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2008年08月01日

アトピーととびひ

先月のニュースに『皮膚のかゆみ抑制物質を発見』というニュースがありました。
引用内容はコチラ。

アトピー性皮膚炎などの皮膚のかゆみを抑えるたんぱく質を、横浜市立大の五嶋良郎教授と池沢善郎教授らの研究グループが、マウスの実験で突き止めた。このたんぱく質には、かゆみを悪化させる神経細胞の過度な成長を抑える働きがあり、治りにくい皮膚のかゆみを改善する治療薬につながると期待される。国際皮膚科専門誌「ジャーナル・オブ・インベスティゲーティブ・デルマトロジー」に掲載された。
 ヒトがかゆみを感じてひっかくと、その刺激によって神経細胞の成長が促進され、かゆみに過敏になる。これをさらにひっかくと、神経が一層増える悪循環に陥り、アトピー性皮膚炎などの慢性化につながるという。
 研究グループは、神経の成長を妨げる「セマフォリン3A」というたんぱく質に着目した。アトピー性皮膚炎のモデルマウスに、このたんぱく質を皮下注射すると、投与していないマウスに比べ皮膚炎が改善し、マウスが患部をひっかく回数が減った。
 投与していないマウスの神経細胞は表皮まで入り込んでいたが、投与したマウスは神経の伸びが少なかった。このたんぱく質はヒトの表皮からも分泌され、アトピー性皮膚炎の患者は分泌が少ないことが知られている。
 五嶋教授は「マウスの実験で、皮膚にセマフォリン3Aを塗る方法も試しており、将来は、このたんぱく質を塗ることで補い、かゆみを抑えられる可能性がある。ただ、このたんぱく質は構造的に不安定なため、今後、安定して大量生産できるかが課題になる」と話す。
<毎日新聞>

夫の両親もこのニュースを読んでいたそうで、実家でこの話をしました。
これでかゆみを改善する薬が開発されれば、
息子がかゆみで夜眠れないとか、掻き壊して血まみれになるとか、
そういうものもひっくるめて解決するので、
早く薬ができないかしらと思っていましたら、
夫の父曰く、「ここから薬にするまでが時間がかかる」そうです。
ニュースの最後の行にも、『大量生産できるかが課題』とありますので、
薬の認可の問題も含めて薬の生産過程には、問題は山積みだと思われます。
何年後になるかしら。
さて、そのアトピーの息子ですが『とびひ』になりました。
こんな感じです。
先週、掻き壊した部分が中々治らないと思っていたら、
あれよあれよという間に体の各地に飛び火しまして、グジュグジュしてます。
今朝、水ぶくれができていたので、
これは水疱瘡だと思い小児科へ駆け込んだらとびひでした。
とびひも痒いらしく、とびひ付近を掻いては別の部分も掻いていたので、
今では額、肘、手の甲、指、背中、臀部、太腿、膝、膝裏、足首、足指と
結構すごいことになっております。
とりあえず軟膏、抗生剤、抗ヒスタミン剤を処方されましたが、
痒いのは中々取れないようで、
水イボの時のような痛々しさです。
とびひになる原因菌である黄色ブドウ球菌は鼻の中に常在しておりまして、
その菌が擦り傷、引っかき傷などに感染してとびひになります。
息子はよく鼻の穴をほじっています。
しかも両穴を同時のダブル使いです。
きっとそれが掻き壊した部位に感染したのでしょう。
痒み抑制薬と鼻ほじり防止薬も開発してほしいものです。