2005年04月10日
小学生の川柳
近所の神田川に桜を見に行ってまいりました。
この西早稲田を流れる神田川沿いには、川柳が貼ってあり、
早大生、商店街の方々、小学生が作ったようです。
中でも小学生の川柳に妙に惹かれてしまい、
気がつけば、桜の写真を撮らずに、
川柳ばかりを撮っておりました。
甘泉園というのは、神田川の近くにある日本庭園でして、
落ち着いた佇まいをしております。
1回散歩をしたことがありますが、
池に立てた看板に、
「鯉ヘルペスが発生しました。気をつけて」
と書かれていたのが印象に残っています。
見た目はきれいでも、よく見ると汚いというのは、
こういうところを突いてるのかもしれません。
鋭い着眼点だと思います。
オールひらがなで、全体をやさしい雰囲気に持っていこうとしてますが、
書いてあることはシビアです。
汚いことをこんなに強調しなくても、
1回言えばわかります。
この汚い神田川にも鯉が住んでます。
栄養もなさそうなこの川、
プランクトンもいないだろうにと思いきや、
普通に見る鯉よりもよく肥えています。
アルゼンチンで見た巨大鯉といい勝負だと思います。
そんなによく成長して太っているのは、
この環境に順応しているからであって、
それを作り出しているのは紛れもなく人間です。
それなのに憎まれてるとは知りませんでした。
反省。
この川柳のおかげで、甘泉園だけでなく、
神田川までもが鯉ヘルペスに冒されていたことが判明いたしました。
最近の小学生は平気で「ヘルペス」と言えるんですね。
頭に「鯉」とつけただけで、こんなにもお茶目になるとは。
それにしてもおめでたいお花見なのに、
この川柳の選別に誰も疑問を抱かなかったのでしょうか。