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2007年02月05日

バンコクSPA行脚~Siri Giriya Spaの巻

4軒目はSiri Giriya Spaです。
Myth of Beautyという6時間のロングコースを選びました。
ハイドロハーバルテラピー、ヘアースパ、ハンド&フットスパ、
ボディスクラブ、ホットソルトクレイポットによるボディコンプレス、
SIRIスリミングマッサージ、リフレッシュメント、軽食、
ハーバルフェイシャルコンプレス、
ヘアーセッティング(ヘアードライ、マニキュア、ペディキュア)
盛り沢山のメニューで二人とも楽しみにしておりました。
ロイヤルのリベンジなるか、といったところです。
庭も家も狭いながらも、
窓が開け放たれ開放感でいっぱいです。
スタッフが笑顔で迎えてくれました。
幸先が良い感じです。
お茶を飲みながら、予約メニューの確認をしました。
すると、わたくし達の選んだコースよりも
少ないメニュー内容のコースが書かれたものを提示され、
もしここにハンド&フットスパをプラスするならあと600Bが必要と言われました。
わたくしの手持ちのバウチャーにはメニュー内容までは書かれていなく、
コース名が書いてあるのみです。
しかしハンド&フットスパは予約メニューに含まれていることを
昨晩の内に確認済みなので、全て込みで予約してあることを告げ、
予約代理店に電話して確認してもらうことにしました。
予約代理店のHPにメニュー内容が書かれているのですが、
日本語なのでスタッフに確認させようがないのです。
電話が繋がると、代理店事の顛末を説明しスタッフと替わりました。
するとスタッフもようやく納得し予約時の内容でOKと相成りました。
実はメニューの内容を覚えていたのはたまたまだったため、
メニュー内容の食い違いを発見できたようなもので、
昨晩チェックを怠っていたら、ハンド&フットスパはないまま
施術を受けることになっていたと思います。
くわばらくわばら。
気を取り直して、部屋へと案内されます。
今日も姉と一緒のツインルームで施術を受けます。
部屋は昨日のロイヤルとは大違いで、
無駄な照明が一切ない空間で、
わたくしの大好きなモダンなアジアのインテリアです。
金ピカでなくてホッとしました。
窓の外には天井から水が流れるようになっており、
水の流れる音が絶えず聞こえてきます。
ベッドが二つ、その間に小さなドレッサーと洗面台、
大きな鏡の後ろに洋服をかけられるようになっていて、
外観を損ねない工夫がなされています。
白いバスタブにスチームブースもあります。
まずはハイドロハーバルテラピーです。
薬草の匂いのするバスタブに入ります。
銭湯の薬草湯っぽい感じです。
お湯はかなりぬるめですが。
セラピストは片言の英語ですが、
にこやかで無駄話もせず良い印象です。
「こりゃあ、なかなかDIVANAだねー」
姉と話します。
ロイヤルと同じく一つのバスタブに一緒に放り込まれいているのに、
あまり文句が出ないのはその他の対応が良いからでしょう。
浸かりながらタオルで体をゴシゴシ洗ってもらいました。
普段から手だけで体を洗うわたくしには、
固めのタオルでこすられるのは刺激的でした。
お湯につかりながら、ヘアースパの開始です。
てっきりバリ島で受けたようなアボカドクリームを塗り塗りしてマッサージする
ヘアクリームスパかと思ったら、
単なるシャンプー&トリートメントでした。
人にやってもらうシャンプーは大変気持ちが良いもので、
それなりに満足しましたが、
これならその辺の美容室で200Bでブローとシャンプー込みのカットの方が
いいような気もしました。
まあスパでやることに意義があるのかもしれませんが。
雰囲気に金払ってるんだし。
お次はボディスクラブです。
昨日と同じく忙しない系の速さですが気持ち良いです。
これとハンド&フットスパの記憶が抜け落ちています。
気が付いたら、再びお風呂へ連れて行かれていました。
これが良くなかった。
一番最初に入ったお湯のままでぬるいのなんのって。
だいぶ時間が立っているから寒いってのに。
これならシャワーブースでシャワーを浴びた方が良かったです。
でも入りながらフルーツとお茶のサービスがあり少し挽回しました。
しかしこのお風呂の印象を覆すくらい、
ホットソルトのボディコンプレスは最高に気持ちよいものでした。
これまでのスパの中で一番気持ちの良いメニューと言っても過言ではありません。
うつむいての施術のため何を使っていたのかはわかりませんが、
温めた塩の塊を体に押し当てるのです。
押し当てられた部分はじんわりじんわり温かくなり、
凝り固まっていた患部がほぐれていくような感覚です。
極楽極楽ー。
でも一番最後に背中に当てられた時、
思いっきり押し当てられて思わず「あちー!」と叫びました。
全身に塩を押し当てられたら、体もポカポカしてきました。
続いてスリミングマッサージです。
強めのマッサージに「うっうぅっ」と声ももれていまいます。
スリミングなだけに脂肪を揉み解すことに心血を注いでいるような強さです。
ここら辺も記憶がありません。
いつしか寝てました。
フェイシャルはバラの香りの化粧水を使っていました。
後で見たらコスメはジュリークを使用していました。
憧れのジュリークでふんだんに使いケアしてもらって感激です。
ポイントアップな出来事でした。
フェイシャルでも寝てしまいました。
寝てばかりのメニューでした。
それくらい気持ちよいものだったということでご勘弁を。
マッサージの終了を告げられたのは終了予定時間の1時間半前でした。
この後残っているメニューは、
軽食、ヘアーセッティング、マニキュア、ペディキュアです。
テラスでジュースとサラダの軽食をつまみながら、
塩のホットマッサージについて話し合いました。
食べ終えると、日傘を差し出され「ついてきてください」と言われました。
ほう。このスパには離れもあるのかと思い、
歩いていったその先は2軒隣の美容室でした。
普通の美容室です。
その辺にある美容室です。
まさかここでヘアーセッティングじゃないよね。
マニキュアもここじゃないよね。
違うと言ってくれ。
間違ったと言ってくれ。
心の叫びもむなしく、ここでケアすることは決定していました。
何だよこれ。
スパのメニューに書いてあるなら、
当然スパ内で受けるもんだと思うだろうが。
誰がレストランのメニューで注文したものが、
外の屋台から届けられると予想するんだよ。
そんな万馬券当てられるかよ。
金返せ。
でももう後戻りはできません。
ここで文句言いたくとも、英語のできるスタッフはスパへ戻ってしまい、
残されたのはタイ語オンリーの美容室のお姉ちゃんと、
スパから来た姉担当のセラピストだけです。
仕方なくされるがままケアの開始です。
椅子に座りながら、
わたくしは美容室のお姉ちゃん、
姉はセラピストにネイルケアを受けます。
ここはスパではなく町の美容室です。
当然二人とも喋りまくりです。
スパでは無言で微笑んでいたセラピストも、
人が変わったように喋っています。
すんごい適当に爪に何かを塗り、爪の表面を削っていきます。
その後甘皮をケアし、爪の形を整え、爪周辺の皮を切り落とし、
マニキュア2度塗り→トップコートで終了です。
これを足にもやります。
わたくしの担当のお姉ちゃんは本業だけあって、
素早い作業でとても上手です。
ネイルケアを受けたのは初めてですが、
思ったよりもきれいに仕上がっていました。
喋っていても手を動かすタイプで助かりました。
髪のセットもさらさらストレートにしてくれました。
姉の担当のセラピストはネイルは専門外のようで、
ゆっくりゆっくり作業していました。
わたくしの方が髪のセットまで終えてしまい時間がなくなったのか、
トップコートは塗られなかったそうです。
適当だな。
そしてヘアーセッティングでも可哀想でした。
姉の髪の毛は放っておくと広がってしまう髪質で、
スパで洗いっぱなしだったため、
広がり予防の帽子を取ったら爆発していました。
お姉ちゃんも笑っています。
多分セラピストと
「すんごい髪だねー。爆発してるよ。まじすげー。マジうける。」
とかいう会話をしていたと思われます。
それでもそこはプロの腕の見せ所。
ヘアーアイロンとブローでさらさらストレートになりました。
これには姉も喜んでおりました。
仕上がりには満足したものの、
スパ外でのケアが腑に落ちないままコースは終了しました。
トータルで見れば満足のいく内容だと思います。
ヘアケアとネイルケアのついてないコースにすれば、
ここはお勧めです。
帰国後、予約代理店には、
予約バウチャーにコース内容の英語表記での内容記入を要望しました。
それとスパ外での施術内容にも触れ、
もしスパ外での施術だと知っていたら予約しなかった旨も書き添え、
メールを出しました。
返信が来ました。
代理店の方でも契約内容と食い違いが起きるとは想定していなかったそうで、
これからは英語のメニューも記載するそうです。
そして例の美容室の話は、寝耳に水だったそうです。
これまで誰もそのコースを受けていなかったのか、
もしくは誰も文句を言わなかったのかどちらかはわかりませんが、
これからスパ側と検討しもう一度メールをするそうです。
予約代理店から、
こんなに丁寧に謝罪のメールが来るとは思っていませんでした。
代理店が悪いわけではないのに。
今回この代理店を通じて4軒のスパを予約し、
すでに20%OFFとか10%OFFになっているところをさらに値切ったわたくしですが、
代理店はスパ側からのキックバックの中から値引きしてくれました。
何て素敵な代理店なんでしょう。
出産費用を値切った夫を見習ってよかったと思いました。