2004年09月27日
清潔の概念
わたくし、実家でゴキブリを見たことがありません。
ゴキブリホイホイも使ったことがありません。
ゴキブリというものが身近になったのは旅に出てからです。
わたくしの家はそれはそれは綺麗です。
それは外観が立派だとか、豪華だとかいう意味ではなく、
清潔なのです。
ゴミが落ちてません。埃も積もっていません。
フローリングの床はスカートの中が見えるくらい磨かれています。
汚くなりがちな台所も、常にピカピカです。
実家ではスリッパの着用が義務付けられています。
なぜか?
素足ですとゴミが足の裏について、汚れを撒き散らすことになるからです。
わたしくしはこういうことが「当たり前」だと思っていました。
他の家でももちろんそうなのだろうと。
しかしいざ他人と生活してみると、
私の生活の「当たり前」が、他人の「当たり前」ではないことがわかりました。
例えば、実家での「当たり前」
・お風呂から上がったら、お風呂場の水滴は全て拭き取るべし
・食べたらすぐ洗ってすぐ拭いてすぐ片付けるべし
・物を食べる時は必ずテーブルでこぼさぬよう食べるべし
もしこぼしたらマッハ5の速度で拭くべし
(↑こぼした時点で母の逆鱗に触れる)
・壁のポスター張り禁止(壁に傷がつくから)
・動物なんてもってのほか(家が汚れるため)
実家を出た今でも従順にこれを守っています。
刷り込みは恐ろしいです。
骨の髄まで染み込んでいますから。
この前、明治通りの交差点をゴキブリが横断してました。
それもちゃんと青信号の時に。
あんなに交通量の激しいところをわざわざ渡らなくても・・・
と思いましたが、そんなのゴキブリの勝手なのでどーでもいいですね。
わたくしの住まいの周辺は飲食店が多いので、
今では身近な存在のゴキブリです。