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2007年02月04日

バンコクSPA行脚~The Royal Natural Spaの巻

DIVANAで極楽気分を味わった翌日向かった先は、
The Royal Natural Spaです。
元々ここは行く予定にはなかったのですが、
予約したかった本命のSPAが休業中であったことと、
プロモーションで全メニューが20%OFFだったこともあり、
こちらを予約しました。
どうぜ20%OFFだからと、
『Royal Natural Sense of Angel City』というたいそうな名前のコースを選びました。
ボディスクラブ、ボディラップ、アロマティックミルクバス、
ロイヤルナチュラルシグネチャーマッサージ、
アドバンスナチュラルフェイシャルクラシックトリートメント。
4時間のコースです。
サパーンタクシンから船に乗り、
解剖博物館とパワーアップした犯罪博物館に大興奮し、
カオサンで休憩した後は、拷問博物館とインド人街へ行き、
疲労でデロデロになった体のままスパへ突入しました。
排ガスと汗で小汚くなったこの体をスパで清めたい気分満々です。
昨日のBUA SPAやDIVANAとは打って変わって、
金ピカを重視したタイらしいゴージャス感です。
ワットポーや王宮をスパにしたような派手さとでも言いましょうか。
オリエンタルなムードと言えばそうなんですが、
わたくし的には今ひとつな感じです。
受付のスタッフは笑顔がありません。
大変事務的です。
かといってだらだらしている訳ではありませんが、
昨日のスパ二つがにこやかな対応だっただけに、
冷たく感じます。
お茶を飲みながらメニューの確認し、オイルとボディスクラブを選びます。
一種類のスクラブの効果の説明だけでほかの説明は一切なし。
オイルはジャスミンやローズの香りが全くしません。
段々不安になってきました。
その後、肌にカメラを当てて肌チェックがありました。
初めて自分の肌のドアップを見ました。
産毛が剛毛のように生えています。
剃ったはずなのにフサフサと生えている様子を目の当たりにし、
大変恥ずかしかったのです。
私は乾燥肌、姉は額と鼻はオイリーという診断でした。
いよいよコースの開始です。
施術部屋へ案内されると、
直前まで喋っていたおばちゃんがとりあえず間に合わせのワイをしてお出迎えです。
部屋の中は大変明るいです。
天井には安っぽいシャンデリア、
ベッドが二つ、白いバスタブ、スチームサウナ兼シャワールーム、
ドレッサー、クローゼットがあります。
窓はラマ4世通りに面しているので、車の音がうるさいです。
定番の使い捨てパンツを履いて施術開始です。
ここからはメニューの内容が順番どおりじゃないかもしれませんが、
ご容赦願います。
まずはベッドに横になりますが、
ここでセラピストがロンジーを持っているのに、
わたくしと姉の間に立たないので裸が丸見えです。
何のための壁なのか。
意味ないじゃん。
そしてボディスクラブです。
冷たいスクラブをそのまま肌に塗りたくります。
その度に鳥肌が立ち寒くなります。
心臓にも悪いです。
おまけにエアコンがガンガン効いているのが追い討ちをかけます。
そんでもってエアコンの送風口の前にシャンデリアがあるので、
シャンデリアがカチャカチャと音を立てて不快です。
プラスチックの音です。
ああ。安っぽい。ガラスじゃないのかよ。
イライラ。
寒いからエアコンを消すように言いました。
DIVANAはスクラブはこんなに冷たくありませんでした。
潤滑剤の役目のゲル状物質よりもスクラブの粒々の方が多く、
こすられる度に肌が痛みます。
ものすごく肌に負担をかけています。
それも忙しくなく力任せにこするのです。
イライライラ。
エアコンを消したばかりの寒い室内で、
パンツ一枚でスクラブをされています。
エアコンを消したのになぜまだこんなに寒いのか。
施術部位以外にロンジーをかけていないからでした。
DIVANAとBUA SPAでは体が寒くならないように、
施術部位以外は必ずロンジーをかけて防寒していました。
手、足、背中、一回一回かけてはめくり、かけてはめくりを
繰り返してくれました。
がここにはそれはありません。
たった一枚かけることがなぜできないのか。
イライライラ。
スクラブを落とすためにシャワーに入ります。
シャワーブースは狭いので順番に入りますが、
わたくしがシャワーを浴びている間、
姉は布もかけられず寒さに震えていたそうです。
スクラブの時間を少しだけずらせば済む話なのに、
なぜできないのか。
イライライライラ。
シャワーが終わるとバスタオルと替えのパンツを差し出されました。
片手で。
いや。別に普段は気にならないんですよ。
屋台で片手でバミー渡されたってそれが普通だし。
でもここはスパだろ。
高い金払ってサービス受けてるんだよ。
実際サービス料込みの支払いだし。
それなのにバミーと一緒の渡し方ってどうよ。
セラピスト二人でくっちゃべって笑ってるし。
いくら言葉がわからないとは言え、
客の前で談笑していたら「馬鹿にされた」と思う人もいるだろうが。
ほら。ここに。
イライライライラ。
BGMもこれまたセンスがありません。
鳥のさえずりとか波の音など自然のものがいいのに、
イージーリスニングをタイ風にアレンジした音楽が流れています。
それから特に香りもしないオイルでマッサージして、
スチームに入ります。
前述したとおり、シャワーブースは狭いです。
だから二人で座るなんて無理です。
半空気椅子です。
しばらくしてようやくこの狭さに気づいたセラピストが、
悪びれもなく「ほらよ」と椅子を持ってきました。
片手で。
いや。別に普段は気にならないんですよ。
屋台で片手でカオマンガイ渡されたって(ry
ミルクバスに入りました。
1つしかないバスタブに二人で入れられましたよ。
無理矢理。ぎゅーぎゅー。
狭さをアピールしても、
足を互い違いにすれば大丈夫とかいう感じで放置されました。
イライライライライラ。
バスタブの横に日本の文庫本が十冊程置いてあり、
ここは日本人が多いことがわかりました。
現地の無料情報誌にも広告を出しているので、
日本人が多いのだと思います。
ここに来ているお客さんはどう感じているのでしょうか。
このスパのレベルを。
単にわたくし達がDIVANAを体験してしまったから文句が多いのか、
それとも同じような感想を抱いているのか聞いてみたいところです。
ちなみに、予約した代理店の感想を見る限りでは評判がよろしいようです。
お風呂から上がる時、バスタオルをもらいましたが、
びしょ濡れの冷たいものが手渡されました。
そうです。
一回も替えていないのです。
シャワーを浴びて、スチームにも入っているというのに、
その度にバスタオルを替えるのが当たり前という常識は
ここでは通用しませんでした。
イライラを通り越してため息です。
ついでに消しておくよう頼んだエアコンがいつの間にかついています。
シャンデリアがカチャカチャと鳴っています。
ぬるいお風呂から出たら寒いっつーの。
イライラとため息も溜まりまくったところでマッサージです。
しかしこのマッサージもオイルが全然足りなくて
肌に余計な摩擦を起こし痛いのなんのって。
これじゃあ肌に負担がかかります。
オイルをケチってどうするよ。
香りもしないしね。
はあー・・・。
カチャカチャうるさいエアコンも再度消すように言いました。
あと、物を落とした時に「Sorry,Madam」がないのはよくても
2回続けて落として笑いあうのは如何なものかと。
ここまで来ると、もう早く終わってほしい気持ちがいっぱいです。
フェイシャルの時、記憶があまりありません。
どーでもいいなーと。
姉担当のセラピストが、フェイシャルが終わったら替わっていたそうです。
最初から最後まで担当する人が同じと言うわけではないのですね。
ふーむ。
長い長い4時間が終わりました。
着替えながら、上記の出来事について姉と文句言いまくりです。
チップなんかやる気がおきないと。
とっとと店出て飯行こーぜと。
ロビーに行くとわたくし達が最後の客のようで、
一部がすでに電気が消えていました。
まだ客がいるってのに帰る準備が早すぎです。
こんなところまでタイらしさ満点のスパです。
というわけで、とっとと店を出てレストランまでの道のりは
結構遠かったはずなのですが、
文句を言うのに夢中で短く感じました。
レストランについてもまだ文句が終わりません。
この日以降、気が利く行為を『DIVANA』、
全然だめじゃん的行為を『ロイヤル』と呼称することにしました。
ここは行かなくてOKなスパです。

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