2005年11月22日
バンコクジャパニーズ
久々に旅の本を読みました。
バンコクジャパニーズ列伝という、
バンコクに住む日本人を取り上げたものです。
バンコク在住と言っても、大企業の駐在員のことではなく、
ハードゲイ、タイで出家した僧侶、ニューハーフアイドルなどなど、
個性的な面々ばかりで、
内容も裏世界のことが多く語られています。
しかしエグい話も多々あれど、さらっと読めてしまうのは、
著者の軽快な文章にあると思います。
大変読みやすいです。
「自分探しの旅に出た」とか
「その少年の瞳に貧しいながらも清らかな光が見えた」的な
体の痒くなるものを読むよりもこういう本の方が好きです。
一つ残念なのは、
この本の著者である皿井タレーさんこそ、バンコクジャパニーズ列伝に載せて欲しかったということです。
本を読んでも素性がわからない謎の人物です。
あー、タイ行きたい。