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2007年06月17日

日本鳩レース協会

国立博物館へ行く途中の『特価100円!』自販機の付近の住所が
『台東区上野公園』となっているのを見て、
面白い住所だと思っていたら、
そこは日本鳩レース協会の建物でした。
鳩でレースをするなどと初めて聞いたわたくしは、
鼻息荒く建物内に入りました。
受付にパンフレットが置いてあるのが見えたので、
それを貰おうと思っての行動です。
しかしパンフレットと思ったものは、レース鳩誌でした。
かなり厚みのある雑誌で閲覧のみとなっていました。
中を見てみると、当たり前ですが鳩の写真が満載です。
とある大会で優勝から10位までの鳩の写真とプロフィールが載っていましたが、
全部同じ鳩に見えました。
それもこれもわたくしが初心者だからです。
鳩レースをやっている方々は、
おそらく見ただけでどういう血統の鳩かわかるのではないでしょうか。
実はわたくしは巷では鳩嫌いで名を馳せておりまして、
大きいほくろから毛が生えている人が気になるように、
くちばしの根元にある豆みたいなものが気になって仕方がありません。
取りたくなる衝動に駆られます。
そして、首を前後に動かすあの動きも気に入りません。
あと公園で食べているとすかさず寄って来るあの卑しさ。
自分を思い起こすので嫌です。
蹴散らすことは日常茶飯事です。
鳩嫌いのくせに鳩レースを見てみたいと夫に言ったら、
「出発するところしか見れんやろ」
その通りです。
鳩レースについて調べてみると、
鳩の帰巣本能を利用してのレースで、
数百kmも離れた地点から鳩舎に帰るまでのスピードを競うものだそうです。
ということはスタートして鳩を放したら、
後は何も見れないということです。
見に行く案はなくなりました。
鳩レースアレコレはこちらに面白いことが書かれていますので、
読んでみて下さい。
レース鳩には脚環というリングを足にはめているので、
もし近所でそのような迷い鳩を見かけたら、
鳩輸送を請け負っている日通に連絡しましょう。
コチラ。
くれぐれもエジプトのように食べないように。
最後に、鳩レースで思い出したことが二つ。
一つはNYでロイターに勤務する方と麻雀を打った時にこんな話をしていました。
元々ロイターは、パリ-ベルリン間を伝書鳩で情報をやり取りしていたのが始まり。
今はインターネットやTVなどの通信媒体になったが、
今でもベルリンのロイターには鳩がいる。
もう一つは、環八を北上中、壁が壊れているボロ屋の中に
鳩だけど目白押しの状態を思い出しました。
それを見た時は、空き家が鳩に占拠されたと思っていましたが、
実はあれが鳩舎だったのかしら。