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2007年12月04日

検証!フクロタケの魅力

話は先日の勝手にタイデーを開催するところから始まります。
タイ料理を作るにあたってまず頭に浮かんだことが、
コチラのコメント欄で話題になったフクロタケのことでした。
saoririさんのふくろたけコメントを読んで以来、
頭の中は常にフクロタケの事で一杯でした。
フクロタケを茹でたい。触りたい。つまみたい。
寝ても覚めてもフクロタケ。
こんな状態でしたので、
フクロタケのためにタイ料理を作ったといっても過言ではありません。
いや、勿論客人のためが一番ではありますが。
おかげで買出しから気合が入りまくりでして、
寒風吹き荒ぶ中、自転車を漕ぐ足も軽いこと軽いこと。
このままお台場まで行けそうでした。
気分だけは。
自宅に戻りフクロタケの缶詰を開けると
そこには親指の第一関節程の大きさのフクロタケが詰まっていました。
水にプカプカ浮いています。
fukuro01.jpg
まだモザイクは要りません
一つ摘まんでみると、皮状の部分がプルプルしています。
人肌ではありませんが何かに似ているような気がします。
こ、これがsaoririさんの言っていたえもいわれぬ感触というものか。
fukuro04.jpg
皮を摘まんでみました。
fukuro02.jpg
これを二つに切りますよ
fukuro03.jpg
真っ二つ
この断面図はもう麻雀の一筒どころの話じゃありません。
ここまでだったとは。
トムヤムクンには二つに切ったフクロタケを入れましたが、
一つだけ丸のまま入れてみました。
温められたフクロタケの感触を体験してみたかったからです。
それなのに、わたくしは丸ごとフクロタケのことはすっかり忘れてしまい、
どうやら客人の胃袋に納まったようです。
さて、ここでフクロタケについての思い出話を一つ。
わたくしが学生だった頃、母がわたくしに食べさせたいものがあると言って、
オークラホテルの中国料理のレストランに連れて行かれました。
そこで出てきた物はフクロタケでした。
以前母がここを訪れた時に、
フクロタケの料理を食べてとても美味しく感激したそうでして、
それをわたくしにも食べさせたいと思って連れてきてくれたのでした。
しかしこの日のフクロタケ料理は今ひとつで、
母も
「前ほど美味しくないわね」
と言ってたことを覚えています。
わたくしもさほど印象に残っておりませんでした。
それが十数年の時を経てフクロタケネタで盛り上がり、
この時の体験が海馬の奥底から湧いて出たのです。
いつかフクロタケ、シカクナマコ、赤貝、松茸とうをふんだんに使った料理をしてみたいです。
こんな写真もありました。
コチラ。