2006年05月25日
いわく付き住宅
区営住宅の申し込みパンフレットを眺めていたら、
他の物件は郵送で申し込みですが、
一軒だけ「直接申し込み」と書かれておりました。
その物件にはこう注釈がありました。
・「孤独死のあった物件」「自殺した物件」「事故のあった物件」
いずれかに該当するものです。
要は死が絡んでいるということなんですが、
どういう死に方なのかによって、
借りるかどうかの気分も変わります。
夫と話していた死に方は、
・自然死
・餓死
・首吊り
・お風呂で倒れてグツグツ・・・
・刺殺
こんなところでした。
「昔はみんな家で看取ってたんだから家に死んだ人がいたって普通だ」
と夫は誰に言い聞かせるでもなく言います。
実はこの物件を前々から狙っていたわたくしは、
住宅課に問い合わせてみることにしました。
すみません。
この物件で誰か死んだようですが、
どういう状況だったんでしょうか?
「個人の特定に繋がりますので、その件については詳しくはお話できません。
ですが、ハウスクリーニング済みですし、
そのようなことがあったことを踏まえて借りてくださいという物件ですので」
今のところ申し込みはどうですか?
「相当数申し込みが来ているので抽選になります」
死んでいようが何だろうが、
気にしない方が結構多いようですが、
わたくしは、やはり死に様が気になります。
電話の後、またパンフレットに目をやると、
礼の物件にはもう一つ注釈がありました。
「この物件には浴槽と風呂釜がありません」
見取り図にはお風呂のスペースがあります。
同じ物件に住んでいる友人宅に浴槽がないという話は聞いておりません。
なのに浴槽がないとはどういうことでしょうか。
先ほど夫と話していた死に方について思い出しました。
風呂でグツグツ・・・。
まさかね・・・・。