカルボナーラを頼んだのですが、
こちらは直径30cmくらいの大皿の中心に10cmほどの窪みがある皿で出てきました。
皿はでかいのですが、パスタは10cmの窪み分しか入っていません。
2人で分けたら一口で終わる量です。
厨房から運んでくる時は食べきれるか心配になりましたが、
テーブルの上に置かれると残念な気持ちで一杯になりました。
不満足な腹五分目でデザートのお店へ向かいました。
COLD STONE CREAMERYです。
これもルミネエストの同じ階にあります。
これで今日行った4軒全てがルミネエストです。
この日に行こうと思っていた店全てが偶然にもルミネエストに集結していた事実は、
いやがうえにもイベントの期待を高まらせました。
ということでアイスクリームです。
いつも長蛇の列でうんざりするこの店でも、
平日の正午前後なら待たずに注文できました。
営業スマイルとハイテンションでメリケンソングを歌いながら
アイスクリームを練る妙な取り合わせをヤス君に見せようと思い連れてきました。
わたくしはいつもマッドパイモジョしか食べないので、
たまには別の物を食べようと注文はヤス君にお任せしました。
アップル、シナモン、グラハムクラストの入ったアイスが来ました。
今だから言いますけど、実はシナモンは好きではありません。
甘く煮たアップルも好みではありません。
アップルパイは好物から程遠いものです。
ですからこれを選ばれた時、正直うへーと思いましたが、
そこはそれ。
遠くから来た客人にそんなこと言うのはアレですから、
大人の対応でニッコリ微笑んだものです。
ですから一口食べて驚きました。
美味しいんだもの。
アップル×シナモンの組み合わせは伊達じゃない。
香ばしいグラハムクラストもいけるぜ。
店員さんが「このフレーバーは店でも人気なんですよ」というのも頷けました。
同じ物を飽きるまで食べ続けるこの嗜好を改善すれば
色んなフレーバーが楽しめるというのに、
それができない保守的なわたくしには、
同行者と半分ずつという手段が適当なようです。
いい加減食べることはやめて、そろそろ今日のメインイベントの
ビールの買出しに行かねばなりません。
osakayaさんに再び突撃です。
ビールを入れるカゴはないので、選んだビールはレジに乗せていきます。
レジに1本ビールを置く度に、
そろそろ会計かと椅子から腰を浮かす店員さんの動きを何度見たことでしょう。
「何本買う気なんだ。こいつら」
こう思われたかもしれません。
合計12,000円分ご購入です。
そしてベルギービール好きなヤス君はよっぽど嬉しかったのでしょう。
ビールを1本1本吟味しながらレジに運ぶその姿は、
金の延べ棒を手にした感動に打ち震えているように見えました。
そしてその金の延べ棒ををリュックに詰め込み、
最後にもう一度ベルクに行きました。
今日だけでいくらルミネエストに金を費やしたことか。
もう表彰されてもいいくらいです。
えっへん。
ということで、この日はルミネエストで始まり、ルミネエストで終わる一日でした。