2004年05月24日
北京で毛沢東の死体を、
ハノイでホーチミンの死体を見てきました。
あ。遺体って言った方がいいでしょうか。
でも死体で行きます。
社会主義国は、党の偉い方を防腐処理するのがお好きなようです。
調べただけでも、
旧ソ連のスターリン
ブルガリアのゲオルギー・ディミトロフ
モンゴルのチョイバルサン
チェコスロヴァキアのクレメント・ゴットワルト
アンゴラのアゴスティニョ・ネト
ガイアナのリンドン・フォーブス・バーナム
北朝鮮の金日成
ずらっと出てきました。
こうしてみると結構多いものですね。
私は2体しか見てませんが、
どちらも蝋細工のようにつやつやしてるんですよ。
不自然な光り方なんですけど。
有名人の遺体を巡る旅ってのもいいかもしれませんね。
今日はちょっと疲れてるので、キーを打つ手も重けりゃ、
文章も冴えません。
申し訳ございません。
明日はがんばります。
おやすみなさい。
2004年05月23日
昨日は新宿で飲んでました。
知人が主催なんですがただの飲み会ではなく、
「民族衣装を着てくること」が義務の飲み会でした。
主催者も自身が相当濃いので、
それに群がる輩もさらに濃いだろう。
つーことは皆様、ベリーダンスの衣装やルンギーで来るに違いない。
それなら私も負けずに気合い入れなければ。
よし。
ってことで家から民族衣装着て電車に乗る予定でしたが、
非常に寒いので、三越で化粧と着替えをすることにしました。
日和ってます。
とりあえず三越のパウダールームを独占し、化粧しました。
普段使わないアイシャドウなんぞ入れまして、
しかもブラウン系。
目を強調させるためにマスカラは普段の倍。
洋服に合うように髪はアップ。
そしてこの日のためにバンコクのインド人街で買った
パンジャビドレスを着ました。
ここまでやれば他の濃い方々に負けないだろう。
しめしめ。
さてさて会場へ合流することになりました。
結構な人数が集まってるようで、
一種異様なメンバーだろうなと思いながら部屋へ入るとどよめきが。
「おお~!民族衣装だ~!」
あれ?わたくし部屋間違えましたか?
どう見ても普段着の方のフツーの飲み会にしか見えませんが。
帽子やジャケットのワンポイントに、
それらしい柄を使ってる方はいらっしゃいますが、
完璧になりきってるのはわたくしくらいでした。
えー。
ちょっと肩透かし。
その後、サリーを着たり、アラブ人になってる方もいらっしゃいましたが、
皆様店の中だけの着用で、
外に出る時はフツーに戻っていました。
その後やけになって、友達持参のチャイナドレスまで着てしまいました。
一人コスプレ大会でした。
2004年05月22日
先日、大相撲を見に行ってまいりました。
実はわたくし今年の初場所を見に行って以来、相撲ファンなのです。
目の前で見てみると、ふんごい迫力なんですよ。
力士は飛んでくるわ、審判の親方の頭がシリコン入れてて尖がってるわ、
シルクハット姿で日の丸扇子を振りかざす有名な客がいるわ、
外国人観光客はおおっぴらに賭けてるわ。
わたくしの興味をひきつけるネタにあふれておりました。
さて、この日は11時頃から親方審判の後ろで見ておりました。
取り組みはちょうど序三段目。
今の力士は外国人がどんどん増えています。
このクラスだけでも中国、トンガ、ロシアの力士がいました。
中でもわたくしが注目したのは大露羅です。
大露羅=おおろら=オーロラと読みます。
オーロラと言えば、北極圏に近い所で見られる美しい光のカーテンですね。
そのオーロラを四股名にするなんて、
さぞかし色白肌の美男子が登場するのだろうと、
高鳴る胸を押さえて登場を待っておりました。
「ひが~しぃ~、おお~ろらぁ~」
呼び出しに四股名を言われて登場したのは、
おそらく今全力士中で一番体重があるであろう巨体の色白でした。
色白はあってるのでニアピン賞でしたが。
巨体と言ってもほぼ脂肪の塊と思われます。
筋肉はどこにあるのかわかりません。
顔はお肉で普通の倍くらいあります。
お腹は厚みのある3段腹。いいえ。4段以上でしょうか。
お尻と太ももは境目がなく、セルライトの塊で形成されているようです。
その巨体を支える足には、青い血管が浮き出ています。
ここまで来ると最早病気なのでは?と心配してしまいました。
その大露羅を目の前にすると、どんな力士も小さく見えます。
圧死ということもありえると思います。
「西方死ぬなよ」
対戦相手の大鷹浪を心の中で励ましながら、取り組み開始。
あっ。
大鷹浪が大露羅にぶつかっていきました。
がしかし、これは相撲ではありません。
生物が別の生物を食べているように見えます。
大鷹浪が大露羅に捕食されています。
もうそうとしか見えません。
大露羅のお腹の肉に埋もれる大鷹浪。
ズブズブズブ。
大鷹浪、完全に捕食されました。
・・・と筒井康隆ならSFちっくにまとめて終了でしょうけど、
これは現実世界の大相撲です。
土俵の外に出すか、相手に土をつけさせるかしないといけません。
巨大な肉塊に埋もれながらも、何と巨体の大鷹浪が勝ってしまいました。
うへえ。
ということで捕食系力士の大露羅から今後も目を離せません。
2004年05月21日
話は飛びまして、学生時代のお話です。
ホワワワワ~ンは飽きたのでもう止めます。
学校の講義で解剖学がありました。
先生は心の底から「解剖大好き!」という嬉しさが滲み出てる方で、
授業は一人でぺらぺらと専門用語を使いながら、
骨や筋肉について説明していました。
おそらく人体の構造にはまり過ぎて、
生身の対人間関係においてはコミュニケーション下手という
典型的な研究者体質だったような気がします。
さていつものように講義を聞いていたら、
「えー。今度の○曜日、講義後に人体解剖の講義をしますので、
参加したい人は来て下さい」
「えー!!!解剖???いやー!」
教室はどよめきました。
女子ばかりのクラスですから、みんな動揺しています。
もちろん私はそれを聞いてすぐに参加を表明しましたが、
解剖当日には怖いだのなんだの言ってた子達も参加しており、
結局クラスの大半が参加していました。
解剖室は地下にありました。
学部の3年生は人体解剖が解剖学の必修で、
何班かに分かれて人体解剖を行います。
それが終わった教室をそのまま使い、私達の臨時の解剖講義が始まりました。
部屋はホルマリンの匂いが充満しており、
この匂いだけでまいってる人もいます。
遺体はすでにホルマリンに漬かっているため、黄色く変色しています。
外形は人間の形ですが、
すでに頭や内臓は解剖が始まっており、切られています。
先生はいつもよりも嬉しそうに実習を開始しました。
私も気合を入れて一番前で鑑賞することにしました。
「それではまずこちらの方から」
と言って内臓を触る先生の手は素手でした。
手袋をしてません。
え?ホルマリンで劇薬だよね?触って大丈夫なのか??
てゆーかすっげー幸せそうにしゃべってないか?
信じられません。
絶対おかしいです。
素手で腹部を開き、内臓を取り出して意気揚々と説明する様は、
目の前の遺体よりもグロテスクそのものでした。
あまりにもその印象が強烈だったため、
残念ながら解剖の内容はほとんど覚えていません。
2004年05月20日
ひき逃げを見た数年後のお話をいたしましょう。
あれは小学校低学年の時でした。
ホワワワワ~ン
その頃は社宅のアパートに住んでおりました。
アパートは敷地が広く、4階建てで2棟あり団地のようでした。
滑り台やブランコなど子供の遊べる簡素な公園もありました。
大きな柳の木がある家の前の広場は、一段下がっているため車は入れません。
そこは子供たちの格好の遊び場になっていました。
柳に登ったり、だるまさんが転んだをしたり、鬼ごっこをしたり、
実に元気に遊んでおりました。
さてある日の午後、この広場で友達とバドミントンをしていました。
車も来ないため、バドミントンをするには格好の場所です。
1時間くらい遊んだでしょうか。
バドミントンで軽く汗をかき、家に戻りました。
広場には他に誰も遊んでる人はいませんでした。
しばらくしました。
外で誰かが騒いでいます。
もしかしたらキャーキャー叫び声がしたような気もしますが、
記憶が定かではございません。
何が起きたのかと広場へ飛び出したら、
首吊り死体があったのです。
先程までバトミントンをしていた柳の木の下に。
第一発見者はここで遊ぶ子供でした。
私達がバドミントンをしている時は、
確かそんなものはぶら下がってなかったと思います。
ということは私達が引き上げた後に、首を括ったということになります。
もしかしたら私達がいなくなるのを見計らって、
どこかで待っていたのかもしれません。
それ以来、誰もここの柳の木には近づかなくなりました。
広場で遊ぶ子もいません。
それでも部屋から見えるのです。
柳の木が。
アパートの出口が柳の木の傍なのです。
中学に上がると同時に引っ越しましたが、
それまでは夜帰るのが怖くて怖くてたまりませんでした。
2年前ほど前にそこはアパートごと取り壊され、
今では新しいマンションを建設しています。
きっと柳も伐採されたことでしょう。
それでも私は今でもあの場所に近づくことができません。