2007年02月11日
異臭騒動
沖縄から帰って参りました。
沖縄の話はバンコクの話の後にまた書きますので、
しばしお待ちください。
さてお話は、羽田からの帰る途中での出来事です。
品川から山手線に乗り込むと、異臭がしました。
チーズというかすえた臭いというか。
クミンで話題になったあの臭いとは少し違います。
アンモニア系も入っているような気もします。
ルワンダで嗅いだ死臭にも少し似ているような。
とにかく臭いんです。
何か臭うと思いながらも、空いている席へと移動し座りました。
すると、さらに臭いがきつくなりました。
臭いの元凶が目の前にいました。
見るからにお風呂に何ヶ月も入っていない風貌の人が
わたくし達の対面に座っていました。
この席が空いているのも頷けます。
昼間の太陽で暖かい車内で、その人はぐっすり寝ていました。
あまりの臭さに「ココは無理」と判断し、
すぐ隣の車両へ移りました。
もちろんしっかりドアも閉めました。
「すごい臭いねえ。どうりであの席が空いてるわけだよ」
「日光で温められて更に臭いが拡散しているな」
「渋谷と新宿あたりで人がたくさん乗ってきた時が見物だね」
というような会話を交わしていると次の駅に着きました。
何も知らない人が隣の車両に乗り込んできます。
近くに座ったものの、あまりの臭いにこちらの車両に移る人。
おもむろにマフラーを鼻まで上げる人。
臭いの元凶を探そうと周りを見回すカップル。
鼻をつまみながら乗り込むおばさん。
車内が混雑する渋谷になっても、その人の周りに座る人はいません。
近くに立っている乗客は背を向けています。
そしてこちらの車両に移動する度に、
わたくし達のすぐ傍のドアが開け放たれ、
それと同時に刺激臭が漂ってきます。
気が利く人は閉めてくれるのですが、
大急ぎで臭いから逃れたがっている人は、
勢いよく開けたまま遥か彼方へと逃亡してしまいます。
そしてドアが開いたまま電車が動き始めると、
空気が後方へと動くので、モロに臭いが直撃してしまいます。
それを防ぐため、素早くドアを閉めるわたくし達。
ファブリーズや「トイレその後に」を撒き散らしたい気分でした。
恐るべし生物兵器。