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2006年05月23日

頑張れミンディ君

ある日、近所の仏壇スーパーへ行くと、
金髪の白人青年がレジを打っておりました。
スーパーで働く白人を見たのは、
2003年のアメリカ以来です。
新宿区という土地柄、
アジア出身の方がコンビニやスーパーの店員をしているのは珍しくないのですが、
ずば抜けて背の高い、そして肌の白い、
そしてパツキンのおにいちゃんがレジ打ちをしている光景に
妙な違和感を覚えました。
彼の名前はミンディ君。
その後、何度かスーパーへ通ううちに、
彼が夜の時間帯にアルバイトをしていることがわかり、
何度目かの会計で話しかけてみることにいたしました。
わたくしの予想では、アングロサクソン系のイギリス人かと思っていましたが、
そのような英語圏の人間が、
英語を使った仕事ならいくらでもある日本で、
わざわざスーパーを選ぶはずがありません。
N○VAとかAEO○などの英語職を選ぶはずです。
どこの国の人か聞いてみたら、
意外な答えが返って来ました。
「リトアニアです」
近所のゲストハウスのマネージャーは、
「北欧」と予想していましたが、
近いものがありました。おしい。
バルト三国ですから。
「リトアニアなら首都のヴィルニュス出身ですか?」
と尋ねると、ミンディ君の顔色が明るくなりました。
「そうです!よく知ってますね!」
とても嬉しそうでした。
おそらくこれまでミンディ君に話しかけたおば様方は、
「リトアニア?どこそれ?」
という反応だったと思います。
力士の把瑠都(ばると)が有名になったとはいえ、
把瑠都はエストニア出身ですし。
夫にミンディ君の話をすると、興味津々でした。
これからミンディ君を家に呼ぶことができるまで仲良くなるために、
仏壇スーパーに通い続けます。