2007年05月07日
狸の死骸
姉の家の近所に狸の死骸があるという話を聞いたのは先月でした。
どうやら裏の林に狸が住んでいるようで、何度か見かけたらしいのです。
その狸が道路脇の下水溝で死んでいたのを発見したというメールが来まして、
今回の帰省時にそれを見に行って参りました。
※注意!!グロ画像です。弱い方は見ないでください。
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見たくない方はスルーでお願いします
その下水溝に水は流れておらず、落ち葉に埋もれて狸が横たわっていました。
落ち葉と似たような色をしているので、
良く見ないとそれが動物の成れの果てとはわかりません。
姉の話では、
少し前までは腐臭がしていたそうですが、
すでにミイラ化してしまったそうです。
「それだったら市の清掃課に電話して処理してもらえばよかったのでは?」
と問うと、
「いやー。こういうの滅多に見れないし。どういう風に変化していくのか見たいわ」
だそうです。
なるほど。
生物の朽ち果てて行く様を見たいという欲望はわたくしもあります。
かといって人間の死体でそれを観察することは、
これから人生よっぽどのことがなければ皆無でしょうし、
都会に住んでいる限り動物の死体にお目にかかることも少ないと思われます。
貴重なものを見ることができました。
姪っ子と甥っ子も狸の死骸を何度も見ています。
子供達に生と死を教えるためにも、
成仏した狸には申し訳ありませんが良い機会だったようです。
日本では火葬が義務付けられていますが、
本来生物が死ぬと、このような変化が起こるという
一連の流れを知ることができたようです。
甥っ子なぞは、先日は生きている狸に遭遇して、
「生の狸初めて見た!!」
と興奮しておりました。
その言葉で間違ってはいませんが、少々気になる表現です。
世界には火葬の他にも土葬、水葬、鳥葬等の埋葬がありますが、
やはりわたくしも火葬になるのでしょう。
でもどうせなら他の動物の血となり肉となるのも良いかもしれません。
あくまでも死んだ後での行為ですが。
カンビュセスの籤のミートキューブという手もありますね。